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面接官をするとき、どんなところを見ていますか?

皆さん、こんにちは。鹿児島でフリーランスのキャリアコンサルタントをしている和山です。

今回はタイトルの通りですが、私が採用面接や模擬面接官をするときにどんなところを見ているか、お話していきます。

実はこの質問、先日参加した模擬面接会で学生さんから頂きました。

学生にはもちろんですが、転職面接でもほぼ同様の基本的な内容だと思いますし、日々転職支援をしていても抜け落ちている方が多いように感じますので、そういった方々のお役に立てば幸いです。


私の「面接官」としての経歴

まず、この記事を書いている私の「面接官として」の経歴はこんな感じです。

・会社員時代(接客業)、店舗の責任者として中途採用をメインに採用面接、入社後の研修・フォローを担当
・新卒の採用代行(大学・専門学校への訪問、説明会・選考会の設定、筆記試験・面接試験を実施)
・講師として高校へ訪問し、面接対策から進路選択に関わる様々な内容の授業を行う

そんな人がここからはお話していきます。

面接官をしていて感じること

実際の採用面接でも模擬面接でも、面接官をしていて感じることは「私が学生の頃に比べて、回答の質は上がっている」ということです。

正しくは「準備している人と、していない人の差が顕著になった」といったところでしょうか。

当時よりもネットも普及し、書籍などに掲載されるノウハウも蓄積され、精度が上がり、参考にできる資料の質も量も変わっているということもあるのかもしれません。

そういったものをしっかり活用している方、そういったものを活用せずに「自分なり」を貫く方(それでもしっかりとしたものが言える方はいますが…)、両者の差が激しくなったように感じます。

実際、学校へ訪問して授業の様子を見ていると、気になったことをすぐにスマホやタブレットで調べるという方もよく目にします。
ここら辺は社会人の方でも同様かと思います。

その上で、私が面接をする際に重視する点は以下のような点です。

私が特に見ている点

①第一印象

王道ですが、やはりここは必須項目です。
「第一印象の良い人は、その後の質疑応答の印象も良くなる」という研究もあるそうですが、それは「ある」と私も感じています。

職種に限らず、お客様、同僚など、多かれ少なかれ人と関わることはどんな仕事でもあります。
特に社外の方とお会いするときは、その人の印象が会社の印象になると言っても過言ではありません。

そういった点もあって、第一印象は多くに企業でも重点的にチェックされる点です。

私自身も点数を高くつけるかはさておき、第一印象のよかった方の回答は無意識に意識的に追っていたということは何回も経験しました。

ポイントとして、身だしなみや会場への入室時の立ち居振る舞いももちろん影響しますが、やはり「表情」の差は顕著に表れます。

無表情で入ってきた方よりも(ただ、こちらの方が圧倒的に多い!!だからなのか…)、笑顔で入ってきた方のインパクトは皆さんが想定している以上のものがあると思います。

②面接全体を通しての人物像

先述の通り、質疑応答について1問1問への回答の質はとても高い方が多いように感じます。

だからこそ、私は「面接全体を通して、結局この人はどんな人だったか?」ということをなるべくイメージするようにしています。
「一貫性」と似ているかもしれません。いや、一貫性よりは少し緩い…でしょうか。

極論を言えば、面接の目的は「自社に合う人材を見つける確認の場」だと思っていますので、「こちらの質問に対してこちらの求める回答ができるか?」というよりも「人として、うちの会社に合う人物か?」というところが重要です。

だからこそ、採用する側も「求める人物像」はしっかり作り込んでおくべきだと思っています。

入室時の第一印象から質疑応答中の様子、退室するときの様子まで、トータルで見ての人物像は意識しています。

その為、面接対策として志望動機や自己PR等を一緒に考える際はまず「どんな人物と相手に「印象付けたいか?」という点を大まかに決めてからそれにちなんだネタ探しを行います。

決して「相手に合わせてウソをつこう」というわけではなく、「長所や短所なんて図り方で変わるのだから、相手の定規の中で最も大きく見える長所を探そう」というスタンスです。

まとめ

ということで、ここまで私が面接官として見ている点について、ここまでお話してきました。
「結構、当たり前のことなのかな?」とも思いましたが、少しでもどなたかの参考になれば幸いです。

特に9月からは高校生の就活が解禁されます。
面接対策や志望動機の作り込みなどもお手伝い出来ますので、お気軽にご連絡ください。

ということで、今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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