おかん充電ケーブルがさせない｜発達障害の家族と生きるは己を高める滝修業のごとし
やることがなく一日中テレビを観るしかないおかん。
引越しに合わせ購入しておいた大きなテレビの設定をしてやり、よく聴こえる耳元スピーカーとのペアリング設定をしたところ、めずらしくたいそう喜んだ。
が、うちのおかんに限ってそんなハッピーエンドがあるはずもないことは、賢明な読者の皆様ならもうお気づきのことだろう。
事件は、耳元スピーカーの充電の仕方を教えているときに起きた。まず、ケーブルが刺さらない。どうにもこうにも刺さらない。差し方を教えようとする私に、当然のように繰り出される逆ギレ罵倒ロイヤルフラッシュ。ふつうの人ならこの時点で相当ムカつくレベルですよ。
しかーし！それくらいの技ではもー痛くも痒くもないくらいには私ゃ慣れてますよ。はい。なんともない。内心ムカついてますが、表には出ません。「無」ですよ「無」。微動だにせず滝に打たれる修験者のように。こちらが親切でするアドバイスも全無視ですけども。罵倒か無視。フッ、むしろちょっとおもろいやんけと思いはじめた次の瞬間、彼女はそれを私に向けて放り投げますよね。耳元スピーカーを。するとパチンと私に当たりますぁーね。あらあらそっぽ向いてしかめっつらされてらっしゃるじゃーないですか。と、そんなことくらいじゃ動じませんよ。なーんとも思いませんよ。伊達にこの人の息子50年もやってませんよ。ええ。「ここをね、こうして…」と説明しながらやって見せ始めた瞬間、「バッ！！」と鷲掴みで奪われました。突然ですが皆さん、猿に餌をあげたご経験はおありだろうか？手ごと持っていかれそうになって腰を抜かしそうなほど恐怖を感じたことはおありだろうか？ない人は想像してくださいw。ある人、わかりますよね？
とまー、そんなことがあっても効きませんねー。長年鍛えた私には効きません。蚊が刺したくらいの小事、小事。なんとも思いません。わたしゃ伊達にこの人の息子を（以降割愛）。で、見事刺さりました。めでたくお刺しになりました充電ケーブル。よかったよかった。
でも、事件はなんとここからはじまるのです。充電ケーブルを刺すと音がね、消えるんですよ。刺しながらの視聴はできない仕様なので。だから消えました。音が。そーなると抜いてももー音は鳴らないんです。抜いてから電源オンオフして再度ペアリングし直さないと鳴りません。これじゃテレビの続きを無音で観るハメになるので「音出るようにするから貸して」と言う私になんと、
母、キレる。（なんでやねんwwww）
なんやのんあんたもー刺さったやないの！！！これでええんやろ！刺したやないの！！（あ、いや、音が消えてるやろ？音出したるから…）これでええやないの！何があかんのよ私もう刺したやないの刺さってるやないのおおお！（うん、だから音がね…）もーなんやの！！！あんた何ゆーてんの！！私は早よテレビ観たいねん！っ
いや、だから音出したるからよこせとさっきからゆーとるやろが。（しまった
なんやあんたその物の言い方は◯※△◯×⁉️×※△□‼️◯※△◯×⁉️×※△□‼️◯※△◯×⁉️×※△□‼️…そこからどーなったかはご想像にお任せします。
ちーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ダレカタスケテ