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20220307ふかいメルマガ41回 デジタルシフトに乗る

おはようございます!
半期に一度の全社会議が、
4月22日(金)オンライン開催になりました。
今回はリアル開催を計画していたのですが、
感染状況と借りる会場の時間的リミットで、
断念しました。とても残念です。

ところで、ロシアによるウクライナ侵攻が続いています。
この間、原油価格が高騰していましたが、
さらに天然ガス、アルミ、小麦、トウモロコシなどの価格が
上昇すると予想されています。
岸田総理が「石油やガスの利用を減らす努力をしてほしい」と、
私たち国民に呼びかけるほどの異常事態
になっています。

社会問題や社会問題の解決にはコストがかかります。
そもそも気候変動や温暖化ガス対策など、
環境問題の解決へのコストは増大しています。
そこへコロナリスクのコストが世界に追い打ちをかけました。
しかし同時にSDGsなどサステナブルな取り組みへの
関心を高めるきっかけともなっています。

そして新たに加わったウクライナ問題によるコストアップ。
ますますソーシャルシフトとデジタルシフトを両立させ、
コストを付加価値に変えること
が、企業にとって重要になります。

「ITのチカラで、今までよりもちょっと便利な社会をつくる」こと
これを経営理念の1つにしているウェーブとしては、
このデジタルシフトの大波に乗りたい
ですよね。
「減省無見える化」のデジタルシフト。
人手・行程工程・時間・場所、そして接触を
減らし、省き、無くし、可視化するのがデジタルシフト。

先週3月2日から4日まで、
東京ビッグサイトで開催されていた「リテールテック」は、
流通小売業向けデジタルツールの展示会でした。

YRK&も「売技ナビ」を出展しました。

これまでリアルな小売業は、「安近便大」で競い合ってきました。
安さ、近さ、便利さ、大きさです。
ところがamazonの登場でその競争は一変します。
何しろ手元で買える圧倒的な近さと便利さ。
安い商品も並び替え一つですぐ探せて、無限に思える品揃えです。

一方リアル店舗も、デジタルの力を使って、
さらにリアルの強みを活かす方向を模索しています。
小売業の中でもデジタル化が進んでいるホームセンターのカインズは、
「カインズアプリ」
を入れると、
スマホで欲しい商品を探して、
そのまま買うこともできるし、
店舗に行って現物を見て確かめたいのであれば、
店頭在庫数をスマホで確認できて、
「おっと!もう2個しかない!」なんて時は取り置きができて、
店に着いたらその商品が売場のどこにあるのか、
スマホが教えてくれる、
という仕組み。

ホームセンターの商品は、何が良いのか選びにくく、
店舗が広くてどこにあるのかわかりにくいと、
何かと店員が必要になるのですが、
カインズアプリは店員何人分かの仕事をやってくれているわけです。
勢いのあるカインズ。
本社は埼玉県本庄市にありますが、
デジタル化を推進しているのは、
東京青山にある「CAINZ INNOVATION HUB TOKYO」
です。
昨年12月には東急ハンズの買収を発表し、
何かと話題のワークマンは同じベイシアグループです。

それから最近私がよく使っているのは、「タクシーGO」です。
このアプリのおかげで、タクシーを「拾う」ということがほとんどなくなりました。
タクシーGOを立ち上げると、
GPSで今いる場所が地図に表示されるので、
「ここでタクシーを呼ぶ」をタッチすると
何分後にタクシーが到着するか時間が表示されます。
「タクシーを呼ぶ」を決定すると、
向かっているタクシー会社・ナンバー・到着時間が表示されます。
東京でも大阪でもタクシーが通らない道路で使いましたが、
到着までだいたい3分から5分です。
しかも、待っている間に行き先も地図上にタッチしておけば、
行き先までの想定料金と到着時間が表示され、
乗ったら目的地を細かく説明する必要がなく、
降りる時は登録していたクレジットカードで支払いが済んでいるので、
財布もカードも出さずにすぐ降りることができます。

このアプリのおかげで、通るかどうかわからないタクシーを、
目を凝らして道路脇に立ち続ける必要がなくなりました。
実は迎車料金がかかっているので、
拾うよりも割高なのですが、一度使うともう拾えなくなります。
これ、付加価値ですね。

このタクシーGO。開発したのはMobility Technologiesという会社。
日本交通とDeNAの事業統合によって生まれたサービス
です。
もとは一タクシー会社の日本交通が開発したアプリですが、
全国のタクシー会社に広がっています。
斜陽ビジネスと言われたタクシー業界を、
デジタルシフトで活性化しています。
社会問題によるコストアップ。

同質化によって激しさを増す価格競争。
少子高齢化と人口減少による市場縮小。
先行き不透明で悩み多き日本企業。
事業コンサルティング会社と名乗るYRK&は、
そんな企業を活性化させるための様々な支援をする会社です。
今後YRK&と連携していくことで、
ウェーブの技術を社会のデジタルシフトに活かしていきたいと考えています。
この動きはこれから加速させていきますよ。

深井賢一

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