2024年10月 日本証券アナリスト大会
昨日は日本証券アナリスト大会に参加しました。昔からアナリスト大会は参考になる事が多いので、出来るだけ出席しています。
今年の記念講演は、三越伊勢丹HDと日本取引所グループでした。
三越伊勢丹HDは、もちろんコロナ禍明けで好調なのはわかっていますが、説明を聞くともう少し本質的な変化がある事が分かりました。
個客業へのビジネスモデルの変化、と言うタイトルで、まさに富裕層を中心とした囲い込み戦略について説明がありました。外商顧客を中心にかなりデータを集めてクロスセルしているようです。
国内の富裕層に加えて、海外の富裕層も個人単位でデータを集めはじめているようで、まだ伸びしろありそうな感じでした。ただ、株価は上がったところなので、買うには辛いですね。
JPX の話は、資本コストや株価を意識した経営、に対する評価などが、主軸でした。
山道CEOはまだ改革は2合目とコメントされており、これからも株価を支えるような話が出そうな期待感をもたせてくれました。
パネルディスカッションでは、レオスの三宅さんの話の中で、ドイツと日本は同じGDP規模なのに、ドイツの上場企業社数は390社、日本は3900社と多すぎるとのコメントがありました。
またAures Lotusの柳下さんも、日本の非上場企業も含めた企業数は、対GDP比でみて米国の倍あるという話をされていました。
こうした資本市場からの声や最近の敵対的買収への政策変化なども踏まえると、今後も国内でM&Aがさらに加速しそうと感じられました。
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