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数字でみるコロナ後の居酒屋のリアルな現状

結論から言うとコロナ前の2019年と比べて2020年は

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36.6%下がっております!

4月、5月は半分以下どころの話ではありません(苦笑)

どの需要が無くなったかなどの考察は、記事の後半で説明させていただきます

ところでこのデータはどこの店舗?と言いますと

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こちらは、居酒屋わやわやです!

場所は青森市(古川グルメ商店街内:県庁横の一方通行の通りの2階)

定休日は日曜日!

26席ほどの店内でそんなに大きい店舗ではありません。郊外では無く、街中にあります。

料理は、青森の食材を使った青森の料理をメインとし、ドリンクは200種類を超え、果肉入りやタピオカ入りのドリンクも飲み放題で飲めちゃったりとリーズナブルに楽しめる居酒屋です!

4月からは禁煙となり、もともと会社や、役所が近かったことからサラリーマンなどの男性のお客様が多かったのですが、禁煙にしたことと、コロナの影響で会社の飲み会が減ったことで、男性のお客様の需要が減り、女性のお客様や家族、カップルでのご来店が増えたため今年6月に店内改装いたしました!

改装前(大衆居酒屋のイメージ)

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改装後(おしゃれなデートや家族、女性向けのイメージ)

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この改装に踏み切ったのも、コロナ前とコロナ後での需要の変化によるものです。居酒屋わやわやは、低価格の大衆居酒屋をイメージしていたため、薄利多売でたくさんのお客様に来ていただいて成り立っていました。コロナ前は青森らしいお店にするというコンセプトもあり、県外のお客様も多く来ていただいておりました。

しかし、コロナ後はどう頑張ってもお客様の来店数を増やすことは難しく、会社での宴会需要は無くなってしまいました。

コロナ後でも、変わらずご来店くださっていたのは、1人のお客様、家族でのお食事、カップルのデート、記念日・誕生日、仲の良い友達の少人数での飲み会は来てくださっておりました

コロナ前とコロナ後では、必要性の無いものは無くなってしまったイメージがあります。自分にとって、それは本当に大事なのか?今までは大事では無い、なんとなくの飲み会もあったかもしれませんが、今は重要度の低い外食は控えているように感じます。

それでは、コロナ前とコロナ後で見ていきたいと思いますが、4月と5月は緊急事態宣言があったりと比べることがかなり難しいので、6月から見ていきましょう!

6月はこちら!

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37.9%減ということで約40%の売り上げが落ちています。

7月はこちら!

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7月は、2週目に居酒屋わやわやのある青森市で感染者の確認がありました。

7月も変わらず37.8%減です!

そして8月はこちら!

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わやわやはねぶたの通る近くにお店があるため、8月は1年の中で一番の繁忙期!その繁忙期は54.4%減ということで、回復してきたといえどかなりの大打撃です。

この3ヶ月を前年度と見比べてみると、週末のガッとした売り上げが無く、週末のコロナ前とコロナ後の対比が凄まじいです

このコロナ後の6月、7月、8月、そして現在の9月でグラフを作ってみると

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大体形は同じようなので、ある程度来てくださるお客様の需要(今月はお祝い事が家族であるから行こうなどの個人の環境)で少しの変化はあるものの、人が出て歩く日は毎月同じような感じにはなっています

現場に出ていれば、すぐわかることではありますが、数字やグラフで見ても出歩く日は同じであり、金土の集中は変わりませんが、回転は無いためコロナ前までの爆発的に売り上げる日は無くなっており、日々の忙しい時の変化は穏やかです

時間帯で見てみましょう

こちらはコロナ前の昨年の6月〜9月

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21時までのお会計が多いので、この時間に帰る方が多いですね

こちらはコロナ後の今年の6月〜9月です

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変わらず21時前のお会計が多いですが、数字で見ると昨年は21時台のお会計が1番多かったのですが、今年は20時台が1番多くなっています。

件数で%で見ていくと

18時台は、19%減

19時台は、17%増

20時台は、13%減

21時台は、38%減

22時台は、45%減

23時台は、78%減

大体どの時間も減ってはいるんですが、19時台が17%お会計の件数が増えています。

こちらは家族層や、お食事層です

居酒屋ではありますが、豊富なドリンクと料理で、お食事だけの方も多くいらっしゃいます

後半の大きな減り方は、コロナ後一時期21時閉店にしたりしていたので、そのせいもあるかと思います。

明かに減ったのは、コースのお客様

人気メニュー5位内にはコースが入っていたのですが、今年はコースはランクインしませんでした

わやわやの系列店には、25年以上やっている老舗のサイゴンというエスニック料理居酒屋のサイゴン、BARわやわやなどありますが、今回のデータは全て居酒屋わやわやのみの話となっておりますので、またご紹介したいと思います


以下は私のコロナ後の考察となります。

「コロナ後は、本当に食べたいものを、本当に大事な人と楽しむ」

コースは、居酒屋わやわやでは、なんとなく頼むという宴会需要が主でした。それが無くなったということで、みなさん自分の食べたいものをアラカルトで注文してくださっております。

そして、改装も関係しているとは思いますが、接待など敬語で話しているお客様が減ってるように感じます

みんな、和気あいあいと敬語の無い会話を楽しんでいるようなので、上下関係の無い集まりで来てくださっています

そして現場にずっと出ているから感じていることは、常連様の大事さ!

最近は週に何度も来てくださったり、オリジナルグッズを買ってくださるほど応援してくださったり、お土産を持ってきてくださったり、人としてのつながりをとても強く感じています

確かに売り上げは落ちましたが、その分お客様と話す機会も増えて、応援してくれるという心をかけてくださるようになりました

SNSで暇だー!助けてー!とつぶやくとそれを見てくれ、その後すぐにきてくださる方がいるほどです

ここで、私たちは売り上げの減少に伴いカットした部分は広告宣伝費です

広告宣伝費はたくさんの方がお店を探しているという前提があってかけていましたが、今はそもそも需要が無いので、お金をかけることを辞めました

じゃぁお客様が来てくれないじゃん?と思うかもしれませんが、さっき言った通りSNSで来てくださる方がいるのです

今わやわや公式では、15000人のTwitterのフォロワーがいます

ほぼ全スタッフがTwitterをやってくれて、みんなでいっせいに発信しています

ツイキャスをやったりYouTubeをやったり、無料のツールを一生懸命やっています

これからは個々の発信力が大事と考え、頑張っています

このおかげか、リピーターがとても多くなりました

コロナが落ち着いても、全盛期の30%ほどの売り上げで止まるだろうと思っていますが、削れる経費を削って頑張りたいと思います

お店も同じで、本当に大事なものを見直す機会が訪れていると思います

本当にこれは必要か

これって無駄なんじゃ無いか?

もう一度しっかり見直し、大事なお客様と一緒にいいお店づくりにこれからも励んでいきたいと思います

人は宝

今は、経営者の戦略とか頭の良さの見せつけ合いとかでは無く、現場のスタッフの感じる心を大事にしていくべきと思います


考察はあくまで、私個人の思いであり、みんなそれぞれの環境によって感じること、正しいことは様々だと思いますので、否定することでも無ければ、肯定も必要ありません

人は物事を見たいように見て、信じたいように信じます

そしてそれは、その人の人生を作っていきます

各自信じた道をいってみることで、これからチャレンジできる機会はたくさんあると思います

時代は変わります

今を必死に生きるチャレンジャーが作る未来が楽しみです

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