【ソフトテニス】2023年全日本シングルス男子結果予想

5月13日〜5月14日に行われる全日本シングルス男子の結果予想と軽い展望のようなものです。

組み合わせは日本ソフトテニス連盟のホームページをご参照ください。


結果予想

優勝:船水颯人
準優勝:上松俊貴
ベスト4:丸山海斗/広岡宙
ベスト8:端山羅行/長江光一/米川結翔/内田理久


今大会の最注目ポイントは、去年は怪我の影響もあってかシングルスで活躍することができなかった船水颯人選手が再び王座に就くのか、それとも去年のシングルスで活躍した上松選手や広岡選手、内田選手などが引きずり落とせるか。


優勝予想は船水颯人選手。去年は怪我の影響で全日本シングルスを棄権したが、今年は万全の状態で臨めるか。出場した全日本シングルスでは3連覇中のシングルス絶対王者が復権となるか。

対抗1番手は、船水颯人選手不在の去年の全日本シングルス覇者の上松選手。去年は圧倒的な実力でシングルスチャンピオンとなり、今年は沖縄で行われたインターナショナルチャンピオンシップで優勝を果たして世界ランキング1位となっている。ダブルスの相方の船水選手を倒して名実共に世界最強のシングラーとなれるか注目。

ベスト4予想は、去年もベスト4に入った丸山選手と広岡選手。
丸山選手は去年はプロ選手としての意地を見せたか、プロ選手では最高位のベスト4入り。今年も持ち前の破壊力抜群の攻撃的プレーで上位進出を果たし、初の決勝進出を叶えることができるか。
広岡選手は昨年の日本代表予選会を制し、今年も日本代表としてアジア競技大会に挑む日本トップのシングラー。去年のコリアカップでは世界トップシングラーのキムジヌンから白星を奪って準優勝し、つい先日韓国で行われた大会では船水颯人選手と上松選手に勝って優勝するなど、今1番勢いがある。アジア競技大会でも起用されるだろうシングルスでの活躍に期待がかかる。

ベスト8は、
ハイジャパシングルス準優勝を経験し、大学入学後も世代最強クラスの結果を残しているナショナルチームの端山選手。
もうすでに成年の部に出られる年齢だが全く衰えが見えず、全日本の最前線で戦い続けるベテラン長江選手。
昨年のインカレシングルスチャンピオンで、全日本シングルスでもベスト16の米川選手。
去年の代表予選会と全日本シングルス、インターナショナルチャンピオンシップで準優勝した、サウスポー日本最強シングラーの内田選手。
上記4人を予想。


各ページの展望と予想

1ページ目

勝ち抜け最有力は、ディフェンディングチャンピオン上松選手。2023年の日本で開催された大会では単複共に無敗の最強プレーヤーはどこまで無敗を継続できるか。

対抗は、去年の全日本シングルスはベスト32で、代表予選会では船水颯人選手・内本選手を倒してベスト8入りの井口選手。

左の山では、去年は日体大のキャプテンとして活躍した下國選手、強豪ひしめく東京都シングルス準優勝の米澤選手が強力。武市選手と松田選手の国体山口代表選手対決にも注目。

右の山では、去年ベスト32の品川選手や、去年インカレシングルスベスト8の中村選手、その中村選手と初戦で対戦する元ペアの永江選手が有力か。高校世代最強格の浅見選手や、日体大で力を付けている大村選手にも注目。


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勝ち抜け最有力は、ナショナルチームの端山選手。高校時代はハイジャパ準優勝するなどシングルスでの適性を見せ、早稲田大学で更に成長する端山選手が、今回どこまで進めるか。

対抗は、去年全日本シングルスベスト8の村上選手。ベテランと呼ばれる年齢になってもまだまだ第一線で安定して活躍し続けているが今年も結果を残せるか。インドアシーズンは膝にテーピングを巻いており、欠場する試合もあったが、どこまで復活しているか。

左の山では、ヨネックスのシングルス担当伊藤選手と、太平洋工業のシングルス担当立木選手の実業団2選手の争いとなるか。九州学生優勝の平山選手や、去年中学生ながら勝利を挙げていてJOCのU-17で優勝している選手などが下剋上果たせるかにも注目。

右の山では、関西学生シングルス準優勝の選手や、高校時代から活躍する実力者溝端選手が強力。また、去年のハイジャパベスト4の高井選手や、実業団で活躍する山本選手・小原選手、北海道の世代No.1プレーヤー岡田選手も侮れない。


3ページ目

勝ち抜け最有力は、全日本シングルス優勝経験もある長江選手。去年の全日本シングルスは棄権となったが、代表予選会ではベスト4入りしており、ベテランの域に達した今でも活躍を続けている。今回も上位進出は堅いか。

対抗は、去年のベスト8の船水雄太選手。こちらも全日本シングルス上位進出常連選手。持ち前の気合溢れるパワーストロークで圧倒して結果を残せるか。

左の山では、去年のインカレシングルスと今年の関東学生シングルス準優勝の矢野選手や、シングルス世界ランキング5位で関東学生4強の日体大のエース格片岡選手、東邦ガスの1番手後衛の仲川選手など強者がひしめいている。

