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2020年夏近況報告

最近は特に暑い。家に引きこもってエアコンの効いた部屋でずっとVRしていたい。働きたくない。

僕は学生時代から「働きたくないでござる」「不労所得で生活したい」などとのたまっていた。バイトはしていたが、月数万稼ぐ程度しかやっておらず、親からの仕送りをメインに生活していた。工学系の学部だったので、授業数やテストも文系学部に比べたらかなり多く、遊んでいられる時間もそれほどなかったはずだが、僕は学生時代はかなり遊んでいたほうで、いろいろなことに手を出したが、なぜか精神が不安定になったりもして、2回も留年をしてしまった。最後の1年は卒業研究と数コマの授業だけで、彼女と同棲していた記憶しかない。

そんな僕は仕事をクビになってから、長いときで4ヶ月連続で本当に一歩も外に出ない生活をしていた。そんな生活が2年くらい続いた。本当に「働かない」生活になってしまった。

ひきこもって借金の返済が終わり、お金が使えるようになると、少し外に出るようになった。風俗遊びである。風俗で遊んでいるときだけは、なにかが満たされているような気がした。

次に通院ができるようになった。それまでは親に薬を取りに行ってもらっていたのだが、理由は忘れてしまったが、病院に行きたくなったのだ。通院+風俗で月2回か3回くらいは外に出るようになった。

そこから、外食に行ったり、買い物に行ったりする機会が増え、週1回、2回と外出概数が増え、ある風俗嬢との出会いがきっかけとなり、交友関係は増え、お金が欲しくなり、noteでお金を稼ぐようになり、更にもっとお金が欲しくなり、バイトをしようと決意した。

そのお話はこのあたりの記事に書きました。

今では、1日4~5時間、週3日のアルバイトをして生活しています。そこに障害年金が支給されています。実家ぐらしなので一応家賃は払っていますが、本当に少ししか払っていないので、お金にかなり余裕ができました。先日はダイエット成功記念の写真を取りに行ったり、車の法定点検をしに行ったり、お金を使った外出が多くできるようになりました。

単純な外出頻度だけではなく、VRの世界に足を踏み入れたことにより、他人と触れ合う機会が増えて、精神的にも充足するようになりました。現在では寝るときもVRの中にいて、VRの住人と化しています。VRを始めてから、風俗遊びも辞めました。使えるお金が増えました。

バイトは少し大変ですが、今の生活にとても満足しています。お金もあり、時間もあり、やりたいことをやっています。親が少し鬱陶しいですが、この家賃なら仕方のない鬱陶しさでしょう。妥協しています。

今の生活は本当に幸せなものだと思います。人生で2番めに幸せな時間だと感じています(1番は恋人と同棲していた学生時代。今も失恋を引きずっている)。少しのバイト代と障害年金、noteの稼ぎで、欲しいものは買えて、やりたいことをやれて、これ以上の生活を求めるのは罰当たりだと考えています。

ちょっと頑張ってそこそこ満ち足りた生活をしている今がとても幸せなのです。

しかしながら、この生活は長くは続かないとも自覚しています。どこかで死ぬ気になって人生をひっくり返さなければ、ワンルームのボロい部屋で欲しいものは手に入らず、やりたいこともやれず、希死念慮に苦しみながら、死ぬこともできずに孤独に生きながらえなければならない生活がやってくるでしょう。障害年金はいつまでも貰えるものではありません。自立しなければいけないのはわかっています。でもそんなことが僕にできるのだろうか……。

特に、VRの世界にいることが何よりの生きがいとなっています。VRの中では僕は女の子になって、周りの人たちから「かわいいかわいい」と言われ、つらいときは誰かに寄り添ってもらい、楽しいことはみんなと分かち合い、これまでにないくらい他者との濃密な関係を築いています。この幸せな場所と時間を失うことがなによりも怖いです。VRの世界では「死にたい」と思わないのです。これまでは常に「死にたい」と考えていた僕が、「死にたい」と考えない時間ができたのです!天真爛漫な女の子になって、幸せな時間を過ごしています。はっきり言うと、VRの世界と現実世界を入れ替えてしまいたいくらいです。

しかし、そんな事はできるはずがないので、VRはいつか卒業しなければいけないでしょう…。VRの人たちがいないリアルの世界で生きていくことに耐えられるのか、耐えられる気がしません。

そんなことを考えると死にたくなります。というか、リアルで生きているときは常に死にたいです。

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わとりん
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