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【現場学校レポ】ディレクターの良し悪しは「先読み感覚」で決まる|ディレクションの現場(田口 真行さん)

ライブ配信セミナー『現場学校』レポート班の待島(まちしま)です!

2019年2月5日に開催された、田口 真行さんのセッション「ディレクションの現場」のセミナーレポートをお届けします!

▼今回のグラレコ

活気ある会議のような「ライブ感」

第1回の現場学校は「ディレクションの現場」。
主催であるデスクトップワークスの田口真行さんのセッションで幕開け!

一通りの現場学校の説明があった後、始まったのが「thinking time」。

田口さんが出すお題に対して、参加者がライブ配信のコメント欄で答えていきます。

1つ目のthinking timeのお題は
「ウェブディレクターの役割とは?」

「裏方」
「現場監督」
「リーダーであり縁の下の力持ち」
「企画・設計・進行管理すべてを担う人」
「責任者」
「舵取り」
「プロジェクトの全体像を把握してる人」
・・などなど、

ひとり一答ではなく、ほかの人の回答を見て刺激されて、次々と、どんどんと追加されていくコメント。共感した内容には「いいね!」がつけられていきます。

私が参加しているのは自宅で、ディスプレイに1人で向かっているのにも関わらず、まるで大人数がいる教室でディスカッションに参加しているような活気を感じました。

さらに、実際には「声」ではなく「文字」での更新なので、

・全員の「声」が文字として読める(大きな声でかき消されたりしない)
・自分で集中して考えたい時は静かに取り組める
・うまい言葉が見つからない時は、他の人のコメントを見て頭を整理できる


というメリットも感じました。

<thinking time の田口さんのまとめ>
・ウェブディレクターの役割は、人によって抱くイメージが異なる
・発注側と制作側の橋渡しを行う立ち位置で、何を求められているかをイメージすべき
・その上で認識のすり合わせをする必要がある

ディレクターの良し悪しは「先読み感覚」で決まる

そんなディレクターの仕事の(あるいはそれ以外の仕事においても)すべてに必要なのが「先読み感覚」。

1つには、
プロジェクトをスムーズに進めるための、先読み感覚

ウェブサイトのプロジェクトにおいて、
・プロジェクトのゴールを定めること
・課題解決のためのステップを決めること
・いかにまっすぐプロジェクトを進行するか
が重要。

そのためには、キックオフから納品までの間に
「決めるべきことを決めるタイミング」
=マイルストーンの設定
と、
「決めるべきことを決めるためにやらなくてはいけないこと」
=タスクの設定

を順に行うのがベスト。

タスクありきでプロジェクトを進めてしまうと、「あ、これ必要ないタスクだったな・・」と無駄な作業量を増やしてしまったり、「なんでこれやらなきゃいけなかったんだっけ・・」と仕事の精度が下がったりと思い当たる節があったので、気をつけたいと思います。

2つには、
プロジェクトの落とし穴を回避するための、先読み感覚。

現場では予期せぬトラブルが起きがちで、かつトラブルが起きるのはプロジェクトの後半が多い。起こっておかしくないトラブルを予測して、回避策を検討するリスクマネジメントを行うことが重要です。

事前に予測することでトラブルを回避することができる。あるいは、被害を最小限に抑えることができる。

目先のタスクばかりを追うのではなく、プロジェクト全体を俯瞰する目を持った上で取り組むこと=先読み感覚を養うことにつながる。

ひいては、安定したスムーズなプロジェクト進行が行えるのだと感じました。

いつも貪欲にベストを尽くす

4LDKでも学んだ内容が多く含まれていましたが、今回のセッションでも田口さんから出ていた「思い込みはダメ!」という言葉が印象に残りました。

わかったつもり、できてるつもりはNG。クライアントごと、プロジェクトごと、チームごとにベストな形は異なるということを肝に命じて、都度のディレクションの質を高められるよう取り組んでいきたいと思います。

あと、今回はトラブル予測という面での「先読み感覚」のお話が中心でしたが、

ハッピー予測」として、よりプロジェクトが良いものになるようにクライアントや、クライアントのお客様に喜んでもらえるための「先読み感覚」も伸ばしていきたいですね!

次回も楽しみです。

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ライブ配信セミナー『現場学校』は、生放送のライブ配信を見逃した場合でも、期間中「アーカイブ視聴」ができます。

参加チケットはこちらから
https://gbgk.jp/

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