胆のう炎で入院してました。
前回の記事からしばらくして、ある日、食後に腹痛が発生しました。
みぞおち、そしてその裏側の位置にあたる背中の、これは憶えのある痛みです。
そう、胆のうが痛い。
ロキソニン飲んで、さらに食事を摂るのをやめて静かにしてみたものの、2日間ほど痛み治まらず、諦めて病院に行きました。
結果、CTを撮って胆のう炎があったよ、ということで即入院。診断は胆石由来の胆のう炎。
入院生活。
胆のうを取るにせよなんにせよ、まずは炎症を抑えなくてはいけません。抗生剤(と栄養)の点滴をしつつ、絶食を1週間。かろうじて水分は摂ってよいとの指示。食事をしないと、人間思ったより時間に空きができるものですね。
1週間も経つと、唐突に便意をもよおして、結構な量(固形と液体)を出しました。液体は、超・黄色。これは胆汁の色だと思う。
血液検査から炎症をあらわす数値も戻り、絶食も解除されましたが、重湯スタートです。
胆石由来なだけに、脂質制限かかります。
今後、食事が真に豪華になるとしても、多分あれなんだろうな。あれ。
採血に困る。
抗がん剤をやってからこちら、採血のための血管に大変困るようになりました。血管が細くなってるとかなんとか。まあ時間経てば戻るかもですが、今の今はとにかく困る。
で、なぜか今回、異様に手厚く連日採血されているのですが、もうこれが実にひと仕事。
黙ってスッと採血をして立ち去るベテランな方も(たまには)いれば、逆に「血管がない」と連呼をしながら私を座らせ、寝かせ、反転させ、ベッドに血の雫を散らしつつ、しかし採血を完遂できずに立ち去る看護師さんまで。千差万別です。流石に血管ないない連呼されればいい気持ちはしませんが、毎度採血には「無」になる心持ちで挑みます。さぞかし取りにくい血管なのであろう。
入院計画。
これがぼんやりしてて不透明。
半月程度かな?と見てますが、大昔にやはり胆のう炎で入院した時は、ずるずると2ヶ月くらいまで延びてました。なんでやねん。切るなら1ヶ月越えても、とは思うけど、切らないなら炎症治まったらとっとと…な心境です。この何時まで経っても医者が見通しを立てない、そんなぼんやりが嫌で、冒頭、2日間も痛みに耐えて受診を悩んでしまった。
最終的に炎症を抑えて経過観察となり、2週間程度の入院計画となりました。食事も徐々に普通に戻っていき、そろそろ退院だな…と思っていた日。
痛い…(再)
食後、なんだか気持ち悪さと胃腸付近の膨満感を感じてしばらく大人しくしていたものの、突然、覚えのある痛みが急激に発生。
「いやこれは退院延びるやつだ…」と躊躇をしつつ、しかし痛みのあまりに冷や汗を流しつつ、ナースコール。あまりに痛くて、軽く吐いたりしていましたが、その間に手際よくCTなどの手配をしてもらい、さあ、CT行きますよーという段階で、急激に収まる痛み。さっきまでの冷や汗がしたたる痛みが突然なくなりました。
落石注意。
CTを撮影した結果、「胆のうから胆管に石が落ちたね」という説明。
胆のうから胆管に石が落ちる時、こんなにも痛いのですね。
もちろん退院は延びて、内視鏡で石を取ることになりました。
内視鏡で胆石を除去。
いわゆる「ERCP(内視鏡的胆・膵管造影法)検査」と呼ばれる処置を受けます。簡単に言えば、内視鏡を潜り込ませ、造影剤で石の位置を特定し、その後バスケットカテーテルと呼ばれる機械で石を胆管から十二指腸へ引っこ抜いて捨てる処置です。基本的に眠った状態で処置を受けますが、クライマックスから終盤付近になるとうっすら覚醒してくるので、お腹の中でもにょもにょ動いている感覚は楽しめます。いや、楽しくない。
そして入院延長へ…
そして当たり前ながら、入院延長になりました。
よくよく考えたら最初に石を引っこ抜いておいてほしかった気がしないでもないですが、多分、胆管に落ちてこないと引っこ抜けないんだな…。
いやまあ、そもそも論として「(有給復活する)秋までは(胆のうを除去する)手術したくないなり!」という無茶振りをした結果、このようになってるわけで、つまりまとめると、自業自得なんです。先生さーせん。
結論、1ヶ月弱入院していました。
というわけで、さらに半月弱の入院をしてました。
さっさと胆のうを取ればよかったよ…。
そして入院してる間に、髪の毛は「ベリーショートかな?」と思える程度にフサフサになり、ついでに子宮体がんの経過観察の受診日まで病院に住み着いたままたどり着いてしまったわけです。なんという。
最後に、血液検査について。
血液検査ですが、抗がん剤治療の間、ずっと高いままだった白血球値は人並みに戻りました。
やっぱり、胆石が悪さしてたのだろうか…。
でも、白血球値が低いと外出もままならないというか、ピリピリしなくてはいけなかったので、正直助かった部分もあって、複雑です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
では、また。次の記事で。