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手軽に実践できる蒸しタオル美容法とは?効果ややり方を徹底解説
「最近肌の調子が悪いので、肌に良いことがしたい」そう思いつつも、なかなかサロンに行ったり、高価なスキンケアアイテムを買ったりするのは難しいと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、身近なアイテム「タオル」を使って簡単にできる蒸しタオル美容法をご紹介します。
蒸しタオルの効果をはじめ、蒸しタオルの効果的な使い方、蒸しタオルをする際の注意点など、蒸しタオルをするなら知っておきたいポイントをお伝えするので、スキンケアに悩んでいる方はぜひ最後までお読みください。
■蒸しタオル美容法とは?
蒸しタオル美容法とは、その名の通り蒸したタオルを顔に乗せるだけのスキンケア方法です。
蒸しタオルで肌を温めると血行が促進され顔色が良くなるほか、肌が柔らかくなり、毛穴が開きやすくなるなど、様々な効果が期待できます。
蒸しタオルは電子レンジなどを使えば簡単に作れるため、誰でも手軽に実践することが可能です。
・蒸しタオルに最適なタオルサイズ
ハンドタオルやバスタオル、フェイスタオルなど様々なサイズのタオルがありますが、蒸しタオルをするならフェイスタオルがおすすめです。
ロングタイプであればなお良しです。
ハンドタオルなど小さいタオルを何枚も組み合わせてすることもできなくはないのですが、顔に乗せているうちにずれてしまい、気になってしまう可能性があります。
ズレを気にせず、気持ちよく蒸しタオルをしたいなら、折りたたむと安定感の出るフェイスタオルを使うのが望ましいです。
・蒸しタオルの作り方
蒸しタオルを作る方法として最も簡単なのが電子レンジを使うやり方です。
水に濡らしたタオルをきつく絞ったら、電子レンジで温めます。
温める時間は500wで30~60秒が目安です。
ラップをつけなくても蒸しタオルは作れますが、表面と内部の温度にムラを生じさせないためには、できるだけラップを使うのが望ましいです。
電子レンジの他には、お湯を使って作る方法もあります。
45~50度のお湯にタオルを浸したら、きつく絞りましょう。
温い温度でするとすぐに冷めてしまうため、できるだけ熱めのお湯を使うようにしてください。
■蒸しタオルにはどんな美肌効果が期待できる?
簡単に作れる蒸しタオルですが、いったいどんな美肌効果が期待できるのでしょうか。
詳しく説明します。
・毛穴汚れが落ちやすくなる
蒸しタオルを使ってスキンケアをすることで毛穴汚れが落ちやすくなる効果が期待できます。
顔の皮膚はとても薄く、汚れを落とそうとごしごし洗うと、肌にダメージを与えてしまいます。
しかし、蒸しタオルならスチーマーと同じように温かな蒸気を発し、毛穴を優しく開くため、洗顔ではなかなか落としきれなかった汚れが落としやすくなります。
毛穴の汚れやつまりが気になる時は、蒸しタオルで優しく汚れを浮かせてから取り除くのがおすすめです。
・美容成分が浸透しやすくなり化粧ノリが良くなる
洗顔後に蒸しタオルをすると、化粧水や美容液の美容成分が浸透しやすくなり、肌の調子を整えてくれます。
肌の調子が良くなれば、化粧ノリも良くなりメイクをするのも楽しくなるでしょう。
全体的に肌がくすんでいる、化粧ノリが悪いなど、肌の調子が不調な時は、蒸しタオルをぜひ試してみてください。
・血行やターンオーバーを促進する効果も!
