【ソフトテニス】2024年国スポ少年男子結果予想

9月23日から行われる国スポ少年男子の結果予想です。

組み合わせや出場選手一覧等については佐賀国スポホームページ等をご参照ください。


少年男子結果予想

優勝:香川県
2位:奈良県
3位:千葉県
4位:三重県
5位:宮城県
6位:滋賀県
7位:宮崎県
8位:北海道


高校団体3冠大会ラストとなる国スポ。今年の最大の注目は尽誠学園の香川県と高田商業の奈良県のライバル対決。選抜とインハイで共に決勝戦で対戦し、選抜では尽誠学園が、インハイでは高田商業が勝利を収めたが、最後の対決でどちらが勝ち越して真の世代最強チームとなるのか。

登録選手は両チームともインハイ決勝戦に登場した5人がメンバーとなっている。
高田商業は植田選手がシングルスでは敵なしでは無いかというくらい高校生では頭一つ抜けた実力があり実質白星1つを得ている状態な反面、ダブルスが正ペアではないペアが生まれるのが若干の不安要素。また、ノーシードからのスタートで初戦から明徳義塾の高知県が相手で油断できない相手で、体力的にロスが大きくなりそう。
対する尽誠学園はダブルスに坂口小山ペアと内田宮田ペア、シングルスに米川選手が予想され、経験と実績、信頼感がある布陣で挑めるのは大きい。またソフトテニスマガジン2024年10月号の記事によると尽誠学園は、「インハイ直前、レギュラー含む選手5〜6人に食中毒の症状が出た様子」とのことで、今度こそ万全の状態で臨むことができれば夏のリベンジの可能性も高そう。
3年生オンリーで最後のリベンジに掛ける尽誠学園が勝つのか、それともインハイでの王座奪還が運と勢いだけではなく完全なる実力だったと高田商業が証明するのか。最後の一冠を手にするのはどちらか注目。


しかし他のチームも2強の活躍を指を咥えて見ているだけではない。打倒2強に挑み、勝つ可能性が特に高そうなチームは、去年の2位〜4位に入った千葉県宮城県三重県あたりか。

千葉県はシングルスにハイジャパ2年連続3位の昼間選手がいるのはかなり心強い。ハイジャパでは途中負傷の影響もありつつ勝ち上がっただけに万全の状態なら勝てる相手はほとんどいないだろう。ダブルス2つもインハイ3位の木更津総合団体メンバーで固め、今年も国スポで強さを発揮しそう。初戦の相手は上宮単独の大阪府か、インハイ5位ペア擁する福島県となり、どちらが来ても難しい相手。特に上宮はハイジャパ3位のルーキー福田選手と強力なダブルス2本でまたもノーシード爆弾として炸裂しそうな恐ろしさのあるチームなだけに、初戦から激戦必至。無事に勝ち上がることはできるか。

三重県はインハイ団体戦出場は逃した三重高
校の単独チームとなったが、実力はやはり高い。南選手はシングルスで高い実力を持ち、簡単には敗れないだろう。ダブルス2つも手強いペアで今年も上位進出に期待したい。初戦の相手は島根県と群馬県の勝者。どちらもインハイでは目立った活躍はできなかったが、島根はエースが強力で、群馬はシングルスに定評がある分侮れない。しっかりと勝ち切って良い流れで上位争いを戦えるか。

宮城県はインハイ団体3位の東北高校単独チームで挑む。インハイ個人戦3位の水木松田ペアを中心に強力なチームを今回も送り込んできており、組み合わせと流れ次第では2強を倒して優勝も充分あるチーム。しかし組み合わせの運が今回はなく、初戦の相手が岡崎城西単独の愛知県とインハイ準優勝ペア率いる茨城県のどちらかで、更にここに勝てば4決めで奈良県と対戦というかなりハードな組み合わせとなっている。初っ端からフルスロットで飛ばして春夏の借りを返せるか。


他の上位進出予想チームは、来年の地元国スポに向けて強化されている滋賀県、インハイ個人優勝ペア擁する宮崎県、去年5位の北海道を予想。

滋賀県は立命館守山の3名が強力。近畿で上位入りの小山中野ペアとシングルスの実力者村井選手はどこと当たっても期待できる。初戦の青森県に勝てばアンダー選手擁する熊本県との対戦になるが、勝ち切って香川県へのリベンジマッチに挑めるか。

宮崎県はなんと言ってもインハイチャンピオン川﨑森ペアの存在は大きい。ここが負けることは考えにくいので、残り2つを取り切れるかの勝負。選抜で3位に入った時のような力強いプレーで流れを持って来られれば国スポでも優勝争いに絡めそう。初戦の相手は素質ある選手ばかりの岡山県とハイジャパ3位ペア率いる新潟県の勝者。どちらも怖い存在だが、エースがしっかり白星確保できれば通過できるだろう。

北海道は贔屓目も含まれてはいるが、今年は例年以上にベストなメンバーを揃えることができており、面白いチームになっている。北科大高エースの西小杉ペアは全国区相手でも戦えるペアで、永田岩城ペアはここ最近印象強くなってきたとわの森産のダブルフォワードでハマれば怖い。シングルスは宇野選手がハイジャパで攻めた時は通用するところを見せ、国スポに向けてシングルス強化が上手くいけば去年の太田選手のように活躍できるのではと期待したい。しかし初戦の相手が、大エース木下藤井ペア擁する地元の佐賀県か、単複それぞれ強力なメンバーを揃えた富山県の勝者となっており、どちらが来ても勝つのはかなり難しい相手。激戦ブロックを抜けられるか。


上記でも少し触れているが、上位予想には入れなかった中での注目チームは、大阪府愛知県は組み合わせさえ良ければ上位で優勝争いできただろうチームで小山から角シードを落とす可能性もありそう。また小山では、愛知県と初戦で対戦する茨城県、奈良県といきなり対戦する明徳義塾の高知県、地元佐賀県とインハイ団体で爪痕を残した富山県の対戦あたりは上位進出できる力もあり、1回戦から注目度が高い。


高校3冠タイトルラストマッチはやはり尽誠と高商の頂上決戦となるのか、春夏で悔しい思いをした上位チームが最後に逆襲を見せるのか、はたまた意外なダークホースがサプライズを演出するのか。どうなっても必ず熱く面白い大会になること間違いなしの国スポがどんな結末を迎えるか注目。