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学問というもの

「学問」が武器になって見える景色が変わるという話をSNS見かけた。
だから学問はとても大切で疎かにしてはいけない、と。
ああ、なるほど。
 
確かに学ぶことは大切だとは思う。
特に大人になって感じるのは、学問に費やす時間を作るというのはなかなか難しく、ある意味で贅沢なことだということ。
だからその時間は貴重だし大切にしたほうが良いというのは同じ意見だ。
 
ただ「学問が」というより学問でも雑学でも経験から得る何かでも、それを得る過程で養われた「考える力」が見える景色を変えるんじゃないかな、と私は思う。
 
昔、知人と話したときに「学問」は「考える力」のマテリアルだよねという話をした。
例えば数学の問題を解く方程式を必死に覚えたとして。
理科の化学反応式や国語の四字熟語や歴史の年表を覚えても。
それ自体が自分のこれからの人生の中で直接役に立つかは分からない。
でもそれを理解して覚えるために身につけた「考える力」は、自分の中に集めた様々なマテリアルをつかって目の前に立ち塞がる問題を解決するだろう。
 
間違えちゃいけないのはあくまで学問はマテリアルの1つであること。
それだけ出来れば良いってわけではないし、かといって、できなくても良いってものでもない。

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