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よく分かる風の魔法 風データ集 プロローグ
年末年始から行っていた風のTarget打ち込み作業がようやく終わりました。これによりマクロ的な分析が可能になります。 レース印2に風速、レース印3に風向を入力し、風速別・風向別での分析も可能にしました。そのうちリクエストなんかにも答えられればと思います。 打ち込み作業の達成感が大きいので今日はデータを分析するに当たっての確認みたいな内容です。
ちなみにデータは2020.01.11~2020.12.27の中央開催全てです(なぜか01.05-01.06のデータが取り込まれなかったので01.11~としています)。
また、データ内に出てくる(無し)は障害レースに関係するものか、前走が2019年末以前のデータです。
◆全体
まずは風速別から。
風速による差がないことの確認。当たり前ですがほとんど差はないものの、風速「猛烈」時はペースやラップがぐちゃぐちゃになりやすいのか、単・複回収率ともに他の風速の平均に比べると5~10%程度高いですね。風速「弱い」の単勝回収率が95%と高くなっていますが、実は「弱い」は設定の仕様上レース数がそもそも少ないので多少上振れていそう。
次に風向別。
これも差はなし。風向によって差が出る可能性は考えづらいので、バイアスがかかっていないかどうかの確認でした。
◆場所別
まずは場所別の確認。
【直線追い風】
【直線向かい風】
【3,4コーナー追い風】
【3,4コーナー向かい風】
これだけ見ても「風の影響を無視した基準タイムランクの作成」が厳密には正しくないということが分かりますね。例えば札幌は直線追い風>直線向かい風>3,4コーナー追い風>3,4コーナー向かい風の順にレース数が多くなっています。ということは、芝1800m・2000m・ダ1700mといったコーナー4つのコースは直線追い風が多いこといよって基準のタイムランクも本来よりも速く出てしまっている可能性がある、ということです。
◆騎手別
【直線追い風】
【直線向かい風】
【3,4コーナー追い風】
【3,4コーナー向かい風】
前々から思っていましたがルメールは直線追い風と比べてその他の風向だと勝率・複勝率が10%も落ちますね。レース映像を見ても直線追い風の時は普段の時よりも1列後ろで競馬しているイメージがあります。その他はめぼしいデータはなさそう。順位は結構入れ替わっていますが、風どうこうというよりコースの影響が大きそうです。
とりあえず全体的なところから見てみました。次回以降は直線追い風・直線向かい風・3,4コーナー追い風・3,4コーナー向かい風の4つに大別し、芝・ダート別での成績や種牡馬別の成績なども見ていきたいと思います。一部有料になる可能性がありますが、まあ作業代ということで金額も大したことないですし、是非ご一読いただければと思います。
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