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ボランティアスタッフがひいき目に紹介する「国際平和映像祭UFPFF」の魅力

手前味噌な宣伝記事を書かせていただくことをお許しください。ただ、映画好きや、社会課題に関心のある方ならご満足いただけると思うイベントです。

ここ数年、国際平和映像祭UFPFFというイベントのお手伝いをさせていただいています。
いよいよ本番が次週9/16(月・祝)に迫り、運営資金拡充のためのクラウドファンディングも本日締め切りを迎えるに至りました。
(クラウドファンディング終了後も、団体への寄付は承っております。ぜひぜひご支援を賜れますと幸いです)

【イベント・団体ホームページ】
《団体公式ホームページ》

《国際平和映像祭2024お申し込みページ》

《国際平和映像祭クラウドファンディング特設ページ》

◾️「平和」に迫る映像作品が人々をつなぐ、若き映像クリエイターの祭典

本映像祭は、今年で14年目を迎える映画祭です。「平和(現在はSDGsも可)」をテーマとする、学生作家による5分間のショートムービーのコンペティションです。

映像作品は「平和」というテーマ、制限時間、字幕やデータ形式と公序良俗に則る点以外、特段の制約はありません。これまでの13年間には、ドキュメンタリーはもちろん、ドラマやアニメなど、様々な形式で映像作品が寄せられてきました。

短編作品は、映画館でもっぱら上映される長編作編のダウングレードとイメージされがちですが、限られた制限時間で本質に迫る短編作品をあえて課題とすることはむしろ若きクリエイティビティをくすぐります。

「映像で世界を変える!」を掲げる本映像祭は特に「つながり」を重視します。英語名称の"United For Peace Film Festival"の通り、映像が人をつなぎ平和が生まれるストーリーがブランドに込められているのです。

各国から集まる映像クリエイターが本映像祭へのノミネートをきっかけに出会い、刺激を与え合い、その後も続く友情を育んでいます。

運営に当たるボランティアスタッフも社会人、学生と幅広く、多様性を当たり前のものと考える人間が集まっています。平和の重要性を感じる共通した感性が、多様な個性のボランティアスタッフの中に確かなつながりを育んでいます。

◾️新進気鋭の社会派映像クリエイターの登竜門

学生の手による作品、ということで舐めてかかると痛い目を見ます。この映像祭を契機に、日本のジャーナリズムを動かす映像クリエイターが誕生しています。

そうした若手クリエイターの一人が、久保田徹氏です。
名前に記憶のある方もいらっしゃるでしょうか。ミャンマーで映像取材中に拘束されてしまったジャーナリストです。

彼が国際平和映像祭でノミネートされた作品もロヒンギャ難民に迫ったドキュメンタリーでした。日本社会でまだ大きな注目を集めていない中、彼は現地コミュニティに分けいり、入念な取材の結果を渾身の5分間の作品に収めます。

ミャンマーでの拘束事件も、彼の取材対象に迫る情熱ゆえの事件と言えるのではないでしょうか。
彼はそうした窮地に一生を得る経験の後も、ミャンマーの映像作家を助けるプロジェクトを立ち上げ、精力的に現地情勢の改善を支援しています。国内の現場を対象とする映像作品も目を見張ります。


もう一人、今後も目が離せない映像クリエイターとして、小西遊馬氏も亜挙げなければいけません。

彼も久保田さんと同じくロヒンギャ難民問題に迫ったドキュメンタリーを本映像祭にエントリーしました。多様な当事者を取材した内容構成に加え、ドローンも駆使したカメラワークは見る者を圧倒し、グランプリに加え他二つの特別賞も総なめにしました。

※下記共有の作品は、本映像祭仕様に編集する前の完全版

彼はその後も「愛」をテーマに情熱あふれる取材をこなし、ロシアによる武力侵攻後のウクライナの有事の実態二本にも日本に伝えていました。

UFPFFは10年あまりの歴史を経て、今や若手社会派映像クリエイターの登竜門となりつつあります。

◾️代表 関根健次氏の熱い想いで始まった映画祭
本映像祭は、日本でまだ「社会企業家」という言葉に馴染みのない頃に、世界平和の実現を掲げ起業した、関根健次氏の情熱なくして語ることはできません。

関根健次氏は、今まさにイスラエル・ハマスの戦争に揺れる、ガザ地区のかつての窮状を目の当たりにした記憶が忘れられず、平和の実現に取り組む企業・ユナイテッドピープル株式会社を設立します。

彼は人々を社会貢献へのアクションに誘う手段として、映像作品に注目します。見る者に社会課題を気づかせ、ストーリーですぐに伝えられる映像作品のインパクトを活用するべく、映像配給事業で日本社会に訴えていきます。

彼が映像祭を立ち上げるきっかけは、「Peace One Day」というピースデーにまつわるドキュメンタリー作品でした。


ジェレミー・ギリーというイギリス人が、たった一人の行動から国際社会を動かし、元々あった国際平和を願う記念日を9月21日という1年に一度の記念日に定め直します。そして、9.11同時多発テロなどいくつもの困難を乗り越え、9月21日当日、アフガニスタンでの一時停戦を実現し、子どもたちへのポリオワクチン配給に成功します。

この映画に触れ、関根氏はピースデームーブメントを日本で自らのアプローチで広めていくことを決意し、才の溢れる若者の映像作品のコンペティションUFPFFが始まります。

■UFPFF2024はパワフルになって皆さまをお迎えします!

UFPFF2024はNPO法人PEACE DAYとの共催イベントとして、強力なラインナップで皆さまをお迎えします。

会場は、昨年も好評だったヒューマントラストシネマです。臨場感あふれる劇場で、数々の映像作品をお楽しみいただけるこの上ない空間です!

これまでも映像祭審査員を務めていただいたこともある、社会貢献活動に余念がないサヘル・ローズ氏の初監督作品『花束』の特別上映がございます。

後半で珠玉のファイナリスト作品10編が公開されます。審査員と各ファイナリストの審査での質疑応答も、見所です。その後のゲストを迎えたピーストークも皆さまの知的好奇心を満たしていただけるものと思います。

冒頭の通り、今年は補助金の関係で運営資金がショートしてしまい、クラウドファンディングも呼びかけしております。持続可能な運営にご理解賜れますと幸いです。

皆さま、9月16日(月)はぜひヒューマントラストシネマへお越しください!!

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