右の山では、中本選手や、掛川選手など全日本シングルス上位経験者や、関東シングルスベスト8の寺本選手、北海道最強選手の内海選手など実力者が多い。
また、中学生時に東京の一般のシングルス優勝や全日本選抜のシングルスで印象的な成績を残し、現高校1年生ながら奈良県のハイジャパシングルス予選で優勝するなど早くも頭角を現している植田選手がどんな結果を残すのか楽しみ。


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勝ち抜け最有力は、去年のベスト4の丸山選手。かつては大会によって波がある印象だったが、昨年下半期からはダブルスでは安定した好成績を残していただけに、シングルスでも安定感を出せるかに期待。

対抗は、去年のハイジャパベスト4や、全日本シングルスベスト16、JOCシングルス優勝、JJCシングルス準優勝など、シングルスで世代トップクラスの結果を残し続ける橋場選手か。

左の山では、怪我から完全に復帰して挑む丸中選手や、学生時代からシングルスに定評がある谷岡選手、去年ベスト32の高谷選手、実業団の実力者の戸畑選手などが上位進出を狙う。高校でしのぎを削る高田商業の長根選手と、尽誠学園の米川選手のU-17選手にも注目。

右の山では、世代トップ選手の黒坂選手や、ヨネックスの大将林田選手、シングルスでも活躍する中原選手などが強力。プロ選手として挑む広光選手はどんな結果となるのか。


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勝ち抜け最有力は、日本代表の広岡選手。年々実力を伸ばしているだけに、今年こそシングルス制覇に期待がかかる。

対抗は、ワタキューセイモアのエース北野選手。高校時代からシングルスで活躍しているが、去年はついにベスト16進出。今年も上位進出果たせるか。

左の山では、過去に全日本シングルスベスト8の村田選手や、去年64入りの松本選手、シングルスでも上位進出経験の鈴木選手あたりが実績と経験で優位に立つ。

右の山では、安定して結果を残す高月選手や、世代トッププレーヤーの野口選手が強力。高校最強を争う尽誠学園と高田商業のエース前衛の野本選手・安達選手など若手選手にも注目。


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勝ち抜け最有力は、インカレシングルスチャンピオンの米川選手。去年の全日本シングルスでもベスト16入りしており、今年は更に上の結果を残せるか。

対抗は、実績十分の安藤優作選手。去年の全日本シングルスはベスト8で、内田選手との元ペア対決も記憶に新しい。今年も安定したプレーで活躍できるか。

左の山は強者揃いの激戦区。沖縄インターナショナルチャンピオンシップで世界ランキング4位となった選手や、学生時代からシングルスで活躍する星野選手、中央大Wエースの幡谷選手、更にヨネックスの山根選手や、福井県庁の早川選手、ミズノの九島選手、去年32の坪井選手など社会人の実力者も多数。混戦を抜け出すのは誰になるか。

右の山は、去年のハイジャパシングルス王者の岩田選手や、実業団で活躍しているマツダの西川選手・和歌山県庁の夏見選手、今期からアキムに加入した國松選手などに期待。


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勝ち抜け最有力は、シングルスの絶対王者船水颯人選手。去年は怪我の影響で棄権となったが、それまでは出場した全日本シングルスで3連覇を継続中。不在の間に台頭してきた選手に再び強さを見せつけられるか。

対抗はこちらもプロ選手の上岡選手。去年の全日本シングルスではベスト16で、インターナショナルチャンピオンシップでは上松選手とファイナルデュースの熱闘を繰り広げて世界ランキング5位となった。2月に脚を怪我をして今回が復帰戦となり、状態や感覚に不安はあるが、実力を出し切れるなら打倒船水選手にも期待がかかる。

左の山では、シングルス世界ランキング3位の本倉選手や、かつての全日本シングルス王者の鹿島選手、広岡選手とのペアでインドアシーズンを沸かせた橋本選手などが船水選手にどこまで迫れるか。

右の山では、大学1年生ながらナショナルチーム入りの菊山選手や、日本リーグでシングルスで活躍の名取選手、シングルスでも実力の高い日体大の田中選手などが打倒プロ選手に挑む。


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勝ち抜け最有力は、去年準優勝の内田選手。日本のサウスポーでは常に最高の結果を残しているが、優勝には惜しくも後一歩届かない状態が続いている。今度こそ栄冠を掴めるか。

対抗は、学生時代からシングルスで結果を残している阪本選手。大学時に全日本シングルスベスト4、インカレシングルスベスト4に入ったが、去年は3回戦敗退。今年は実力を発揮できるか。

左の山では、関西学生シングルス王者の近藤拓空選手、去年ベスト32の石井選手、去年国体4位埼玉県メンバーの近藤昴選手などの実力者が上位を窺う。

右の山では、東邦ガスのエース大友選手や、インカレシングルスベスト4の荒木選手、高校生の実力者の根岸選手・坂口選手などに注目。
また、硬式テニスのプロプレーヤーの羽生沢選手が全日本シングルス初出場。内田選手の真上の小山からの登場だが、ソフトテニスのトップ選手相手にどんな結果を残すのか楽しみ。


去年は船水颯人選手が不在の中、日本トップ前衛達がベスト4を独占した。王者が戻ってきた今年は再び船水颯人選手が王座を奪還するのか、去年活躍した選手がチャンピオンを倒して正真正銘のシングルス日本一となるのか。また、上位陣の顔ぶれが変わりにくいシングルスで新たに上位に割って入る選手がどれだけ出てくるのかも楽しみ。