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私は人前で素直になれない。

他者の前で素直になれない。友だち相手でも。自分に鎧をつけている感覚。素直な感情の発露がなされないように、ガードを堅めているのだ。でもこれでは、心を通わせることができない。

どうして、このことを気にするようになったのか。それは、女王蜂のアヴちゃんが「素直な子が好き」だと発言したからだ。相手との対話はセッションであると。お互いに素直になって心を開き合わなければセッションは成り立たない。私は、他者とセッションすることができないのかもしれない。これは、コミュニケーションの問題ではなく、私個人の勇気の問題だ。自分の感情に鎧をつけていると、相手との対話を楽しむことができない。どこか傍観者チックになる。

キングコングの西野亮廣さんは、「ツッコミはアホがすること」と発言したことがある。ボケは自分の恥を曝け出しているのに対し、ツッコミは安全地帯だ。恥を曝け出す勇気と、素直になる勇気と、傷つく勇気は似ている。

欅坂46の『避雷針』には、次の歌詞がある。

警報機 鳴りっぱなしで意思なんか通じない
上下線 何回 通り過ぎれば開(あ)くんだろう?
ずっと前から知っていたはずさ
電車なんか来ないって…
一人が楽なのは話さなくていいから
わかってもらおうなんて努力もいらないし…
何も関わらず 存在知られたくない
フェードアウトしたくなる


無関心は味方だ
(君は感動のない眼差しで僕を見ていた)
いつだって味方だ
(信じることは裏切られること 心を開くことは傷つくこと
落雷のような悲しみに打たれないように…)」。

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