【ソフトテニス】2024年インターハイ男子個人戦結果予想

7月30日から行われるインターハイ男子個人戦の結果予想と注目選手、展望のようなものです。

組み合わせについてはインターハイ公式ホームページ等をご参照ください。



男子個人戦結果予想

優勝:坂口小山ペア(尽誠学園)

準優勝:植田結城ペア(高田商業)

ベスト4:米川豊田ペア(尽誠学園)/川﨑森ペア(都城商業)

ベスト8:水木松田ペア(東北)/福田中村ペア(上宮)/齋藤國松ペア(東北)/南竹内ペア(三重)

ベスト16:飯降荻谷ペア(高田商業)/高橋高澤ペア(北越)/木下藤井ペア(嬉野)/千葉國松ペア(東北)/小山中野ペア(立命館守山)/津田藤井ペア(一関学院)/三上平井ペア(上宮)/木皿林ペア(羽黒)


今年の男子個人戦の最大の注目ポイントは、尽誠学園が個人戦連覇を達成できるかと、それを止められるペアが現れるかどうか。

優勝候補筆頭は第1シードの坂口小山ペア。坂口選手は去年2年生ながら個人戦を制して、今年は2017年〜2018年の林選手以来史上6人目(5回目)のインターハイ個人戦連覇を狙う。また、尽誠学園としても初めての個人戦連覇もかかる。このペアはすでに全日本級の大会で活躍をしており、世界選手権代表予選会では大学生や社会人の猛者と互角の戦いをしてベスト16入りを果たすなど超高校級の強さを見せている。もはや同世代に敵などいないのでないかと思えるくらいだが、その期待通りの結果を残せるか。


ストップ坂口小山ペアの最右翼となりそうなのが、ハイジャパチャンピオンの植田結城ペア、ハイジャパ準優勝のダブルフォワード川﨑森ペア、そして尽誠のチームメイトで互角の戦いを繰り広げる内田宮田ペアあたりか。

植田結城ペアはハイジャパで内田宮田ペアや南竹内ペア、川﨑森ペアなどの優勝候補を次々と破って優勝。そして植田選手はシングルスでも優勝して史上初の高校2年生でハイジャパ単複2冠の快挙を成し遂げた。過去にハイジャパで単複2冠を達成した選手は男女合わせて4人いるが、その全員がインターハイの決勝戦に進んでおり、内3人は優勝を果たしている。また、シングルスが導入された2013年以降のハイジャパで単複どちらかを優勝した男子選手がインハイ個人戦優勝をした年は5回あり、ジンクス的にはかなり有利。組み合わせは強敵ばかりの難しい場所となったが、乗り越えて勢い付けてハイジャパに続く優勝を掴めるか。

川﨑森ペアはハイレベルなダブルフォワードを武器に、選抜ではチームの壁を破る3位に導き、ハイジャパでは強敵を打ち破って勝ち進み準優勝を果たすなどの活躍でインハイ優勝候補の一角に躍り出た。陣形を崩されて雁行陣になっても強く、攻防共に鍛え抜かれたプレーは王者坂口小山ペアの喉元に手をかけるかもしれない。高校生でダブルフォワードをメインでやるペアが出てきてしばらく経つがいまだにインハイ個人戦で優勝したペアはいない。歴史を塗り替えられるか。

内田宮田ペアは尽誠学園で坂口小山ペアに次ぐペアだが、2番手というよりWエースと言う方が近いかもしれない。去年のインターハイ個人戦は5位で、準優勝ペアにファイナルに迫る活躍。今年の選抜ではペアで出た3試合で失ゲーム0という強さを見せ、ハイジャパでは植田結城ペアに惜しくも敗れたもののマッチポイントを握られてから怒涛の反撃でファイナルデュースにもつれる大激戦を繰り広げた。県では坂口小山ペアとも互角の対戦をしており、坂口小山ペアの最大の壁は味方なのかもしれない。組み合わせは順当に進めば16決めで植田結城ペアと再び対戦することになるが、リベンジを果たして勝ち進めるか。


