#01 Inner Earth / Noesis (MUTEKで公開した映像作品Noesisについて)
#01 Inner Earth / Noesis地球の中からの風景
地球を俯瞰することが出来るGeo-Cosmosの作品「軌跡〜The Movements」https://www.youtube.com/watch?v=NzjBPua228Q
を手掛けてから、より球体上に住んでいるというのを意識するようになった。普段、大地の上に生きていると言う感覚が、球体にに磁石のように吸い付いて世界があるという認識。
その作品を手掛けてから2年後、今度逆にドームの企画を初めて手掛けたとき、地球をひっくり返して中に抱かれる視点をみてみたいと思った。
地球の反対側はブラジルとかいうとき、地面の下を指さして表現をするけど、「世界」という感覚でいくとじぶんをすっぽりと世界が取り囲んでいて、まわりが行き交ってるイメージになる。これでいくと、ブラジルは天頂、アジアは横、みたいな。情報と人が行き交うの球のイメージは、こちらの感覚の方が近いように思う。
70年代の科学未来イラストに、スペースコロニーでの生活というのがあった。直径何キロもの巨大な筒の内側に街があって、自転の遠心力で着地している、ぐるっと頭上にも街が広がっていたな。地球をいちど俯瞰視点からみて、しかもそのポジション(客観)のまま、まるっとひっくり返した感覚の映像作品。没入でありながら客観という視点をInner Earthでは味わうことが出来る。
地球に抱かれた風景を傍観したあと、次第に地球のテクスチャーがメルトしてゆき、最終的にはパーティクルになって飛び交う構成にした。
地球上のGPSアドレス(位置)がフリーになってゆくイメージ。
このトラックでは、「地球に没入しながら客観視する」「GPSアドレスが解放される」という2つのコンセプトイメージで構成した。
Noesis approximately 30min immersive visual art works
2017 Nov 3th&4th MUTEK JP @Miraikan(Tokyo) 3D full dome live
2018 Aug 21th MUTEK @Société des arts Technologiques:SAT(Montreal) full dome live
2018 Nov 2th&4th MUTEK JP @Miraikan(Tokyo) 3D full dome live
2018 Nov 4th MUTEK JP @Miraikan(Tokyo) Geo-Cosmos Sphere screen live
2018 Nov 20-23 MUTEK MX @Domodigital Papalote Museo del Niño (Mexicocity) 2D screening (23m huge dome)
2018 Dec 1th to 2019 Jan 6th The Dome@Plaisirs d'hiver (Brussels)2D screening
2019 Jan 12th to Feb11th VR Salon Immersive Realitys@Tokyo Arts and Space Hongo VR version
http://www.omnibusjp.com/supersymmetry/works/2017_10.html
photo@MUTEK.JP by RYU KASAI(1,7)
photo@SAT by Sebastien Roy(3,4)https://www.facebook.com/lephotographiste
http://sebastienroy.ca/
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