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街中IoT部の活動2021
皆さん、こんにちは!ifLinkオープンコミュニティ会員の和木です。
この記事は一般社団法人ifLinkオープンコミュニティの活動の一部である発足丸1年が経過した「街灯を利用した街中IoT部」の2021年度活動紹介です。
前年度活動の振返り
発足時の思い(2020年春)
・公共の場を照らす街灯は全国で1000万灯以上、全てIoT化されたら凄い!
・街灯は省コスト省エネ目的で急速にLED器具化、10年単位の足場となる!
・夜を明るく照らすことだけが、視認性向上~防犯等の街灯効果だろうか?
・江戸時代の常夜灯、明治のガス灯以来、街頭には街灯(照明)だけ?
・ちょっと暗いイメージ?の防犯カメラに代わるスマートな抑止力は?
15アイデア選定(2020上期活動)
・防犯(犯罪監視、記録、追跡、犯罪未然防止)
・災害事前予測(水量、水位監視、内水氾濫、小規模河川)
・人、動物の見守り(児童園児、小学生、ペット迷子、高齢者)
・ものの見守り(忘れ物防止、自転車、ベンチ、公設ごみ箱)
・歩行者量、交通量計測(不動産会社商業施設へ情報提供、賑わい)
・健康管理・健康増進プログラム(コンビニ連携、Line活用、歩数活動量)
・町おこしイベント(スタンプラリー、バル、多様な散歩ルート、賑わい)
・調色可能な街灯で状況応じて照明色変化(例:レンボーブリッジ赤変)
・災害時の誘導灯(帰宅困難者、登下校中の児童、出退勤時災害、蓄電池)
・環境モニタリング(大気汚染防止法、公害監視、高密度&簡易計測)
・マイクロ気象サービス(メッシュ化、地域限定アラート、微気象)
・交通システムとの連携(横断歩道周辺、横断者、異物検知、V2X)
PoCの実施(2020下期活動)
・スマート街灯(京セラ殿の通信機)と電池レスビーコン(東洋エレクトロニクス殿)等を使った通学児童見守り~健康ウォーキング&スタンプラリー
・専用のサーバIMS制作(ソフトテックス殿)~サーバIF/THEN
・PoC動画の撮影編集(日本ユニシス殿)
今年はこうしたい(2021活動方針)
その1(データ取得ノウハウ向上)
・多様なセンサデータ収集
・IoTボックス高機能化
・920Mhzマルチホップ通信も利用
・アプリ連携
その2(データ活用ノウハウ向上)
・オープンデータ対応ifLinkレシピ制作
(その1で得られるセンサデータなどの中には、既にオープンデータとして公開されている例もあります。そのような公開データを使って、本来目的であるifLinkを使った「地域のためのデータ活用」も並行させたい)
メンバー紹介
みずほ東芝リース 和木 昌三(部長)、末松 寧
丸文 糸永 祐起
ベイシス 土田 謙志
USEN 沖田 勢矢
京セラ 山下 浩正
ソフトテックス 上口 雅幸、加藤 誠也
東洋エレクトロニクス 名倉 健太郎
さくら情報システム 白石 敬典
ユニシス 藤原 健
九州東芝エンジニアリング 佐藤 誠
東芝情報システム 田中 正弘、土屋 徳武、三島 隆司
FutuRocket 美谷 広海
東芝デジタルソリューションズ 三田 恵補
東芝インフラシステムズ 平川 和樹
※順不同敬称略
前年度との違い
昨年度の活動ではPoC実績などを御評価頂いたようで、ifLinkウィンターフェスティバル2020にて「最多いいね賞」と「事務局長」をW受賞しました!
実績のある部としてマークされているので?「前年度以上の活動実績を残したいものだ」と部員一同ハリキッテいます。
終わりに
現在の日本でスマート街路灯は実証実験程度のお試し導入が散見される程度ですが、遠からず無線操作で光量を絞るなど省エネCO2削減を第一としたスマート街路灯の実用版が一定数登場することになるでしょう。既に街路灯LED化初期から10年近くが経過しているので喜ばしい進歩なのですが、「スマート」の定義が柔らかいこともあって照明が通信で結ばれている程度のものでは最早十分とはいえないかも知れません。
そろそろ、センサの目で24時間365日の変化を検知し、街のデジタルツイン化を目指す時は今ではないでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございました。
次にバトンを渡す部活は、
‟ググる”の次は‟イフる”!?ということで「イフらせよう部」になります。
それでは、楽しみにしています!