ひょっとして、ChatGPTってロープレの相手もできるんじゃ…
皆さん、こんにちは。
鹿児島でフリーランスのキャリアコンサルタントをやっている和山です。
以前、「ChatGPTに相談してみました」という記事を投稿しましたが…
以前、「ChatGPTに相談をしてみました」という記事を投稿したところ、(和山調べで)とても好評で300ビューを突破しました。
他の方のnoteを見ても、いろいろな業界の方がいろいろな使い方・切り口でChatGPTに関する記事を書いていらっしゃるのをたまに拝見しています。
私も、仕事や生活の中でChatGPTがますます普及するとは思っていて「仕事がなくなるかも…」という危機感も多少はありますが、それ以上に「もっとうまい使い方はないかな?」という点にとても興味を持っています。
キャリアコンサルタント × ChatGPT=???
そんなわけで、あれこれ使い方について考えてみたのですが、キャリアコンサルタントとしての使い方として思いついたのが「対話生成能力が高いならロープレの練習相手になるんじゃない?」ということです。
やはり、資格をこれから取ろうという方や資格を取ったばかりの方の中には十分な実践の場を確保できないという方も多いと思います。
もちろんリアルな対話には至らない点もあるとは思いますが、「それでもロープレをたくさんやって練習したい・経験値を積みたい」という方は間違いなくいらっしゃいますし、ChatGPTの専門的な情報に対しては信憑性が…という意見もありますが、ロープレ相手としてはむしろその方がよかったりもするかなと個人的には思いました。
やりとり
というわけで、早速ChatGPTに聞いてみました。
和山(以下:和):ChatGPTってキャリアコンサルタントのロープレのクライアント役ってできるの?
ChatGPT(以下:GPT):はい、クライアント役もできます。私は、キャリアに関する一般的なアドバイスや情報を提供することができますので、あなたのキャリアに関する質問や悩みに対してアドバイスを提供することが可能です。ただし、私はあくまでも機械的なアドバイスしかできないため、個人的なアドバイスやカウンセリングはできません。それでも何かお力になれることがあれば、お手伝いできますので、お気軽にご相談ください。
んん?クライアント役とコンサルタント役が逆になっていそうな気もするけど…とりあえずやってみましょう。
和:キャリアコンサルティングのロープレをしたいので以下の設定でクライアント役になって 。
・30代男性 会社員(広告の営業職)
ここで間違えてEnterを押す。
GPT:はい、了解しました。では、以下のロールプレイの設定で進めていきましょう。
【設定】 あなたは30代の男性で、広告会社で営業職として働いています。最近、仕事に対するモチベーションが下がってきており、将来のキャリアに不安を感じています。今後のキャリアについて、アドバイスを求めています。
やっぱりクライアント役とコンサルタント役が入れ替わってる…。もう少し強引に続けてみよう。
和:「将来のキャリアに不安を感じている」とのことですが、もう少し詳しくお聞かせ頂けますか?
GPT:はい、具体的には、今の職場でのスキルアップやキャリアアップの道があまり見えないと感じているんです。また、このまま同じ仕事を続けていても、将来的には市場価値が低下してしまうのではないかという不安もあります。そうなると、転職を考えるのも一つの選択肢になってくると思っています。ただ、どのような職種や業界に進むべきか、自分に向いている職種やスキルは何なのか、わからなくて悩んでいます。
和:今の職場ではスキルアップやキャリアアップの道があまり見えないと感じて、このまま仕事を続けても、将来的には市場価値が低下してしまうのではないかとお考えなんですね。 ちなみに、今は営業のお仕事をしていらっしゃるとのことでしたが、もう少し具体的にお聞かせ頂けますか?
GPT:はい、確かに申し上げていなかったですね。私は広告会社で営業職を担当しており、主に広告媒体の販売やクライアントのニーズに合わせた提案などを行っています。最近は、競合他社の台頭やデジタル化の進展により、新しいアプローチや戦略が求められるようになっており、自分自身のスキルアップが必要だと感じています。ただ、現状の職場では、スキルアップの機会や研修制度が限られており、自己流で勉強するしか方法がありません。そういったことが将来的なキャリアアップに不安を感じる原因の一つです。
≪以下略≫
なんか思っている以上にクライアント役になってる!!
この後もやり取りを続けると「今回の問題は半年くらい前から悩んでいる。ちょうどその頃から『同じ仕事の繰り返しだ』と感じたり、友人がいろいろな研修等に参加してスキルアップをしている話を聞き、このままでは自分の市場価値が下がるのではと不安に思うようになった。」、「クライアントにとって『キャリアアップ』とは単純な昇給や役職につくということだけでなく、自分のスキルを磨き、自分の市場価値を高め、キャリアに対する選択肢を増やすことであると考えている」、「だから転職するにしても、転職先には自己成長の機会が豊富にあり、将来的にはリーダーシップも発揮できるような職場に転職したい」等といった話が聞かれ、思っていた以上にロープレになった気がします。
問題と思ったこと
ただ、一方でこちらの入力ミスなどで一度会話の歯車が狂うと、クライアント役からコンサルタント役になってしまったり、何回かロープレをやっていると、今回出てきた「継続的にスキルアップしていきたいけど、今の職場ではそれが難しいので転職したい」というクライアントが登場することが多く、クライアント役のバラエティーには欠けるといった問題点もあるなと思いました。
後は、相手がAIだからこそ、生身の人間の相手では躊躇してしまう挑戦的な関わり等もでき、練習相手としてはかなり活用できるのではと思いました。
以上のことからキャリアコンサルタントのトレーニングツールとして活用するにはまだ不十分なところも多いですが、資格は取ったものの実務につけていない方をはじめとした「ゼロよりはとにかく、練習をしたい」という方にはいい練習相手になるかなと感じました。
今週も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
お仕事のご依頼はこちらから