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音MDM天 二〇二〇からの使者 ~後日談編~


※この記事は「熱戦!戦う英雄たち ~地獄からの使者と異世界からの道化師~」の動画のネタバレが含まれます。
未視聴の方は先に視聴してから記事を読むことをおすすめします








….ハッ! 誰だお前は!


地獄からの使者、スパイダーマッ!




….の前に現れたのは、

ドーン!!


\ドナルド・マクドナルド!!/



許せる!


あいさつ

みなさんこんにちは、わっつーと申します。音MDM天、もう1か月以上前にはなりますが皆さんお疲れ様でした。僕はというと、当日とじーらさんに誘われて大阪で音mad作者同士で集まってわいわい生放送を楽しんでました。

音MDM天というのはコンビの音MAD合作お披露目と同時に競技という側面も併せ持った企画でもあり、生放送当日は4ブロックに分かれた作品の中からブロックごとで1番面白かった、出来が良かった音MADを選ばないといけませんでした。特に参戦者は投票必須でして実はブロックが終わる際に26Kさんによって音MDM天鯖にて毎回メンションさせられていました笑。

一つ一つがどれも素晴らしく出来が良い音MADの中から一つを選ぶのは苦渋の決断でした...。実際僕と一緒に生放送を観ていた他の音MAD作者達も投票に悩ませていました。
そして投票が進み、見事優勝した作品は大トリを務めた超正当派の「【音MAD】DのM」でした。


おめでとうございます。やはり正当な音MADが強いんですねぇ…。

さて雑談は戻りまして、今回は僕が音MDM天の制作期間で色々行ってきたことの裏話をしていこうと思います。


投票の裏話

今年の1月16日からマッチングが始まったのですが、初めからわたくし氏さんと組もうとしたのではありません。実は1巡目から5巡目まで常にさくれいさんを指名していました。

というのもコンビに組もうとした理由として元々音MAD作者デビュー前から付き合いがあったこともあり、こういった大きなイベントで一緒に参加した場合はコンビを組んで大きな作品を作ろうと思っていました。それゆえ、さくれいさんが他の人を選ぼうともコンビが組むまで指名し続けました。
しかし、それは願わずさくれいさんはXimcoさんと組み、僕とのコンビを組むことは叶いませんでした。理由はさくれいさんの記事にも書いてある通りですがコンビを組む条件の上で僕がその条件に当てはまらなかったことです...残念!
そういうわけで残った参加者のうち、同じ2020年デビュー組であるわたくし氏と組んだということです。

さくれいさんの記事↑


コンビ名の由来

前述した通り同じ2020年デビュー組なので2020という文字を入れるのは確定していました。そして"からの使者"はスパイダーマの異名が”地獄からの使者”という部分から来ています。
ドナルドの要素も入れたかったのですが、どの択をとっても中途半端になりそうだったので「二〇二〇からの使者」にコンビ名が確定しました。
またお互い音MDM天の2020年作者代表として頑張ろう!!という意気込みも兼ねてこの名前にしました。


曲について

それは音madに全く使用されていない曲を採用しようと選曲に悩みつつ探していた時、とあるdiscord鯖のコミュニティにてmusedashの共有配信を見ていたところ、DoppelgangerとPsyched Fevereiroという曲が流れてきてこれがいいな!と思い、このどちらかにしようとわたくし氏さんと話し合った所、音madとして制作しやすそうという理由で曲はPsyched Fevereiroにしました。あのmusedashを配信を見ていなければこの曲での音madができていなかったと感慨深いですね...。

Doppelgangerも最初採用するか迷ったが、作るとなると曲のクセが少し強いと感じたため、不採用に。


パート解説

おまたせしました。みんなが一番気になってあろうパートの分担について解説していこうと思います。

まず音声に関して、最初は共同で制作を進めていこうと思っていたのですが、バトルものということでドナルド側とダーマ側のセリフをうまい具合に組み合わせないといけないので、必然的に両方の音声を扱える人向け、僕自身が裏で道化師協奏曲を進めていたこともあってわたくし氏さんに全て制作して頂きました。わたくし氏さんありがとう!
ただ僕も何もできなかったわけではなく、わたくし氏さんがドナルドの音声で困った際は手伝ってあげたり、どういったセリフの選択をすればいいかを提案しながら音声を完成させていきました。
そうして音声が完成したのが8月上旬でした。しかしこの時点で映像締め切りまで1か月しかないという状況で...そこそこ危機感を感じながらわたくし氏さんと分担して映像制作していきました。

