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美しく死にゆく陸の孤島【イタリア5都市周遊#5|Civita di Bagnoregio】
2023年2月 イタリア5都市周遊 - day5
まさかの5時起き、6時出発。この日はフィレンツェから2時間かけて天空の街「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」へ行って、その後さらに2時間かけてローマ市内に入るという怒涛のスケジュール。
早朝のバス移動なんて寝るしかない。ネックピロー持参で爆睡。舗装されていない道をガタガタと走るバスの振動に起こされた頃には、とんでもなく田舎にたどり着いていた。観光バスが入れないほど道が狭くなるので、シャトルバスに乗り換えて目的地に向かう。
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多分ツアーじゃなきゃこなかった場所。早起きしてまで連れてこられた、これを目当てにこのツアーに参加した人もいるらしい、「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」とは一体。
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イタリア共和国ラツィオ州に属する分離集落。2500年以上前にエトルリア人によってつくられた都市であるが、台地辺縁部の崩落によってその上の建物が崩れる危機に常にさらされており、「死にゆく町」とも言われる。300メートル程度の長さをもつ狭く急な橋を渡る以外に、この集落へ行く方法はない。2021年の時点で、ユネスコ世界遺産の暫定リストに記載されている。
展望台から15分ほど歩いて、集落へつながる唯一の橋へ向かう。これが結構な下り坂で、帰りはこれを上るんだと自分の体力を心配する。
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橋のたもとに到着。「死にゆく」集落とは対照的に、新しくて綺麗な橋がずっしりと構える。
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集落に物資を運ぶKUBOTA。段差なんてお構いなしに上っていく。
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到着!入口が可愛らしいお土産屋さんに迎えられる。
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集落の教会へ。もちろん、私がこれまで入った教会の中で一番小さい。どこか統一感がなかった信仰の対象たち、きっと色んなところから持ち寄られたんだろうなあと推測。
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教会の目の前のショップにて。日本人は日本語を書かれると嬉しいってよくわかってる。
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街中のゴミ箱。
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レストランの看板、植木鉢、壁を覆う草、テーブルすらも絵になる。ヨーロッパのものを見ると無意識に可愛いを連発してしまうのはなぜなのか、日本の田舎町を見ても可愛いとは思わないのに。プリンセスへの憧れと一緒かな。
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帰り道、橋の上から集落を振り返る。思ったよりずっと断崖絶壁に建っている家々。
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山々に囲まれた平地にはオリーブ畑が広がる。
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ここCIVITAはオリーブオイルの名産地。イタリア人でさえも美味しいと言うらしいそれをお土産に。青々しさすら感じるさっぱりとした風味が特徴的でした。
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2時間ほど滞在してローマへ、その前にバチカンへ。
To be continued…👟