ベスト4の残る1枠に予想するのは、王者尽誠の3番手米川豊田ペア。選抜では上2ペアが強すぎて出番が無く今年の全国の強者相手のデータが乏しいが、去年のインターハイ時点ですでに実力を見せていた。豊田選手は波が激しいがハマった時の勢いが凄く、それを攻守共に安定している米川選手が支えて歯車が噛み合えば手が付けられない存在になりそう。同じページには嬉野の木下藤井ペアや岡崎城西の丹羽香山ペア、高田商業の鈴木阿部ペアを初めとしてアンダー選手や全国トップ校のレギュラーペアが多数入り最激戦区となったが、尽誠の層の厚さと強さを知らしめられるか。


ベスト8予想
水木松田ペアは去年は全中王者として鳴り物入りで入学しての初年度だったが個人戦でまさかの初戦敗退というほろ苦デビューとなった。その後も選抜ではここ数年の定位置だったベスト4にも残れず、宮城県大会では個人戦でウルスラ英智の佐藤富主ペアに敗れ悔しい結果が続いているが、インハイ本番で逆襲の活躍を果たせるか。

福田中村ペアは去年の中学ソフトテニス界で常に優勝争いに絡んだ上宮のスーパールーキー。福田選手はハイジャパのシングルスで1年生としては上松選手以来2人目のベスト4入りを果たして実力を見せた。個人的には天皇杯で見た試合で中学生と思えない雁行陣並行陣を組み合わせたコンビネーションをしていたのが印象的。内本丸山ペアや上岡広岡ペア、片岡広岡ペアなど1年生から強い印象を残した偉大な先輩達のような活躍ができるか注目。

齋藤國松ペアは去年の団体戦準優勝メンバー。毎年強力なダブルフォワードを送り出してくる東北高校の今年のダブルフォワード代表ペア。前でも後ろでも破壊力満点のプレーが魅力でハマれば怖い存在。今年の東北は逆襲の年。ここまで溜めてきたものを開放してジャンプアップできるか期待したい。

南竹内ペアは去年1年生ながら個人戦ベスト8入りを果たして第2シードからの登場。外のコートでは安定感と技が光るプレーを見せ、インドアではダブルフォワードもこなす、下級生とは思えないレベルの高い万能ペア。去年までは全国最長41年連続で団体戦出場していた三重高校だが今年はまさかの県敗退で個人戦のみのエントリー。このレベルの強豪校が個人戦のみというのは滅多にない事なので、個人戦に全力を注ぐ三重高校がどれだけの強さを発揮するのか注目。


各ブロックの予想と注目ペア

1ページ目

勝ち抜け予想:坂口小山ペア(尽誠学園)

ベスト16予想:飯降荻谷ペア(高田商業)

注目ペア
立石赤川ペア(上宮)
町田伊藤ペア(秋田令和)
永田岩城ペア(とわの森)
井田山口ペア(嬉野)
赤沼君塚ペア(木更津総合)
大家大江ペア(桜井)

草野菅野ペア(田村)
阿部今井ペア(能登)
今田茶木ペア(岡山理大附)
畠山日野ペア(羽黒)
川上鹿田ペア(長野俊英)


2ページ目

勝ち抜け予想:水木松田ペア(東北)

ベスト16予想:高橋高澤ペア(北越)

注目ペア
若林岸本ペア(三重)
下田山下ペア(和歌山北)
塚本丸田ペア(尽誠学園)
園部白石ペア(文星芸大付)
立花鳥津ペア(神戸国際大付)
田中山口ペア(都城商業)

福島加藤ペア(明徳義塾)
小島西山ペア(高田商業)
石川鳴海ペア(岡崎城西)
西小杉ペア(北科大高)
大河原茂木ペア(高崎)
坂手小杉ペア(京都文教)


3ページ目

勝ち抜け予想:米川豊田ペア(尽誠学園)

ベスト16予想:木下藤井ペア(嬉野)

注目ペア
坂井鈴木ペア(知徳)
村井福井ペア(立命館守山)
小見阿部ペア(羽黒)
保利星ペア(宇都宮工業)
白井北野ペア(東北)
中山盛岡ペア(三重)

