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投資はどこで相談すべき?おすすめの相談先&してはいけない相談先をご紹介
投資に興味があるものの、どのように始めれば良いのかわからないことも多いでしょう。
そんな時は誰かに相談したくなるものです。
投資について相談できる場所は多岐にわたりますが、その中でも相談するのにおすすめの場所と、信用度の低さからおすすめできない相談先もあります。
そこで今回は、投資でおすすめの相談先としてはいけない相談先をご紹介します。
さらに、投資の相談先を選ぶ上で大切なポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
■投資に関する相談先はどこで行うべき?
投資の相談先としておすすめしたいのが、以下の機関です。
・銀行
銀行は全国各地に店舗があり、お金に関する相談先として真っ先に思い浮かぶ身近な存在です。
銀行では様々なサービスを提供していますが、投資に関する相談も受け付けており、投資信託や保険商品などを紹介してくれます。
投資だけでなく融資に関する相談にも応じてもらえます。
ただし、各銀行で取り扱っている商品が決まっており、その種類もそれほど多くない点はデメリットです。
また、手数料が高めに設定されていることもあるため、注意してください。
・証券会社
証券会社も銀行と同じく取り扱っている商品が少なく、手数料も高めに設定されている傾向にあります。
しかし、銀行に比べて投資の専門家が多く在籍しており、投資の様々な疑問の解消やプロからの提案を受けられるでしょう。
大手証券会社であれば店舗の数も多く、地方でも窓口で相談できます。
・IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
IFAは特定の金融機関には所属せず、中立の立場から投資に関するアドバイスをしてもらえます。
中立の立場にあることから取り扱っている商品も多く、基本的には異動・転勤などもないため長期間にわたって同じ人が相談に応じてくれます。
IFAのほとんどは証券会社から独立を果たしたケースが多いため、資産運用の経験と実績が豊富な人からアドバイスがもらえるでしょう。
デメリットは、手数料の設定額が担当者によって違ってくることと、所属する企業の規模はそれほど大きくない点が挙げられます。
■投資に関する相談をしない方がいいのは?
投資に関する相談先をご紹介してきましたが、なるべくしない方が良い相談先もあります。
NGの相談先は以下のとおりです。
・保険会社
保険会社は保障目的の保険商品を取り扱っていることから、保険会社で購入可能な投資性商品のみの取り扱いとなります。
そのため、選べる商品がかなり限定的となってしまいます。
また、保険会社の営業マンは保険に関する知識は持っているものの、投資に関しては知識を有している人がそれほど多くありません。
そのため、いざ相談したとしても具体的な回答やアドバイスをもらうことは難しいです。
・保険代理店
保険代理店は保険会社に比べて商品の取り扱い数は増えるものの、やはり保険商品に限られてしまうというデメリットがあります。
例えば保険代理店を利用して投資信託や株式などの購入はできません。
また、投資を販売する資格を持っていないことも多く、具体的なアドバイスをもらえない可能性が高いです。
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・マネースクール
マネースクールとは、老後の不安や保険の知識、自身のマネープランなどに関する知識を教えてくれるスクールです。
マネースクールは、お金について学びたいと考えている初心者向けの講座が多く開催されており、初めて投資にチャレンジする人には知識を蓄えるためにもおすすめです。
ただし、あくまでも初心者向けの知識や情報である場合が多く、専門的な知識までは習得できない場合もあります。
また、基礎的な知識は学べるものの具体的な商品を提案してもらえないことが多いため、結局具体的な相談ができずに終わってしまうかもしれません。
・FP(ファイナンシャルプランナー)
FPとは、人生の中で住宅ローンや老後資金、税金などあらゆるお金の問題に対してアドバイスできるお金のプロです。
銀行や証券会社で働く人でFPの資格を持っている人もいれば、個人で活動している人も存在します。
FPは金融に関する知識を持っていることが資格によって証明されているものの、投資に関する知識が少なかったり、実務経験が少なかったりする場合も多いです。
場合によってはFPでも豊富な知識を持っており、投資についても相談しやすい人はいますが、相談する前に相談してもいい人かどうか見極める必要があるでしょう。
なお、FPはあくまで相談に応じてもらえるだけで、投資商品の販売資格はありません。
商品の提案から販売まで行ってもらいたい場合は、IFAに相談した方が良いでしょう。
■投資の相談先を選ぶ上で大切なポイント
投資の相談先を選ぶ際には、以下のポイントをチェックすることが大切です。
・透明性の高い商品を扱っているか
投資を始める上で注意したいのが、詐欺商品を掴まされないかどうかです。
うまい投資話を鵜呑みにして乗っかったら、数百万円の自己資金を失ってしまったというケースも少なくありません。
投資は値動きが変動することもあり、元本割れのリスクはあるものの、信用取引でない限り元本が1円も戻ってこないということはありません。
そのため、株や投資信託など透明性の高い商品を多く扱っているかどうかもチェックしておきましょう。
・担当者との相性は良いか
投資は長期的に取り組むものになるため、担当者と相談しやすい関係性を構築することが重要になってきます。
話しやすさはもちろん、きちんとこちらの話を聞いてくれるかなども大切です。
最初の打ち合わせから担当者と自分の相性は良いか、話を聞いてもらえるかを確認しておくと良いでしょう。
・自分に合った商品を提案してもらえるか
銀行や証券会社は、基本的に系列企業の商品を中心に組成・運用しているケースが多いです。
系列企業の商品が中心だと、自分に合った商品ではなく会社都合の商品を提案されてしまう場合があります。
自分に合った商品を企業に関係なく提案してもらえる方が、自身の利益につながる可能性も高いです。
・初心者でも相談しやすいか
投資の相談をする上で、特に初心者の方は相談のしやすさも重視した方が良いでしょう。
初心者だとわからないことも多く、相談したいと思う機会も多いはずです。
銀行や証券会社だと相談して良いか不安に感じるかもしれませんが、専用の相談窓口を設けているところだと相談もしやすくなります。
また、担当者が付いてくれる場合なども相談しやすいため、相談のしやすさで選ぶことも大切です。
■投資の相談をする前に確認したいこと
投資に関して相談する前に、あらかじめ確認しておきたいことがあります。
それは、自身のリスク許容度です。
投資には様々な方法がありますが、いずれもリスクが存在しています。
高いリターンを求めるとその分リスクが高まりますし、逆にリターンが少なかったとしてもリスクが小さくなるなら安定した運用が望めます。
どれくらいのリスクを取れるかは、自身のリスク許容度によって異なってきます。
そのため、投資の相談をする前にリスク許容度がどれくらいあるか、確認しておくと良いでしょう。
今回は、投資の相談先としておすすめの機関やしてはいけない相談先、相談先を選ぶ上で大切なポイントなどをご紹介してきました。
投資についてわからないことをそのままにした状態で始めてしまうと、損失につながってしまう可能性もあります。
そのため、わからないところがあった場合でも気軽に相談できる相談先をあらかじめ見つけておくと安心です。
今回ご紹介した相談先を参考に、自分に合った投資の相談先を探してみましょう。