ここから個別のパート解説に移ります。感想はそのパートを担当した僕かわたくし氏さんによるものです。


part1-1 0:00~0:06 制作者:わたくし氏

初めの方に、「スパイダーマの名乗り→の前に現れたドナルド」という構成にしてどんなコンセプトの動画 なのかがすぐ分かるようしました。 「楽しみだなぁ」「任せてください!」「お待たせしました」などのセリフは、期待が最高潮に高まった音MDMに対してのセリフでもあります。


part1-2 0:07~0:13 映像制作者:わっつー

ここのパートなんですが、実は担当パート中一番最後に制作しましたw。最初の立体的な演出はBurger & Broccoliリスペクトです。これを入れることで我楽多案山子と同じ展開になるのでは!?と視聴者を熱くさせようと思ったのです(実際は先述の通り構図の時点で違いますが)。
街の風景を出していますが、バトルシーンと対比させるようそこそこ明るめにしてます。


part2 0:14~0:25 映像制作者:わっつー

自己紹介パートその1。教祖様が視聴者へのあいさつと言わんばかりにさまざまな映像表現を用いて自身を自慢してきます。その後はピッチャーの交代と共にダーマへとバトンタッチします。
音声制作者:わたくし氏
ドナルドの自己紹介パート。ドナルドといえば!みたいなセリフを詰め込みました。 ピッチャー変わりまして...スパイダーマ!もドナルドらしい繋ぎになったんじゃないかな思います。


part3 0:26~0:38 制作者:わたくし氏

自己紹介パート2。 こちらのパートは、馴染みのある名乗り口上+マスコミにキレるスパイダーマで構成しました。 名乗り中のダーマに妨害が入り、そこから今回の悪役が現れます。


part4 0:39~0:45 映像制作者:わっつー

急に雰囲気が暗くなり、高いビルから見下ろす今回の敵役の一人アマゾネス。ここでわたくし氏さんの音声の指示で最後にブロリーを入れる演出をスムーズに入れるためにドナルドに助っ人を呼ぶ演出を追加しました。助っ人を呼ぶ途中でアマゾネスにビンタされるドナルド、ちゃんと救援を呼ぶことはできたのだろうか...!?
ちなみに背景に移ってた都市群についてですが、AviUtlで上手い具合に奥行きが感じられるよう微調整しながら動く距離を指定しました。フレアについてもスクリプトは用いずちゃんと一つずつ置いてます(大変だった...)。

音声制作者:わたくし氏

鉄十字団登場!ここでのドナルドが行為が後の展開につながります。 なるべく視聴者に「このキャラクターの名前はアマゾネスである」 ということを理解してほしかったので、 ダーマが「アマゾネス!」と名前を発しているセリフを入れました。


part5 0:45~0:51 制作者:わたくし氏

アマゾネスが最強のパート。取り敢えず現在の力量差を感じさせるため、2人が様々な手段で対抗するのに対 して全てビンタで片付けさせました。

わっつー「ビンタ強すぎだろ...」


part6 0:52~1:04 制作者:わたくし氏

修行パートです。2人っぽい修行にするかガチ修行にするか悩んだ末、Googleで「トレーニング 種類」と検索して出てきたものを片っ端から採用していきました。 特段意識はしてませんでしたがドナルドとダーマの修行内容の差が激しすぎる...

コメント「修行する猶予くれるんだ」


part7 1:05~1:17 映像制作者:わっつー

無事修行が終わった2人はアマゾネスに再戦を挑みます。驚いたアマゾネスはモンスター教授と2人を分析しようとしますが、その時にドナルドは事前に仕込んであったドナルドウズを実行し分析に使っていた端末を破壊。問答無用で対決に持ち込もうとします。

ドナルドウズで分析端末を破壊するドナルド

因縁を晴らすべく2人に宣戦布告をするダーマ、そして遅れてやってくる本気を出したドナルド。熱き戦いの火蓋が今切って落とされる!!
というのがこの12秒での設定です。

音声制作者:わたくし氏

2人が鉄十字団の前に現れて戦いが始まるまでのパートです。ここで「誰だお前は!」のセリフを入れることでお互いの陣営が対面しているような構図にしました。 ドナルドの「いってみYO!」で戦闘シーンに滑らかに移行するよう意識しました。


part8 1:17~1:29 映像制作者:わっつー

ドナルドvsアマゾネス
まずはドナルドが先手に仕掛けさせるよう挑発、それに乗ったアマゾネスも殺しにかかるべく大量の弾幕を打ち放しますがドナルドは自分に向かって飛んでくる弾をなんと全て跳ね返します。修行の成果がでてますね。そして跳ね返った弾をよけながらドナルドに急接近するアマゾネス。しかし一瞬のスキを見つけたドナルドが逆に急接近しながらドナルドマジックを放つ!相手にとって不足はないとダーマに伝えますが、しかし同じくアマゾネスにスキを突かれてしまい...。

・冒頭の背景について

たくさん建物が設置されているとめちゃ重くなるので建物を最小限に減らして撮影

MMDのドナルドと共に映っていますがここのシーンではblenderを用いました。といっても1か月しかない中1からモデリングするのは厳しかったので都市群は道化師協奏会のbaqeelaパートで使用したものをこの動画の雰囲気に合わせて流用しました。気づいた人いたかな?

