敏感肌こそ固形石鹸がいい!その理由や欠点、上手な使い方をご紹介!

固形石鹸は昔ながらの洗顔料なので、肌への負担に配慮がないと思っている方がいるかもしれません。
しかし実際は、敏感肌の方こそ、固形石鹸での洗顔を検討するのがおすすめなのです。
意外かもしれませんが、固形石鹸は肌への負担を最小限に、汚れをしっかり落としてくれるアイテムです。
今回は、そんな固形石鹸のメリットや欠点、デメリットをカバーする上手な使い方をご紹介します。
洗顔難民の方や、肌に優しい洗顔料を探しているという方は、ぜひ最後までご覧ください。

■固形石鹸ならではのメリットとは

便利なポンプ式の洗顔フォームがあるにも関わらず、固形石鹸を支持する方は一定数います。
その理由は、多くのメリットが得られるからです。
まずは、固形石鹸ならではのメリットを見ていきましょう。

・洗浄力が高いのに肌への負担が少ない

質素なイメージの固形石鹸ですが、実は一般的な洗顔フォームよりも洗浄力が高いです。
その理由は、固形石鹸は総じて「アルカリ性」だからです。
肌の汚れは酸性であるため、アルカリ性の固形石鹸を使うと、素早く中和され、しっかりと汚れが落とせます。
さらに、汚れだけに反応してくれる、すすぎ残しが発生しづらいと言ったメリットもあります。
弱酸性の洗顔の方が肌に優しいイメージを持っている方は多いですが、弱酸性の洗顔では汚れが落としきれなかったり、洗顔の時間が長くなってしまったりするため、手放しに肌に優しいとは言えないのです。
洗顔からすすぎまで30秒前後で終わらせるのが良いと言われていることも踏まえると、やはりスピーディーに洗顔できる固形石鹸は魅力的です。

・コスパが抜群

 固形石鹸のメリットとしては、コスパが良いところが挙げられます。
固形石鹸は一般的な洗顔フォームと比べると、一つひとつの価格がかなり安いです。
さらに、固形石鹸は圧倒的な洗浄力を持っているため、1回の使用量が少なく済み、その分持ちも良いでしょう。
もしも自分に合わない固形石鹸を購入してしまっても、価格が安いので、新たな洗顔用固形石鹸の購入を検討しやすいです。
洗顔として使えない固形石鹸は、手洗い用の石鹸として使うなどの対応もできます。
このように、コスパが良いというメリットが様々なメリットを生み出すのも固形石鹸の魅力と言えるでしょう。

・環境にも優しい

固形石鹸は肌に優しいとご紹介しましたが、環境にも優しいです。
固形石鹸は紙のパッケージが用いられていることが多く、ゴミを最小限にできます。
さらに固形石鹸は、排水されるとすぐに分解されてしまうため、環境への負荷が少ないとされているのです。
油やミネラルと結びつくと石鹸カスになりますが、それも微生物のエサとなるため、心配ありません。
環境問題に関心が集まっている現代では、固形石鹸のような地球に優しいアイテムを選ぶ方が増えています。
美容や肌負担だけでなく、環境についても考えたいという方にも、固形石鹸はおすすめなのです。

■固形石鹸が敬遠される理由

固形石鹸には様々なメリットがありますが、実は敬遠している人も少なくありません。
その理由としては、次の3つが考えられます。

・泡立てるのに手間がかかるから

洗顔時、摩擦による肌への刺激を軽減するためには、泡立てることが欠かせません。
ポンプ式の洗顔フォームであれば、泡で出てくるため、時短で洗顔できます。
しかし、固形石鹸となると、泡立てネットなどで泡立ててから洗顔することになるため、煩わしさを感じてしまう方が多いのです。
固形石鹸の場合、泡立てネットを使わずに泡立てようとすると、密度が低くなりがちで、摩擦軽減効果が期待できません。
特に朝は忙しい方が多いため、どうしても楽に洗顔ができるポンプ式の方が効率的になってしまいます。

・肌がつっぱったり荒れたりするから

固形石鹸を使うと肌がつっぱる・肌荒れが起こるというイメージを持っている方は多いです。
しかしこれらは「固形石鹸だから起こるもの」というわけではありません。
他の洗顔でも起こり得ることなので、ただ単に商品が肌に合わなかっただけの可能性が高いでしょう。
また、肌荒れに関しては、すすぎ残しや雑菌の繁殖が原因になることがあり、固形石鹸自体には問題がないケースが多いです。

・気軽に購入できないケースが多いから

固形石鹸はメリットの多い洗顔料ですが、ドラッグストアなどでの取扱数は少ないです。
そのため、色々な種類から選ぶ、自分に合うものを探すためにいくつも試すといったことが気軽にできません。
ネットであれば多くの固形石鹸から選べますが、実際に手に取ってみたいという方にとってはハードルが高いと言えるでしょう。
固形石鹸を多く取り扱う店舗を探したり、知人からおすすめを教えてもらったりするなどの工夫が必要になります。

■固形石鹸の欠点はこれでカバーしよう!

固形石鹸には欠点もありますが、工夫すれば気にならない程度に抑えられます。
固形石鹸を敬遠して使ってこなかった方や、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

・石鹸用泡だて器を使う

固形石鹸の泡立て方としては、泡立てネットを使うのが一般的ですが、「石鹸用泡だて器」を導入すれば固形石鹸も楽に泡立てられます。
泡立てネットと同じ要領で、プレートに固形石鹸をこすりつけ、水の入った容器で撹拌すれば、すぐに弾力のある泡が完成します。
洗顔ネットよりももちもちの泡ができるため、おすすめです。
100円ショップなどでも購入可能なので、ぜひチェックしてみてください。

・すすぎ残しと保管方法に注意する

固形石鹸は泡切れが良く、すすぎ残しが発生しにくいというメリットがあります。
しかし、それを過信すると石鹸が残ってしまう可能性があるため、固形石鹸であっても十分すすぎの時間を取るようにしましょう。
また、雑菌については、濡れたまま放置することで繁殖してしまいます。
固形石鹸を使用したあとは、しっかり乾かしてから保管することが大切です。
そういった管理は面倒という方は、1回分や1週間分など、小さくカットして使用してみてください。
できるだけ小さくしておけば、すぐに使い切れるため、雑菌の繁殖の心配も少ないです。

・洗顔後はしっかり保湿する

固形石鹸の中には保湿成分が含まれているものもあります。
しかし、保湿成分が含まれている場合でも、洗顔後の保湿は欠かせません。
洗顔後は肌が乾燥しやすくなっているため、そのまま放置すると、肌バリア機能が低下し、肌荒れの原因となってしまいます。
化粧水だけでなく、美容液や乳液、クリームなどを使ってしっかりと保湿を行いましょう。

・気に入ったものはネットなどでまとめ買いする

固形石鹸は取り扱っている店舗が少ないため、お気に入りを見つけてもすぐに購入できないことがあります。
気に入ったものがあれば、ネットなどでまとめ買いをしておきましょう。
固形石鹸はポンプ式の洗顔フォームなどとは異なり、コンパクトなどで、保管に大きなスペースは必要ありません。
ストックに向いているアイテムなので、数ヶ月分確保しておくのもおすすめです。
 
 
今回は、固形石鹸のメリットやデメリット、上手な使い方をご紹介しました。
固形石鹸は肌だけでなく環境にも優しいですが、しっかりとした洗浄力を持っており、洗顔料として優れています。
工夫すれば欠点もカバーでき、メリットを最大限に享受できるため、ご紹介した方法をぜひ参考にしてみてください。

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