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声に出してありがとうって言えんかった話

お久しぶりです。Wakanaです。

今年から日記をつけ始めたのですが、noteは継続できません。

今日は私の友人に伝えたいことがあってnoteを書いています。
中でも、私のお家に遊びに来たことがあったり、私の大事な妹を知っている人だったり。

言おう言おうと思って今日になりました。
直接言える勇気がないのでここにいます。

私には短足で尻尾のない食パンみたいな妹がいます。
みんなからは、はなちゃんと呼ばれています。誰からも愛される我が家のアイドルです。

しかし、去年の11月10日0時にはなちゃんは息を引き取りました。

ついにその日が来たか、と私は泣くこと以外何もできませんでした。

そして何よりも辛かったのは、最後まで一緒にいることができなかったこと。全然お世話をしてあげられなかったこと。最後に直接ありがとうって言えなかったこと。

私は夜行バスで大阪へ行かなければならなかったので、8日の夜がはなちゃんとの最後の日でした。
母からも、最近ご飯を食べなくなって、寝たきりになっているから、もうそろそろかもとは聞いていましたが、別れがこんなにも早いとは思いませんでした。

泣き虫な私ですが、ずっと前から決めていたことがありました。

それは、はなちゃんの前では絶対に泣かないこと。いつが最後になっても笑顔で見送ること。これだけは自分の中で決めていました。

21時、私が家を出る時間。
母に、最後かもしれないから手紙でも書いておきなさいと言われて、手紙を書きました。
書きたいことが溢れすぎてまとまらない文章と、はなちゃんとのたくさんの思い出が交差して、涙が止まりませんでした。

でもはなちゃんの前では絶対に泣かないと決めていたので、目を真っ赤にして抱っこしてあげました。
その時に母が写真を撮っていたのですが、後から確認したら、はなちゃんは泣いていたように見えました。

これまで自分は、色んな感情と向き合ってきましたが、相手の感情を読み取ることがあまりできませんでした。
時には、相手の感情を考えず、気づかないうちに人を傷つけることもありました。

人でも動物でも心に温度がある。

はなちゃんとの最後の瞬間は、久しぶり、というか初めて、心の温度を感じることができたと思います。
最後の瞬間に立ち会うことはできませんでしたが、あの時は、初めて相手の感情を感じることができた最高の瞬間でもあったと思います。

たまに空が綺麗な時に、元気かな〜と考えることがあります。
きっとどこかで見てくれてると信じて、今日も頑張ってこ〜。

ありがとうな〜


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