・アマゾネスの戦闘力
無数の弾幕を飛ばしたりドナルドマジックを耐えたりと、今回の動画に置いて特に戦闘に特化した描写が多いアマゾネスですが、ダーマの世界ではスパイなどの役割に徹することが多く戦闘力もあまり高くないとわたくし氏さんが驚いていましたw。確かにこんな強い幹部が組織にいてたまるかって感じですよね...。

音声制作者:わたくし氏

取り敢えず思いついているネタを入れていったら完成しました。エロあるよ(笑)ネタもここで使用出来て良かったです!


part9 1:30~1:42 制作者:わたくし氏

ダーマVSモンスター教授
2人の掛け合いから始まり、ダーマがモンスター教授を追い詰めるようなセリフ選びをしました。こうして後の巨大化モンスター教授戦へと違和感なく繋がるようにしました。


part10 1:43~1:55 制作者:わたくし氏

敢えてドナルドをピンチにしてブロリーの出演を際立たせました。このコンセプトでやる以上我楽多安山子 要素は是非入れたいと思っていたので綺麗に取り入れることが出来て良かったです。 そして2人の必殺技でトドメ!ランランルーの使用はこの時のためになるべく避けていました。 音リビアの泉でソードビッカーについて解説してたので超ラッキーでした。


part11 1:56~ラストまで 映像制作者:わっつー

ドナルドとスパイダーマとの別れのシーン。基本的には音声に忠実に作りつつ、ラストの締めを飾るようなパートに仕上げました。
気づいた人は気づいたかもしれませんがトランプの柄にもちゃんと仕込んでいます。

トランプの柄をよく見ると…?
音声制作者:わたくし氏

別れのシーン。〆のセリフを何にしようか悩んでいたのですが、ランランルー以上に綺麗に締まるセリフが 思いつかなかったのでランランルーで終了です!


パート制作感想

わっつー

映像制作に関して、やはりダーマを扱う際に切り抜き素材をわたくし氏に依頼していたのですが、その度に適切な画像やGBを送ってくれて非常に助かりました。
今回初の試みとして映像にAeを使用しようと思ったのですが、如何せんまだ操作に慣れていなさすぎなせいで締め切りに間に合わなさそうな気がしたのでAviUtlで結局映像を作っていました。しかしAeで何もしなかったというわけではなく、トランジションや色調の補正などはAeて少々行いました。僕がAe使いこなすまでにはまだまだ先になりそうだなと思いました。

わたくし氏

耳コピは比較的簡単に終わったのですが、セリフ合わせにめちゃくちゃ難航しました。セリフ合わせという よりセリフ探しですね。展開に合ったセリフを探すのが本当に大変でした。ドナルドの素材面ではわっつーさんに超助けられました。ありがと~!!

全体的な感想

最後にわたくし氏さんと共にこの音MDM天に参加した感想を語ってからこの後日談を締めようと思います

わたくし氏

・制作、生放送について思ったこと
動画の方向性を決めてた時期に自分が「音MADダンジョン」なる案を出していたのですが今思い返すとやめといて良かった...って思ってます。いつか個人作の方で作ろうと思っています。 主に動画を制作していた期間は7~9月だったのですが、音声が完成したタイミングが8月の初旬でした。つ まり映像制作期間はほぼ1ヶ月しかありませんでした。もうちょい音声早く完成させたかったな~~~。 自分達のセトリがトップバッターだと知った時はひえ~~~ってなりましたが、今思い返すと一番手でほん と良かったなって思いました。自分達の動画が一番輝く順番はここだったと思ってます。 生放送で流れた時は心臓ドッキドキでしたがコメントの反応も良くて安心しました。 順位こそ5組中5位で最下位だったものの、全力を出せたし後悔はありませんでした。

わっつー

・構成が決まるまで
ようやくコンビを組んでいざ制作開始!...といきたいのですが、
音MDM天という僕にとって今まで制作してきた企画の中で超重要な企画でしたので、
安易な考えで制作するのはまずいと思い、まずは構成を練ることにしました。
そこでわたくし氏さんが僕と同じくスパイダーマという素材を扱っていることに着目し、
前回の音MDMでもドナルドとブロリーとのコラボ作品があったことからそれをオマージュしたような作品にしたいと考えました。
普通ならこれといった接点もなく交わることのないドナルドとスパイダーマのコラボは音MDMならではの作品になると思い、その方向性で進めていきました。
しかし前回の参加作品であるBurger & Broccoliような対決する展開を行うのではなく、お互いにとっての共通の敵を用意してドナルドとダーマで共闘する王道展開に構成が固まっていきました。
・生放送
どんな作品がみれるのかなとわくわくドキドキしながら生放送を観たのですが、
やはりそこは音MDM天なだけあって様々な側面の音MADが観れて結果的には大満足でした。
一つのテーマに沿って作られた音MAD、ストーリー性がある音MAD、技巧重視の王道的な音MAD、
単純にバカ面白くした音MAD、これも音MADの形なのか....と思わせるような奇想天外な音MADなどなど、観てて全然飽きなかったですし、このような表現方法があるんだなと勉強になる時間でもありました。


以上で後日談は終わりです。またこのような大きな音madのイベントが開催されるといいですね。

それではまた会いましょう!










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