20230320ふかいメルマガ94回 刺激たっぷりの1週間でした
おはようございます!
今週金曜日は、いよいよ銀座で全社会議があります。
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。
先週もいろいろなことがありました。
16日(木)の夜は、
本社のある銀座一帯に機動隊がバリケードを張って
物々しい状況になりました。
過激なデモか?テロ予告か?
ではなくて、
来日していた韓国のユン大統領と岸田総理が
銀座ですき焼きを食べて、
そのあと2次会にオムライスを食べるからでした。
すき焼きを食べた後にオムライスって、どういうこと?
と違う意味で驚きましたが、実際には、すき焼きに稲庭うどん、
オムライスにとんかつにハヤシライスを食べたそうです(どうでもいいわ 笑)
それよりも驚いたのは選んだお店でした。
すき焼きは銀座3丁目の「吉澤」。
本社から歩いて3分ほどの店です。
YRK&では、毎年冬の賞与の(感謝の)日に、
「すき焼きセット」を社員に手渡す習慣があるのですが、
YRK&東京オフィスの「すき焼き」セットを注文していたのが、
その「吉澤」だからです。
残念ながら原価高騰を受けて、昨年のすき焼きセットから吉澤ではなくなりましたが。
ちなみに2次会は、「吉澤」から有楽町方面へ歩いて3分ほど、
銀座中央通りを渡ったところにある「煉瓦亭」という老舗の洋食屋です。
14日(火)は、YRK&が主催したイベント
Brand Growth Meetingがありました。
元スターバックス、元サボンの代表黒石さんと
和菓子のたねやグループ代表の山本さん
サントリー、ハーゲンダッツ、3Mなどでマーケティング責任者を務めた眞壁さんなど、経営者であり、代表的なブランドをつくり育てたプロフェッショナルをお招きしてのセミナーイベントでした。
参加費15000円にもかかわらず(1500円と違いますよ)、
定員50人のところを70人以上が申し込んでくださり大盛況でした。
この3人の話しが刺激的で興味深かったです。
黒石和宏さんは、アメリカの大学に7年!通い、
本人いわく、遊びまくったらしいです。
日本に帰ってきて、銀座のスタバ1号店の社員に応募しますが、
「どこの馬の骨かわからんから」ということで
アルバイトで入社。その後すぐに頭角を現し、
店長やエリアマネージャーを歴任し、
辞める時には80店舗、2万人の部下を持つ立場になっていた人です。
その後イスラエルのコスメブランド「サボン」を日本に持ち込んで代表に就いた方です。
たねやグループ山本昌仁さんは、
明治5年創業の和菓子会社の代表で10代目。
和菓子屋にこだわり、創業の地滋賀県にこだわる、
伝統を受け継ぐ菓子職人の顔を見せながら、
一方で、バウムクーヘンで有名なクラブハリエを創業し、
また滋賀県近江八幡には、お菓子と自然のテーマパーク(と言ったら怒られるかな)「ラコリーナ近江八幡」を開業するなど、革新的な経営者。
それから、眞壁希生(のぞむ)さんは、
サントリーから出向し、ハーゲンダッツの立ち上げに関わり、
今や日本の定番「クリスピーサンド」を日本独自で開発した方です。
眞壁さんが住友3Mのマーケティング部長時代に、
ヤラカス舘(YRK&の前社名)がスコッチやポストイットの
ブランドプロ―モーションやパッケージデザインの仕事を請けたのが出会いです。
私はその時からのお付き合いなのでもう20年以上、
家族ぐるみで家に遊びに行ったりお越しいただいたりしています。
アイスクリーム好きの妻は、
「眞壁さんのおかげで、クリスピーサンドが食べられる!」
とまで言っていますが、眞壁さんの経歴を知ると、
そう言いたくなると思います(笑)
翌日の15日(水)は、岡山県津山市で
『地方創生とソーシャルビジネスの役割』というシンポジウムが開催されました。
このシンポジウムの事務局を、私がかかわっている
(一社)ソーシャルプロダクツ普及推進協会(APSP)が務めました。
津山市と言えば、B’zの稲葉さんの故郷として知る人ぞ知る地ではありますが、岡山駅から電車で1時間半もかかる「陸の孤島」(市長の挨拶を引用しました)です。
にもかかわらず、会場に50人オンラインで60人、計110人が参加してくださいました。
APSP副会長でデンマークのオーブス大学客員教授松野先生も登壇されたのですが、ここでも刺激的だったのは、ゲストで登壇した株式会社ボーダレスジャパンの創業者で副社長の鈴木雅剛さんと地元津山市の加茂繊維株式会社社長の角野充俊さんの話しでした。
ボーダレスジャパンは、社会問題をビジネスで解決する企業グループで、
社員が起業した47の会社が、日本を含む世界15か国で事業をしています。
「ソーシャルビジネスの本質は、非効率をも含めて社会を再構築すること」と鈴木さんは言いますが、売り上げは75億。
起業した会社の撤退基準は、営業利益15%というから驚きました。
「基本は会社が儲からないと続けられない」と鈴木さん。その通りです。
それから加茂繊維株式会社。実は初めて知りました。。
HPを開くと、「社会問題を繊維のチカラで解決する」(お!チカラ)
というコピーが飛び込んできますが、
その通り、津山市で社会問題をビジネスに取り込んでいる繊維会社です。
この会社もすごいのは、ちゃんと儲かってしかも成長していること。
2016年に7億5000万円だった売り上げは、
今年2023年は、なんと100億達成の見込み!
10年連続、年平均140%成長を続けていると言うのです。
社会に良いこと、環境に良いことは、キレイごとで商売になりにくい、とか
未来のためにやっていることで、儲けは二の次だ、とか
私は両方の立場からの考えをよく耳にしますが、
この2社は、社会問題を解決し、しっかり儲けています。
いやー、刺激を受けました。もっとしっかり儲けないと(そこかい!)
そして最後に、
ウェーブ監査役でもあり、ウェーブ管理本部のアドバイザーとして
定期的に本社でミーティングをしてくださっている
YRK&取締役の中許祐里子さん。
15日から17日まで、関西経済連合会のアジア・ビジネス創出プラットフォーム(ABCプラットフォーム)のメンバーとして国際会議出席のためにシンガポールへ出張していました。
祐里子さんは、ABCプラットフォームの中で、大阪・関西万博に向けた
28の団体・企業からなる「食の多様性ラウンドテーブル」の座長を務めています。
万博には大阪市の人口270万人を上回る、350万人の外国人が来場すると予測されています。
宗教や生活習慣によって、食事の制限がある国や地域の人たちに安心して日本の食事を楽しんでもらえるように、ホテルや飲食店への啓発やメニュー表示の統一や、さらに飲食店のオンラインマップづくりなどの取り組みをしています。
というわけで、もりだくさんな一週間だったので、
私一人興奮気味に一気に書いてしまいました。
週末の全社会議と懇親会には、YRK&の中許将一代表、
それに中許祐里子さんも出席してくださいます。
夜は、すき焼き食べたくなってきた・・・。
では今週も、よろしくお願いします!
今週末は桜満開かな、天気悪そうですが・・・
深井賢一