「人生初の声優ライブ」という賭け、その顛末

『THE IDOLM@STER SHINY COLORS 2ndLIVE STEP INTO THE SUNSET SKY』2日とも配信で視聴しました。
声優の方々が演るライブを初めて観るということで、これまでのシャニマスに対する自分の世界観が崩されてしまうのでは？という不安がありましたが、とても楽しめました。
観る前の不安や観ていて思ったことをメモしたので、「こんな青い考えのやつもいたんだな」程度に読んでください。

※声優ライブという呼称等々、不快に思われる表現だとしたらすみません。

アイマス歴について

ハマってから短いです。シャニマス以外のアイマス関連のゲームはプレイしたことがないし、シャニマスもこの前プロデューサー歴100日のお祝い石を貰ったところ。

きっかけはARuFaさん、ダ・ヴィンチ・恐山さん、月ノ美兎さんの以下の動画たち。キャラクターの魅力と、パワポケみたいなシステムに惹かれて始めてみました(音ゲーを始める気力は無かった)。
先入観で「アイドルとの恋愛要素があったら嫌だな」とか思ってたんですが、まあ基本的にはそういう感じじゃないっぽいのもよかった。
この時点では、楽曲的な興味はあんまり無かった。

声優ライブへの興味とリスク

僕がライブを観たいと思った一番の理由は、シナリオ中で彼女たちが臨む「ライブ」の解像度を高めること。そして彼女たちの実在性を高めること。この2つに尽きます。端的に言えば「彼女たちが降りてくる」瞬間が見たかった。
翻って考えると、そこにいるのがキャラクターを演じている声優さんでしかなかった場合、僕にとってキャラの実在性は損なわれてしまいます。平たく言えば、ゲーム中に声優さんの顔がダブって没入できなくなってしまう。それは嫌だ。

極めて純粋な厄介オタク予備軍みたいなことを言っていますが、思考プロセス自体は分かってもらえるんじゃないかと思います。そうだよな？

まあそういった意味で、今回の2ndライブは僕にとってシャニマス(引いては二次元アイドル)の世界に対する視座を賭けたギャンブルでした。

実際にライブを観て

1. 反省点
考えてみたら当たり前ですが、ライブまでに声優さんの顔と名前ぐらいは覚えておくべきでした。
僕は今回のライブまで、上述の通りキャラとのダブりを回避するため声優さんについて一回も調べたことがありませんでした。
いざライブが始まってみると、キャラが降りてくるどころか誰が誰やら分からん状態で最初の全体曲2曲が終わってしまいました。
その後一人ずつ挨拶してくれたので何とかなりました(チャット欄にも助けられました)が、そらそうだよなという話です。

2. 気付いたこと
まず、結構素の感じでMCやるんだなというのは意外でした。
完全になりきって話すとまでは思ってなかったですが、そういうパートがあったりするのかな？程度には思ってたので、ラフなMCの感じは個人的に印象に残りました。

思うに、僕は声優さんをイタコみたく勝手に特別視していたのだと思います。キャラの人格を彼女たちに取って代わられるのではないかというリスクを勝手に感じていた。
しかし彼女たちはキャラと自分の人格の間にきっちり線を引き、ライブに主体的に取り組む一個人であるということに、ライブを観て気付かされました。
彼女たちのプロとしての姿勢に対する無知について、申し訳なく思いながらライブを観ていました。

特にDay2で河野ひよりさんがMCで話していた、「今までは果穂ちゃんに見せてもらう景色ばっかりだったけど、私が果穂ちゃんの声をやってるからこそ、果穂ちゃんにも見せられるものもどんどん増やしていきたいと思った」という言葉がよかった。

あとは峯田茉優さんが灯織ちゃんのパートを気持ち低めに歌ってくれてるところもとても良かった。

そういう、二階層の視点に立つからこそ生まれる感動がありました。

3. 当初の目的(キャラの実在性、シナリオの解像度を上げる)は達成できたのか

出来ました。上述の通り、キャラそのものに出会えたという神秘的な体験ではなかったのかもしれませんが、一方でより血肉の通ったリアルなものとして、アイドルのライブに対する思いを感じ取れたような気がします。これは紛れもなく声優の皆さんの努力、練り込まれた演出のおかげです。
かといってキャラの人格が取って代わられた訳ではなく、「彼女たちもきっとこうしただろうな」という形でキャラの存在もまた僕の中に再確認できたライブでした。

類似の経験として、軽音部時代にとてもいいコピーバンドのライブを観た時に近いものがあったと思います。
そういったライブはなりきりではなく自分たちの中に落とし込んで自然体で演奏されるものが多く、既に解散した、または故人を含むバンドがコピー元であっても胸に迫る空気感が伝わってきます。

声優さん達もキャラクター達と並走したり、導きあったりして、対話の上でステージに立たれてるんじゃないかなと感じました。
僕と同じようにライブを躊躇している人はそういう視点で一度観てみてもいいんじゃないでしょうか。

まとめ

個別のユニットについて色々話したい事もありますが、今回は「僕と声優ライブ」というところに絞って書いてみました。

今後もライブは追っていきたいなーと思います。
新ユニット(デュオ？)も出ますしね。

アイマス最高！！

小糸ちゃん良かったぞ！！！！

追記：

アー！！！！！！！！！！！！！