恵まれてる|たなべあーの日々徒然
社員が昨日、作り置きしてくれたグラタン。
それから、ポトフ。
それらを温めて、出来上がり。
今日の私の昼食です。
恵まれてるなぁ。
しみじみとそう思う瞬間です。
ありがとう。ご馳走様でした。
私は、とてもじゃないですけど恵まれた環境とは呼べないような家庭で育ちました。周りにいた大人は母だけ。「発達障害の家族と生きるは己を高める滝修業のごとし」シリーズで書いた通りの母です。頼れる人はいない、助けてくれる人もいない、お金もない、まさにないない尽くしでした。
学生時代は路上生活なんかをして、ほうぼうで働き、教えていただいたり、叱っていただいたりしながら社会を学びました。社会がお父さんであり、お母さん、そこで出会ったたくさんの方々がお父さん、お母さんでした。それならば、ということで社会に恩返しがしたい、社会のためになることがしたいと。そんなつもりで事業をつくり、仕事に取り組んできました。
気がつけば私もいい歳になっていて、いまだ妻も子どももいませんが、こうして気にかけてくれる社員たちがいる。日頃会うことはなくても、ある時期深く関わった卒業生たちが日本いや世界中に何万人もいる。何もなかった、何も持たなかった私からしたら、今はほんとうに恵まれてます。とても有難いことです。
大切なことっていろいろあるし、幸せに必要なものって人によっても違うと思いますが、私にとってはお金とかそういう物質的な豊かさではないんです。今でもお金はありませんし、決して裕福とはいえない生活ですが、なぜ私が幸せかというとそういうことなんですね。互いに相手のことを思いやれる仲間がいれば、人は幸せに生きられる。そう思います。
あとはこの先、社会のために何ができるか、どこまでやれるか。
いただいたものを全部お返しするつもりで、やれるだけのことをやり尽くしたい。それができれば、もう十分に幸せかもしれません。
みなさんにとっての幸せってなんですか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?