
ちいかわたちに囲まれ途方に暮れていた話
先週末まで、新潟駅にちいかわのポップアップストアが登場していました。
ちいかわは好きです。
好きなんだけど、ポップアップストアでお買い物を楽しむようなほどではないと思っていました。
しかしそれは、自分がそう思い込んでいただけで、本当はちいかわたちに囲まれて「わっわっ」ってしたかったんじゃないだろうか?
そんな、ポップアップショップに行っていろいろ思っていたことをおしゃべりしている、今週のポッドキャスト📻
かわいい絵柄とシュールなストーリー、そして個性的なキャラクターたちが登場し人気のちいかわ
『そんなに騒がれているならば、ちょっと気になるなぁ…』
と思いながら、Xでマンガを見てアニメを視聴してすっかりはまってしまいました。
単行本も全部買いそろえた。
でも、どうしても手が出なかったのが、ちいかわグッズの購入。
でも、いい歳したオジサンがちいかわでキャッキャするのもどうかと思う。
いや、本当はキャッキャしたいのだ。
ポップアップストアへ行ったときも、心の底から、
「ちいかわだ!ハチワレだ!ウサギだ!」
「モモンガだ、くりまんじゅうだ!ラッコ先輩だ!シーサーだ!」
「あのこだ!オデもいる!」
と無邪気に興奮したかった。
でも、周りを見渡せば若い女の子に、小さな子供たち。
(ちょっと大きなお友だちもいたけれども)
私のようなオジサンがいたとしても、その横には小さなお子さんがいたりする。
なんというか…場違いな感じもするし、心のどこかで、
「ちいかわは好きは好きだけど『知ってるよ』くらいのライトな感覚での好きだね~」
とかなんか気取っちゃってる!
ぬいぐるみを手に取り、かわいいなぁ…と思う。
キーホルダーを手に取り、カバンにつけてみたいなぁ…と思う。
でも、もう一人の自分が、
「それいる?本当に必要?」
とささやく。
なんというか、心がちょっと寂しくなった。
歳とともに、お金の使い方というのも慎重になったと思う。
ライフステージが変わってくれば、何にお金をかけるのか?というところも変化していく。
身入りも少ないのでやっぱり節約、倹約もしていかなければならない。
でも、一生懸命お金を稼いで、欲しいものの中から一つ、これ!というものを選んで買ったグッズはやっぱり価値のあるものだし、貴重なものだと思う。
それをどうしても、「使えるか?使えないか?」というようなモノサシで見てしまう自分がなんだか悲しい。
ぬいぐるみを買ったところで、どうせホコリにまみれてしまうのじゃないか?
キーホルダーを買ったって、そこに付けるキーなんてないじゃないか…
ボールペン?この間どこかの業者さんがくれたもので十分!
子どもの頃は、少ない小遣いでようやく手に入れたそれが、すごく大切で、買う時にもテンションが上がって、持って帰るときもワクワクして…なんてのがあったけれども、そう言う思いをすることもなくなってきたなぁ…と。
新潟駅の1階で、ちいかわたちに囲まれながら、一人オジサンはそんなことを思いながら途方に暮れていたのでした。
