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【成年後見人業務】申立てより報告より大変なこと🟰金融機関とのやり取りと家族との意向確認。
7歳と4歳の男児を育てながら外資系金融機関で働くアラフォーです。
公務員から転職してはや一年。
これまで何にも気づかなかったわが家の問題ですが、私がFPの視点で見てみると、実は地雷のようにたくさん埋もれていたのです。
そのひとつが、祖母の年金管理問題。
叔父に頼りっきりだったこの件について、祖母が入院して10年間、祖母の口座は一切無管理でした。代わりに叔父が祖母の入院費用や生活費などの全てを立て替えていたのです。
それでは、叔父にもし何かあってしまうと、祖母の生活も立ち行かないということで、70歳を迎えた叔父が元気なうちに諸々の手続きを進めた方がいいという話になりました。
祖母は、認知症で入院する際に叔父に通帳を預けて「これで頼む」と言ったそうです。そのため、叔父は成年後見制度の説明まで聞いたそうですが、大変なことだと申立せずに10年放置、自腹を切り続けてきたとのことでした。
もしも、私が祖母の気持ちを想像すると…
自分の入院費は自分の年金で賄いたいし、ましてや息子に負担させるなんて本望ではないだろうなと思い、年金で自分の入院代を賄うために、動きを封じられた銀行口座のスイッチをオンにするために、成年後見制度を申し立てて、私は祖母の後見人になりました。
孫の私がなることについては、叔父が身内にして欲しいと言ってくれたからです。
成年後見人業務、申し立てだけが大変かと思いきや、わが家の場合は申し立て以上に大変なことがありました。
財産の内訳や収支などは人それぞれ十人十色だと思います。だからこそ、自分と違う金銭的な価値観で動いてきた人の管理をするのには、本人の財産を「守る」ことを目的として裁判所が認める範囲でする必要があります。
それは重々踏まえたうえでですが、金融機関とのやり取りは、本当に大変でした。
平日のみで事前予約制、本人確認や手続きに時間がかかる、確認も厳重すぎて、必要書類が足りないことなども多く、何度も足を運ぶことになるなど、手間手間手間!手間の三重奏でした。。
しかも、裁判所が定めた期間内にしなければならず、仕事しながらの調整は正直厳しいです。
成年後見制度が広まりにくい、士業の方の業務になるのも納得です。
でも、孫の私が後見人になったからこそできる、祖母のための財産管理。
家族の意向を汲みながら淡々と続けて行こうと思います。