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文化人類学がおもしろい

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わたくしコミュニケーションを専門とする博士(学術)の筆者が”複数の他者のあいだのコミュニケーションを記述すること”という切り口から文化人類学の文献を読んで行きます。 わたしは文…
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2022年9月の記事一覧

さるかに合戦は、なぜ「猿」と「蟹」なのか? ー意味分節理論の超応用編(1) 『神話論理』で読む昔話の世界

一年生になった上の子が、毎週小学校から本を借りてくる。 今週の一冊は『かにむかし』。 いわゆる”猿かに合戦”の異文のひとつである。 「昔話は和むなぁ」 と、平和な気持ちでパラパラと眺めていると、なにやら気になる二項対立関係が見えてくる。 赤と青 頭と尻 固さと柔らかさ こういう対立と折り重なって、猿と蟹が対立している。 レヴィ=ストロースの神話論理の世界対立関係にある二極が、物語の中で過度に接近したり、分離したりする。 これはまさに、クロード・レヴィ=ストロース

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