蒸しタオルで肌を温めると、血行が良くなり、目の疲れや凝りの症状が和らぎます。
目の下にクマのある方は、蒸しタオルをすることで改善が期待できるでしょう。
また、蒸しタオルには肌の新陳代謝を良くし、ターンオーバーを促進する効果も期待できるため、ニキビなどの肌荒れを防止し、健康的な肌の維持につながります。
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■蒸しタオル美容法のやり方
続いては、蒸しタオル美容法のやり方を詳しく解説します。
あわせて、蒸しタオル美容法の効果をより実感できる豆知識もご紹介するので、ぜひチェックしてください。
・STEP1.肌の汚れを落とす
蒸しタオルをする前に、クレンジングや洗顔を行いましょう。
肌の汚れやメイクが付いたままでは、せっかく蒸しタオルで開いた毛穴の奥に落ちてしまうことがあります。
ごしごし洗いは肌を傷つけてしまうため、優しく丁寧に汚れを落としてあげましょう。
毛穴の汚れやつまりが気になる時は、クレンジング→蒸しタオル2~3分→洗顔という方もあります。
クレンジングと洗顔の間に蒸しタオルをはさむことで、浮いた汚れをすっきり洗い流すことができます。
・STEP2.蒸しタオルを作る
電子レンジまたは45~50度のお湯につけて、蒸しタオルを作ります。
電子レンジで作る場合は、タオルを水で濡らしたら、水が垂れない程度にしっかり絞りましょう。
水分量が多すぎると、電子レンジで温めた際に熱くなりすぎる可能性があります。
触ると火傷をすることもあるため、しっかり絞ることが大切です。
温めたタオルは軽く手でたたき、適温になるように調節してください。
・STEP3.蒸しタオルでケア
タオルの温度が体温よりもやや温かい程度に調整できたら、顔に乗せます。
呼吸しやすいよう鼻周辺を避けつつ、顔全体を覆うように蒸しタオルを置いてください。
2~3分程度経ち、冷めてきたと感じたら終了です。
より効果を高めたいなら、蒸しタオルを温め直し、同じ流れを2~3回ほど繰り返すと良いでしょう。
目の疲れや毛穴の汚れなど気になる部分がある場合は、重点的に温めるのもおすすめです。
・蒸しタオルは首回りのケアにもおすすめ!
蒸しタオルを使ったケアは、顔だけでなく、首回りのケアにもおすすめです。
首すじや肩回り、胸元などを蒸しタオルで温めましょう。
リンパの流れが改善し、老廃物をスムーズに排出できるほか、首回りの血行が促進されることにより、トーンアップし顔色が良くなる効果も期待できます。
蒸しタオルにアロマオイルを垂らすと、癒し効果を高め、よりリラックスした気分を味わうことができるでしょう。
・美容液を使うとより効果的!
蒸しタオルをした後は保湿が大切ですが、より効果を高めたいなら、蒸しタオル前にも美容液をたっぷり塗るのがおすすめです。
美容液を塗ってから蒸しタオルをすることで、美容成分肌の奥深くまで浸透させることができます。
肌がいつもより柔らかく、しっとりとするのを実感できるでしょう。
・作った蒸しタオルの温度を保つ方法
程よい温かさが気持ち良い蒸しタオルですが、すぐに冷めてしまうのが気になるという方もいるのではないでしょうか。
ここからは、作った蒸しタオルの温度を保つ方法をご紹介します。
温かさをキープする方法を知りたい方は、ぜひチェックしてください。
・ラップで包む
温めた蒸しタオルをラップで包むことで、そのままの状態に比べ温かさを保つことができます。
空気に直接触れる部分を減らせるため、熱が逃げにくくなるからです。
また、温度をキープするなら薄手のタオルを使用するのもおすすめです。
薄手のタオルを蒸しタオルにかぶせるようにして使うことで、肌触りを損なうことなくケアができます。
ただし、薄手のタオルとはいえ、1枚プラスするだけでも重さや圧迫感を感じてしまう可能性があります。
・厚手のタオルを使用する
蒸しタオルをする際、厚手のタオルを使用するのも1つの方法です。
薄手のタオルに比べて吸水力が高い分、温かさをキープできます。
タオルの水分が少なくなりすぎない程度に絞るのがポイントです。
■蒸しタオル美容法をするおすすめのタイミング
蒸しタオルは目的に合わせて使用するタイミングを変えると、より効果を実感できます。
ここでは、目的別に蒸しタオルをするおすすめのタイミングをご紹介します。
・毛穴の黒ずみやつまりが気になってきた時
毛穴の黒ずみやつまりが気になる時は、クレンジングをしてから、蒸しタオルを使用するのがおすすめです。
蒸しタオルは蒸気によって毛穴を開きます。
