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アラスカのおまじない

#ラビットラビットラビット

アラスカでは
毎月1日に起きてすぐに
しかも誰とも話さないうちに(ここがミソ)
「ラビットラビットラビット!」と3回唱えると
その月はとんでもなくラッキーな月になる🤞
というおまじないがあります。

教えてくれたのはAETのカーラでした。
彼女いわく、英語っぽく発音するとなお効果があるらしい。

イギリスでは歩きながら
またはスキップしながら
「ラビットラビット,ホワイトラビット」と言うなど、土地によって多少のバリエーションはあるようですが欧米圏ではうさぎは幸福を運んでくる動物なのだそう。(ラビットフットというウサギの足をお守りに持つ習慣もあったくらい)

小学生から今に至るまでカーラから聞いた
この何気ないおまじないのお話がなぜかずっと心に残っている。
だから毎月、一日を迎える前夜は
「明日、起きたらすぐ言ったるわ」
と、強く心に刻むのです。
そして起きたらば、それは見事にスルリと忘れてしまったりするのです。(それがホントに悔しい)

中学生でも小学生でも
このジンクスを教えると
子ども達はすごく喜びます。

そして、とっても素直なので毎月1日になると
「センセー今月、俺言えたよ」と自慢してきたり
それを聞いて言い忘れた子は「あぁぁぁ〜!」と
頭を抱えるほど悔しがるなど
なんとも可愛いやりとりをしています。
(それが私の癒しなのですが)

今月の11月1日は特に
「ゾロ目だからイイコト倍増しそう!」と
本日、気合いを入れて帰宅する子が多く
さて、何人言えることでしょう。
素直さって、人として愛されるお得な要素ですよね。かわいいです。

みなさんもぜひ、お試しあれ。

私は理科教師のくせに
こういう非科学的なくだらないことばっかり
好んで話すものだから子どもたちは少しでも授業の時間に余白があると色んな話をせがみます。
それに喜んで付き合う私も私で、なんだか不真面目な教員ですが(笑)
こういう、どうでもよくてくだらないことの方が
子どもたちの心にはよぉく刻まれていくものなのです。

カーラに教えてもらった小話が
時を経てまた誰かの心に紡がれていく。

真剣なことでも
くだらないことでも
そういう日常のちっぽけな場面のひとカケラが
何十年後かにふと誰かの心の中で解凍されて、芽を出して、懐かしき思い出と共に小さな心の温もりとなることもある。

ニュースやSNSの画面の中ではなく
目の前の人の言葉の振動を
心に響かせることの愛おしさ。
それって、結構大切なことだなーと。

私も忘れずに言えました。
ラビットラビットラビット🐇

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