【ソフトテニス】2023年高校選抜男子結果予想

2023年3月27日,3月28日に行われる、高校選抜の結果予想と展望のようなものです。

組み合わせについては、愛知県高体連ソフトテニス部のホームページをご参照ください。


男子結果予想


優勝:東北
準優勝:尽誠学園
ベスト4:岡崎城西/高田商業
ベスト8:岡山理大附/とわの森三愛/三重/都城商業


優勝候補筆頭は去年の3冠全てで決勝に進出した尽誠学園高田商業と3位の東北の3チーム。
尽誠学園東北は去年からの主力選手が多く残り、経験値では一歩リード。さらに共に一般の大会で年上の強敵を倒して好成績を残しているエースを擁しており、それをどこに置くかオーダーの駆け引きも注目。
高田商業は去年からレギュラーの選手は安達選手のみだが、中学時代からの実力者の多い名門の成長力は侮れない。
前哨戦と言われるアゼリアカップでは尽誠学園が優勝、東北が準優勝、高田商業は東北に敗れてベスト4となっており、全日本私学では東北と尽誠学園が直接対決の結果東北が勝利しそのまま優勝となった。選抜本番ではこの3強がどんな結果となるか注目。

3強に次ぐ存在が岡崎城西。去年は恐怖のノーシード爆弾として選抜では東北と、インハイでは尽誠学園と激闘を繰り広げた。今年は去年からレギュラーで活躍した3後衛に期待の下級生ペアもいて期待値は高い。アゼリアは初戦敗退で、全日本私学では同じ東海地区の三重に敗れた点で僅かな不安はあるが、実力通りに戦えれば3強崩しも充分ある。

ベスト8は、
1年生時にインハイベスト4入りを経験した選手が最終学年を迎える岡山理大附
チームの歴史を塗り替えた去年と比べると見劣りするが、地元インハイを控えているだけに成長に期待したいとわの森三愛
前評判は例年ほど高くないものの、全日本私学準優勝の結果を引っ提げて挑む三重
ここ数年常に安定した成績を残している九州地区の強豪都城商業
以上4チームを予想。


各ブロックの予想と展望

左上ブロック(尽誠学園〜羽黒)

勝ち抜け最有力は去年の選抜・インハイ王者尽誠学園。アゼリアカップも優勝し、全日本私学は団体戦はベスト4だったが個人戦では優勝を手にしておりやはり今年も優勝に1番近い戦力を誇っている。このブロックで止められるチームは現れるのか。

対抗1番手は岡山理大附。1年生の時にインハイ団体戦ベスト4のメンバーが集大成を迎える年。アゼリアカップでベスト4入りなど活躍することもあれば、去年のインハイでの初戦敗退や、全日本私学でも2回戦敗退するなど波が激しい印象はあるが、選抜本番に最高潮に持っていけるか。

他注目チームは、全日本私学個人戦ベスト4ペアを擁する地区準優勝校の羽黒木更津総合。九州個人戦優勝ペアのいる嬉野も侮れない存在。


左下ブロック(とわの森三愛〜上宮)

勝ち抜け最有力は岡崎城西。去年のインハイで尽誠学園を追い詰めた強力後衛陣がインドアでどのような戦いを見せるか。また頼れる下級生ペアが初の高校全国大会でどんな活躍をするのか楽しみ。

対抗1番手は上宮か。去年のインハイ個人戦ベスト8ペアがいるのは心強い。アゼリアカップと全日本私学では早期敗退を喫しているが本番に調子を合わせて結果を残せるか。

他の注目チームは、去年インハイベスト4を経験し今年は地元インハイを控えるとわの森三愛と、九州地区王者で去年のメンバーも残る鹿児島商業、昨年ハイジャパシングルスベスト4のエース擁するつるぎが上位進出を狙う。


右上ブロック(東北〜三重)

勝ち抜け最有力は東北。去年から主力で活躍するWエースは超強力。去年は3冠全てで高田商業に敗れて準決勝敗退となったが、今回こそリベンジを果たして2大会ぶりの優勝を果たせるか。

対抗1番手は全日本私学準優勝の三重か。東海地区では個人戦団体戦共に岡崎城西に敗れていたが、全日本私学でリベンジを果たして良い状態で選抜を迎える。去年からのメンバーを中心に今年も波乱を演出できるか。

他の注目チームは、関東地区王者で全日本私学では岡山理大附に勝利して岡崎城西から1本取った霞ヶ浦と、四国地区で尽誠学園から1つ取りアゼリアカップで岡崎城西を倒した明徳義塾は今大会のダークホースとなる可能性がある。地元インハイで主役を狙う北科大高は東北の真下の小山からだがどこまで迫れるか。


右下ブロック(都城商業〜高田商業)

勝ち抜け最有力は高田商業。近畿個人戦では優勝を逃し、アゼリアカップでは東北に敗れるなど高田商業に求められる結果を残すことは出来なかったが、やはり実力はトップクラス。去年からの主力選手は少ないが、名門の新星達が新たに輝きを放てるか。

対抗は逆の山の強豪校。都城商業は常に安定した成績を残している印象があり、去年からの選手もいて今年も強そう。能登は前チームから団体メンバーのエース前衛が引っ張って上位を目指したい。

他の注目は、一関学院南陽工業はそれぞれ全日本私学とアゼリアカップで強豪校相手に勝利を挙げている。初戦で当たるのはもったいないが、勝って勢いを付けて高田商業から金星を奪えるか。またここ最近は中々良い成績を残せていないが中京が復活するのかにも注目。


2023年の高校世代最初のタイトルを獲るのは去年3強を形成した尽誠学園・高田商業・東北なのか、それとも他の強豪校が割って入るのか。もしくはダークホースが現れてさらなる混沌に導くのか。楽しみ。