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芸術に触れた週末|東京都美術館 / 朝倉彫塑館

桜が満開になるころからずっと、雨が降っていて今年は気持ちよい天気の中桜を見られていません。
春ってこんなに雨が続くものでしたっけ?
もう二十数回春を経験しているはずですが、春のことなんてほとんど知らないという事実を突きつけられた気がしますね。

先週末は芸術に触れた

先週の土曜日(2023/03/25)に東京都美術館と朝倉彫塑館に行きました。
ランチにはイタリアンを食し、なんとも落ち着いた週末を過ごしました。
天気が良ければ東京都美術館の後に上野公園の桜でも、と思いましたが結構な雨が降っていたので遠目から眺めるにとどまってしまいました。残念。

東京都美術館|エゴン・シーレ展

午前中に東京都美術館で開催されている企画展「エゴン・シーレ展」に行きました。
入る前の傘置き場で警備員さんがおばあちゃんに「傘立ては傘を立てるところなのでお花は立てないでください!」と言っていたのが面白かったです。傘立ては傘を立てるところって、その通りだ笑

入るとまず、シーレの説明および初期の作品が少し。
その後は彼が影響を受けたウィーン分離派の作品(クリムト、カール・モル)や、当時の展覧会のポスターなどがたくさん!
私はポスターのデザインのセンセーショナルなデザインに心奪われてしまいました。撮影禁止だったので脳に焼き付けています。かっこよかったな~。

その後はシーレの歴史にかかわりのある作品が紹介されたのち、彼の作品がたくさん展示されているフロアに。
私は彼の作品の素晴らしさはさることながら、素描のシンプルな中にあるたしかな力強さに魅了されてしまいました。
線が限りなく少ないのに人体の柔らかさや硬さが手に取るように伝わってくる感じ。
絵画に関してまったくの無知なのですが、とても楽しめました。

展示の終わりには企画展用のショップがあり、ポストカードを2枚購入しました。シーレのとカール・モルの。

朝倉彫塑館

昼食後、日暮里駅近くの朝倉彫塑館に行きました。
彫塑家 朝倉文夫の住居兼アトリエだった建物を公開している施設です。
順路に従いアトリエ部に入ると、たくさんの作品が展示されていました。
ひときわ目を引くのが高さ300cmを超える小村寿太郎像。でっかい。
そのほかにも女性裸像など、彫刻とは思えないほどなめらかな質感の素晴らしい作品が!伏せている大型犬の彫刻が私は好きでした。

アトリエを出て住居部に進むと、素晴らしい中庭を取り囲むように「ロ」の字型の純日本建築が!
中庭には池があり大きな鯉まで泳いでる!一流の旅館(行ったことないけど)のようなゆったりとした時間が流れていました。
撮影禁止だったのですが、撮影できるとしたらどこを撮っても画になる建物です。
その後もひろーい建物を舐めるように見て回りました。広すぎてお掃除が大変そうだし、ルンバは迷子になっちゃいそう。
ゆっくり時間をかけてみて回りましたが、これほどまでに素晴らしい住居は見たことがない!というくらいにかっこいい建物でした。

芸術って、いいな。

一流の芸術にたくさん触れた週末。
やっぱり芸術って、いいですね。表現できない感情が形としてそこにある、みたいな感じで本当にかっこいいです。
芸術を見て、自分の中に表現できないような感情が生まれてきました。何かこれを具現化できる技術があれば。。。!!!
さようなら。

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