【副業】私がストックイラスト開始9ヶ月で月収入10万円達成した方法
2023年2月ストックイラスト開始。制作作業ができるのは夜に子供が寝た3時間だけ。そんな私が9ヶ月でどのようにして月収入10万円達成したのか?
私自身の今後の戦略のヒントのためにも、9ヶ月間の記録をまとめることにしました。ストックイラストの売上に伸び悩まれている方、これから始めようという方もぜひ参考にしてみてください!
後半は文字通り「ここはタダでお見せするわけには・・・っ!」という情報もありますので有料としていますが、無料の前半パートだけでも私の戦略を読み取っていただけるものになっているかと思います。
2023年2月、ストックイラストをはじめる。
私がストックイラストをはじめたのは2023年2月のこと。初心者でもはじめやすいと言われるAdobeStockとPIXTAの2つのストックサイトを同時に開始しました。
PIXTAは日本のサービスということもあり登録システムの性能や売れ筋テーマの情報公開などクリエイターサポートの手厚さ、AdobeStockはストック売上の一定数をクリアすればIllustratorなどのアドビ製品が無料で使えるようになるというボーナス特典が何よりも魅力でした。
しかし、ビジネスの鉄則で言えば新参組は古参組に比べ圧倒的不利。ストックイラストも例外ではなく、古参組がすでに1万点を超えるストック素材をアップしている状況で0からスタートしても普通に考えて勝てるわけがありません。
それでも私がそれをはじめたのは決して勝つつもりはなかったから。1日の時間の中で制作作業ができるのは夜に子供が寝た3時間くらい。動ける時間に動けて少しでもお金になれば、それで充分と考えていました。
次の項目からは月毎に当時考えていた戦略をまとめていきます。また、AdobeStockとPIXTAの売り上げ比率が当時99:1ぐらいに圧倒的AdobeStockだったので、必然的にAdobeStock中心のお話になっています。
2023年2月の記録
クリエイターがストックイラストに取り組む目的として大きく2パターンあります。1つは純粋にストック素材を売ってお金にするため、もう1つはイラストの仕事をクライアントから受注する窓口の1つにするため。私は完全に前者目的なので、独自の作風を出そうという考えはなく、ただ売れそうなテーマを思いつくものから手をつけることにしました。
私もデザイナーとしてストックサイトは日常的に買い手側で利用していたので、実際に過去によく購入したことのある素材テーマから制作を始めました。
記念すべき初めての登録は2023年2月17日、素材はスマホフレームのバリエーションセット。PCやスマホのフレームはWEBサイトデザインのプレゼンなどで使用されることが多く、この同様の素材テーマで何度も購入したことがあった経験から最初のテーマに選びました。結果はぼちぼち。売れるテーマではありますが、すでに多くの素材が登録されており競合も多いのでヒットには結びつきませんでした。ただ、スマホ6.7inchの単体素材はPIXTA内でいまだに売上数1位(2024年5月時点)。当時出てきたばかりの型で誰も登録しておらず競合がいなかったのが理由かと思います。
そしてAdobeStockではじめてのヒットと言えるのがこのグーチョキパー素材。すでに同テーマの素材はあがっていましたが、クオリティが高いものがあまりなかったのでヒットにつながりました。最初期の売上をこの素材が引っ張り上げてくれました。
つづいて某SNSのトーク画面風素材。これも過去の広告仕事でこれ風のデザインをお願いされた経験から作った素材。こちらはAdobeStockでもPIXTAでもずっとコンスタントに売れ続けていて、PIXTA内ではいまでも売上金額1位(2024年5月時点)です。
振り返るとPIXTAは売上数も売上金額も1位素材はいまだ最初期の素材なんですね・・・複雑(笑)
こちらがAdobeStock2023年2月売り上げグラフ、初月は1個だけしか売れませんでした。
2023年3月の記録
3月も引き続き、私が実際に過去によく購入したことのある素材テーマを作り続けました。色んなクリエイターさんが最初から売上はついてこないとおっしゃっていたので、売上は気にせず色々試しながら売れ線テーマを探ります。
タイトルや文章内で文字を立たせるポイントに多用されるアンダーライン、ちょっとアナログ感が出したい時にデザイナーってこういう素材欲しくなるんですよね。それなりに売れるだろうなと狙って、それなりにヒットしました。
先月登録したグーチョキパー素材が売上を伸ばしていたので、さらに売上拡大をねらってハンドサイン素材を量産。2点とも狙ったとおりにヒット。いまから思うと初期素材は、ストック数は少ないけれど、的中率が異様に高い!
そして初期の売上を一番支えてくれたのがこのウェーブ素材。デザイナーとして過去にこのような素材を購入したことがあったので見よう見まねで作ってみたらかなり売れてくれました。
AdobeStock2023年3月の売り上げグラフ。後半には毎日何かしら売れるようになり、毎日売上結果をみるのが楽しみに・・・!
2023年4月の記録
3ヶ月目、まだまだ主軸となるテーマを探す日々は続きます。
まずは昔のおまけシール風ホログラム素材。おまけシールのパロディとかでよく使われるのを見かけたので作ってみたところ、ぼちぼち売れました。
続いてヒット率の高いハンドサインシリーズ、今度は使い勝手の良さそうな指差しアイコンをセットに。これもしっかりヒット!
「SDGs素材は売れる」と聞いてとりあえず作ってみたSDGsカラーのフレーム素材集。正直微妙かな?と思いつつもアップしたら、まずまずの売上でした。
上記と同様に「矢印素材は売れる」と聞いて作ってみたストックですが、こちらは微妙な結果に・・・。たまたまの結果かもしれませんが、ウワサにも鮮度があって古い情報であれば先人がすでにやり尽くした跡でしかないと理解しました。
AdobeStock2023年4月の売り上げグラフ。なんと3ヶ月目で月収入1万円突破!しかし売上の約半分が偶然売れたウェーブ素材シリーズ。これ以上に売上を伸ばすには狙って売れる主軸が必要だと感じていました。
2023年5月の記録
5月は勝負の月っ!
最初からずーっとやりたいと思っていたアイコンでしたが、すでに多くのクリエイターさんがこの手のストックをやり尽くした中で、新規参入するようなスペースはどこにもなく・・・「正攻法では勝てない。どうすれば・・・」
そこで生まれたのがアイコン+人物イラストのセット販売。お得感もあり他ストックとの差別化にもなる。「これなら勝てるかも・・・!」とはじめて自信を持って売り出したのが不動産アイコンセットシリーズでした。
不動産をテーマに選んだのは、夫が不動産クライアントのデザインを担当していて詳しかったから。大枠の不動産テーマの中に「マンションセット」や「リフォームセット」などの小枠テーマを設けるアイデアが自然に生まれたのも詳しかったからこそかもしれません。
AdobeStock2023年5月の売り上げグラフ。この月も売上好調なウェーブ素材シリーズですが偶然の産物でしかなく、狙い通りに売上を伸ばした2位のアイコンセットがこれからの希望の光にっ・・・!
2023年6月の記録
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