麻雀記録12月1日
他人の麻雀note記事を読んでて面白かったので、僕も書いてみたくなった。
私は麻雀歴1年半のペーペーです。
確か2023年6月ごろに福祉施設内の他の利用者が卓を作って打ってるのを見て、親切なNKNお兄さんが誘ってくれて教えてもらった気がする。
ずっと興味はあった麻雀を打てて、ビギナーズラックのおかげかリーチ・平和・一盃口・清一色・ドラドラ、の三倍満を上がれるようになってのめり込むようになったのを覚えている。
そこから1年半。役はもちろん、点数計算もピンづもや50符60符といった形は点数申告できないけれど、普通の上がりなら表を見なくても出来るようになった。
ネット麻雀では雀魂で4麻3麻で雀傑になれた。
雀魂は眉唾な話だけど出来レース感を強く感じたので今は天鳳とアーケードの麻雀格闘倶楽部をぽちぽち打ってる。
打ち方、雀風もずいぶん変わった。
リーチしか知らない → タンヤオ派 → 一盃口で上手ぶる派 → テンパイ即リー派 → 3飜ないと絶対上がらない派 → 字牌大事に守備型
最初の頃は上がりたい、次に勝ちたい、そして今は負けないように。という麻雀を打つようになってこの間で自分の成長を感じられてちょっと嬉しい。
ここで何切るでもやってみようか。
何切るなんて状況次第だし、実際の対局では時間制限もあるから非現実的でしょうと敬遠していたけれど、作る側だと面白いかもしれない。
半荘東1局南家、赤4、点数は平場の第一打。
(ドラはドラ表字牌を表示。この場合ドラは9m。)
多くの人が無難に打つなら東から。
私は3sを切った。
私は鳴かれるのが怖いので第一打に東は切れないのだ。そうなると西の対子落としも考えられるが臆病なもので先制リーチへの安牌として抱えておきたい。だから字牌には手をつけない。
2m3m5mは連系を狙えるので置いておく。
6pも良い形なので置いておくし、6sは対子、浮くのは3sになるのです。
この打ち方になるまでに影響を受けた人が3人いる。
雀鬼で知られる桜井 章一さん。
Mリーグの日向藍子さん。
同じくMリーグの多井隆晴さん。
この3人にはありがとうございますと言いたい。
桜井さんが立ち上げたという雀鬼流を支持しているわけではないが、この流派の中の打牌を素早くするという考え方が好きだった。
麻雀は4人で楽しむもので、他の人を待たせるということはマナーとして悪いという考え方が気に入っていた。もちろん他人には強要しない。あくまで私が人を待たせるのが嫌だったんです。
この打ち方を最初してみるとすごく疲れるし、どうしても打牌が詰まってしまう時がある。牌効率を極めている人ならともかくとして、多面子、多ブロック、多連続系の時にすぐ打牌ができなくなるのです。
これに悩んでいる時にたまたま見かけたMリーグの日向藍子さんの打ち方が目に付いた。
当時私が見ていた時の日向さんの打ち方は字牌を多めに持っていたし、ブロック数も少なめに持つという、4ブロック打法ともネットで言われてるのを見た記憶がある打ち方だった。
最初に見た時は理解できなかった。私は日向さんが所属する渋谷ABEMASが好きだけれど、日向さんの打ち方は弱いと思った。何が彼女の打牌をそうさせているのか興味があった。
そんな時に日向さんの自伝っぽいものを見かけて気になって読んでみた。
PRなどでは無い。
これを読んで少し理解した。と思う。多分。
で、もっと理解するために日向さんの打ち方を真似するようになった。
安牌を多めに持ちながら打つ守備寄りの雀風への入り口となったのです。
そうしたら全然勝てなくなった。
ボロ負けするようになったし、トップを取れなくなった。
私の理解不足だと思いながらその打ち方を続けて、それでも負けて、他のプロ雀士と呼ばれる人の攻めの麻雀だったり、牌効率の鬼だったり、鳴き麻雀だったりが羨ましく見えたし、実際そうした局面にリアルでもネットでもボコボコにされた。
負け続ける中でこの雀風は弱いし私には合ってないんじゃないかと悩んだ。
そんな時に同じ渋谷ABEMASの多井隆晴さんの打ち方を見ていて彼の打ち方が印象に残るようになった。
多井さんの特に印象に残ったのは守備力とビタ止めだった。
私には理解できないけれど、他家の当たり牌を徹底して止めていたし、6巡目に入る頃からでも勝負から降りて手を守備寄りにしていくという姿がカッコよく見えた。
多井さんのような打ち方をしたい。でも多井さんのようにはなれない。彼の出した技術書を読んだが理解できない。
でも守備寄りの今の打ち方を続けていけば、多井さんとは違うかもしれないけど憧れの人に近づけるかもしれない。
そのモチベーションが私に守備寄りの麻雀を続けさせてくれた。
そんな中ある時、本当に不思議なことに卓上の捨て牌が見えるようになった。
そりゃ捨て牌は見えるでしょとツッコミたくなるが、本当に今まで見えてたはずの捨て牌を二度見するような感じで見えるようになったのです。
(きっかけをくれたのはアーケードの麻雀格闘倶楽部。)
そこからは自分の打牌に今までより自信を持てるようになった。
4着をとっても振り返りはするがあまり気にならなくなったし、最初の方の何切るで言ったような考え方に落ち着いた。
何より麻雀がより楽しくなった。
最近は天鳳を打っていて対局数は100にも満たないが着順は1位から順に.095,.238,.429,.238で、3着を取れた時に喜べるようになった。
もちろん3着より2着、2着よりは1着だけれど、嫌な負け方をしなくなった。負ける時はなぜ負けたのかが分かるようになった気がする。
この今の雀風を忘れたくない。
だから今こうして記事を書いている。
今はこの打ち方を忘れてしまうんじゃ無いかという恐れを感じる。
もし忘れたときはこの記事を読み返して思い出せたら良いなぁ。