鈴木阿部ペア(高田商業)
宇野佐藤ペア(とわの森)
田原森ペア(岡山理大附)
有村藤原ペア(笛吹)
荒木外田ペア(文徳)
毛利仲田ペア(新田)
丹羽香山ペア(岡崎城西)
山本今井ペア(明法)


4ページ目

勝ち抜け予想:福田中村ペア(上宮)

ベスト16予想:千葉國松ペア(東北)

注目ペア
吉川本間ペア(岡山理大附)
髙嶺福本ペア(八重山)
丸山室ペア(高岡商業)
一ノ宮善福ペア(霞ヶ浦)
樋口出水ペア(高田商業)

大門守谷ペア(尽誠学園)
遠藤松村ペア(木更津総合)
森寺崎ペア(精道三川台)
岩橋山田ペア(とわの森)
尾島永見ペア(松江工業)
佐藤前田ペア(中京)


5ページ目

勝ち抜け予想:植田結城ペア(高田商業)

ベスト16予想:小山中野ペア(立命館守山)

注目ペア
内田宮田ペア(尽誠学園)
原田神藏ペア(東海大相模)
松尾山田ペア(嬉野)
昼間竹之内ペア(木更津総合)
須原林ペア(上宮)
紀野小野ペア(大分商業)

野中坂本ペア(ルーテル学院)
長谷川高嶋ペア(霞ヶ浦)
長谷部川島ペア(三重)
伊藤浦濱ペア(早稲田実業)
福見福見ペア(明徳義塾)
久野義永ペア(宇部工業)
細川上門ペア(那覇西)


6ページ目

勝ち抜け予想:齋藤國松ペア(東北)

ベスト16予想:津田藤井ペア(一関学院)

注目ペア
藤木中山ペア(三重)
丹羽五十畑ペア(岡崎城西)
井上中村ペア(高田商業)
三田木本ペア(明徳義塾)
林早見ペア(県岐阜商業)

道祖士原田ペア(木更津総合)
林吉澤ペア(三重)
吉野市村ペア(駒大)
日下部舘野ペア(羽黒)
亀安諏訪部ペア(尽誠学園)


7ページ目

勝ち抜け予想:川﨑森ペア(都城商業)

ベスト16予想:三上平井ペア(上宮)

注目ペア
手塚中原ペア(木更津総合)
松川竹原ペア(綾羽)
高橋弘田ペア(近大高専)
内海下迫ペア(和歌山北)
伊関大澤ペア(東北)
齋藤白川ペア(霞ヶ浦)

高橋赤阪ペア(慶應義塾)
長根早川ペア(高田商業)
清家井手ペア(岡山理大附)
長島郷ペア(松山)
鳥居奥ペア(大同大大同)
猪股畠山ペア(秋田北鷹)
塚本笹川ペア(尽誠学園)


8ページ目

勝ち抜け予想:南竹内ペア(三重)

ベスト16予想:木皿林ペア(羽黒)

注目ペア
常味石灘ペア(岡山理大附)
本勝藤井ペア(市尼崎)
宮崎佐藤ペア(とわの森)
相山吉田ペア(田村)
白井清島ペア(高岡商業)

佐藤富主ペア(ウルスラ英智)
松元堀之内ペア(鹿児島実業)
福岡石田ペア(尽誠学園)
濱中福井ペア(上宮)
高橋宮下ペア(高田商業)
長濱大和ペア(岡崎城西)
山中荒関ペア(八戸工大一)
竹原鳥竹ペア(能登)


団体戦では4連覇中の尽誠学園だが、個人戦は連覇はできていなかった。今年は去年から主力で好成績だった選手が多く残り、初の個人戦連覇に向けてこれ以上無い大チャンスの年。数々の史上初に挑戦している今年の尽誠学園が見事に快挙を達成することができるのか。それとも、ライバル校の強者たちが阻止すべく立ち向かい打倒王者を成し遂げるのか。または予想外のところから新星が生まれて主役の座をかっさらって行くのか。熱闘の行方は如何に。