見出し画像

人生で初めての寄席は心温まる場所だった

寄席に行った理由

大学院ではたくさんの実習を行います。
その中で実際に人前でプレゼンを行う機会が何度もあります。

大事な発表の場面で私は緊張して声が小さくなってしまいます。
うまく話せない、伝わらない、そんな自分に嫌気がさしてどんどん自信がなくなっていました。

寄席でプロの話し家さんたちを目の前にしたら、少し自分の話しかたを変えるヒントを貰えるかも?と考えました。

どの寄席に行く?問題

そもそも寄席ってどこにあるんだろ?とネットで調べました。
浅草にあるのは納得。上野か、確かに!と思い次に見つけたのはなんと新宿三丁目。意外でした。

少し考えると、そんな場所があったような、通り過ぎていたような気がしました。
都内唯一の木造寄席という点に魅力を感じ、新宿末廣亭に行ってみることにしました。

公式HPより

緊張しながらも平常心を装い入場

私が行ったのは夜の部。昼の部と夜の部の2部制です。

初めての場所に1人で行くのはやはり緊張しました。
入り口近くに2名の男性が立っていました。呼び込み担当の方なのかな?

受付でチケットを買って入場。入場すると小さな売店がありました。飲み物や食べ物の他にお土産も売っていたかな。
会場内の写真・動画の撮影は禁止です。

席図(末廣亭公式HPより)

「せっかくだったら」と思い、桟敷(畳席)に座りました
係りの方が座布団をもってきてくださり、先客の邪魔にならないような場所を選んで座りました。

温かさと仕掛けがあふれる空間

演者の方がスタッフの方々に「よろしくお願いします!」と大きな声でご挨拶して、裏手から舞台に登ります。
そのときに、会場のお客さんに目配せしながら入ってくる方・笑顔で入ってくる方、演者によってさまざまでした。お客さんはそれに温かい拍手で応えていました

・ニコニコ微笑んでいる人
・リラックスした姿勢で最前列に座っている人
・何やらメモをしている人
・「待ってました!」と声をかける人
・友人同士で和気あいあいと観覧する人

会場の7割くらい席が埋まっていましたが、とてもゆったりとした時間の流れを感じました。

次はもっとたくさんのことを感じたい

今回は初めてということで、席数何席あるんだろう?なぜ座布団を裏返すのだろう?本題に入るときに羽織を脱ぐんだな~、など細かいことに目が行ってしまいました。

次はもっとリラックスしてお話を楽しみに言ってみたいと思います。
新宿三丁目だけでなく、浅草や上野にも足を運んでみたい。
そして、歌舞伎や能など日本の文化にもっと触れてみたくなりました