メイクをした状態で蒸しタオルをすると、せっかく開いた毛穴にメイク汚れが落ちてしまい、黒ずみやつまりが悪化してしまう可能性があります。
毛穴の黒ずみが気になる時は、優しくクレンジングし汚れを落としてから、蒸しタオルを行いましょう。
・スペシャルケアをしたい時
普段のスキンケアにプラスしてスペシャルケアをしたい時は、クレンジングと洗顔をした後に蒸しタオルをするのがおすすめです。
洗顔をして汚れをしっかり落とした後、スキンケアを行いましょう。
その際、美容液やクリームをたっぷり塗り、肌をしっかり保湿してから蒸しタオルをすると、肌に美容成分が浸透し、いつもより柔らかくしっとりするのを実感できるはずです。
蒸しタオルをした後は水分を逃さないよう、再度クリーム塗るなど保湿を忘れずにしましょう。
■してしまうと逆効果!?蒸しタオルをする際の注意点
最後に、蒸しタオル美容法をする際の注意点をご紹介します。
美容に効果がある蒸しタオルですが、やり方によっては逆効果になってしまうこともあるのでご注意ください。
・毎日しない
蒸しタオルは毎日しないようにしましょう。
肌の調子が良くなると思うと、ついつい毎日したくなるものです。
しかし、蒸しタオルは週1~2のペースで行うのが望ましいです。
蒸しタオルは毛穴を開く効果が期待できますが、やりすぎると常に毛穴が開いている状態になる可能性があるからです。
毛穴が開いていると、閉じている状態に比べて毛穴が目立ってしまいます。
また、皮脂の分泌量が増え、肌トラブルにつながる恐れがあることから、蒸しタオルは目安を守り、適切な頻度で行うことが大切です。
・蒸しタオル後の保湿が足りない
蒸しタオルをした後は保湿が非常に重要です。
保湿をしっかり行わないと肌が乾燥してしまうので注意しましょう。
また、蒸しタオルの後は毛穴が開いており、いつもより肌も敏感な状態です。
化粧水だけでは肌の潤いを閉じ込めることができないため、必ず乳液やクリームを使い、いつも以上に丁寧に保湿するのが望ましいです。
・タオルの温度が適温でない
蒸しタオルの適温は人の体温よりもやや温かいくらいです。
適温よりも熱すぎるタオルは肌にダメージを与えたり、乾燥したりする原因になります。
反対に、冷たすぎると、十分に毛穴を開くことができず、期待する効果が得られない可能性があります。
適温ではない蒸しタオルは肌への負担になるため、蒸しタオルをする際は、温度に気をつけて行うことが大切です。
・電子レンジ内が汚れていないかチェック
電子レンジを使えば簡単に作れる蒸しタオルですが、汚れた電子レンジを使うと汚れがタオルに付着する可能性があります。
直接肌に触れるタオルはできるだけ清潔な状態を保ちたいものです。
電子レンジで蒸しタオルを作る際は、電子レンジ内が汚れていないか、事前に確認することをおすすめします。
・加熱時間に注意
蒸しタオルに慣れてくると、ついつい加熱時間を延ばし、タオルを熱々にしてしまいがちです。
しかし、タオルの長時間加熱は火傷の恐れがあるのはもちろんですが、発火する可能性もあるため大変危険です。
電子レンジを使う時は、加熱時間は1分以内にするよう気をつけましょう。
触ってみて温かさが足りない場合は、10秒ずつ再加熱するのが望ましいです。
また、蒸しタオルの温め時にラップを使う場合、密閉しすぎると蒸気の逃げ場が無くなり、爆発するリスクがあります。
ラップはふんわり包むように使いましょう。
・使った蒸しタオルは都度洗濯をする
タオルは肌に触れるものなので、清潔なものを使うのが望ましいです。
蒸しタオルをする際は、お洗濯をした清潔なタオルを使いましょう。
また、蒸しタオルに使ったタオルは必ず洗濯してください。
蒸しタオルは水に濡らしただけなので、乾かせばそのまま使えると考えている方も少なくありません。
しかし、蒸しタオルは肌に直接触れているため、目には見えない汚れや皮脂がたくさんついています。
そのまま放置し雑菌が繁殖したタオルを使えば、肌トラブルの原因になることもあります。
一見綺麗なように見えても、使った蒸しタオルはその都度洗濯することが大切です。
今回は、蒸しタオルを使った美容法についてご紹介しました。
タオルを温めて行う蒸しタオルは、顔に行えば毛穴の汚れやつまりを解消し美肌効果が、首回りやデコルテに行えば肩こりの改善やリラックス効果が期待できるスキンケア方法です。
身近にあるアイテムを使って手軽にできるため、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。