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【目指す人に読んでほしい】キレイごと抜きで音楽を20年以上続けてみた感想

こんばんわ。メロニスタです。
こんなこと現実的に語る人はそうそう多くないはず。
どんなことが起きたのか書いていこうと思います。

前回は音楽を演奏する上での練習について書かせていただきました。

0.今回のお題「キレイごと抜きで音楽を20年以上続けてみた感想」

これを現実的に語る人はそうそう多くないはず。
今回のターゲット層はこんな方々。

・音楽の道に進みたい
・本気で音楽をやりたい
・ぶっちゃけ音楽人生って壮絶じゃない?

音楽への進路で悩む人に少しでも力になれれば幸いです。
今回は自分のケースを踏まえて話していこうと思います。

1.長年音楽を続けて今はどうなのか。

A.とても幸せ。

確かに思ったようにいかないのが芸術。物作り(演奏や作曲など)をしていて、
理不尽な経験もしましたが、その理不尽を吹き飛ばすくらいの感動も経験しています。

こればっかりは経験してみないと得られない体験。
私のnoteを見てくれた方には大変申し訳ないが、
noteや文章では絶対に表現しきれない。

2.全てが自己責任だった

基本的に“何かを魅せる仕事の人たち”は自営業や個人事業主のケースがとても多い。
(ここではクリエーターやミュージシャンを指します。)
夢を与える職業として野球選手も個人事業主ですもんね。

自営業や個人事業は全て自己責任

これは当たり前のことです。自分自身が代表者なわけですから。

上長が部下の責任を負うのは当たり前ですよね。
フリーランスの私を含め、責任は全て自分なんです。

したがって、やる気が出なかったら、作品が生み出せなかったら、サボったら、ぶっ倒れたら…、収入がゼロになるわけですから。

なので、昨今のウィルス騒動は死活問題なわけです。

全ての行動が全部自分に降りかかって来る。
似たようなケースのお仕事の方もいらっしゃると思います。
それくらい芸術で対価を頂くには、それなりの覚悟が必要だ。

3.音楽人生の間で、何が起きたか

結論「とても幸せ」と表現していますが、時には辛い

辛いものは辛い

なぜか。

世間の風当たりの強さ、精神的ダメージを受けるシーンが多い

多くの日本人が一度は思ってしまう、世間的な話をします。
高校・大学を卒業して、会社という組織に就職して、結婚して、子供が生まれて…

こういう人生設計というのは日本の教育上、すり込まれがちです。
(少なくとも私の時代はそうでした)

ある程度の年齢に達すると、
共に切磋琢磨して大きな夢を追いかけていた人が離れていくケースがあります。

考えられますか?

同じ夢を抱いていた音楽仲間や芸術仲間が、
自分のやってきたことを肯定しつつも否定して去っていく状況。

おそらく現役クリエーターのほとんどが経験しているはずです。

「私は全力でやった。音楽をやりきって満足した。
お前はいつまでこんなことを続けているつもりだ?」

これは本当に辛いです。同志に否定されるわけですから。
音楽人生でこういうことに何回も遭遇し、
自身を塞ぎ込みそうになるほど本気で泣きました

でも、気持ちはわかるんです。
ある程度の年齢に達し、
安定的に金銭を稼いでいる友達から結婚式にお呼ばれされ、子供が生まれた報告を受け、温かくて幸せそうな家庭を築いているわけですから。

このような状況を目の当たりにすると、自問自答するようになります。

自分はこのままでいいのか?

その状況を芸術というものに昇華できるか、そのまま挫けてしまうか。
この二つのパターンにわかれます。

私の場合、挫折してしまった人を否定はしません
たくさん考えたでしょうから。
みんな笑顔で見送りましたし、今でも家族ぐるみで仲が良いです。

4.常に考えなければならないことはコレだ。

クリエイターたる者、クリエーター生涯、本気で遊びに励まなくてはならない。

そんなの「楽じゃん!」って簡単に思えたのならば本当に羨ましい限りです。
世間の楽しいものと、自分の楽しいものは違うため、その差を埋めるのに苦労する。

2020年現在、私にはTikTokの面白さはあまり理解できない。
ただ、世界的に流行っているので見逃すわけにはいかない。

いい歳こいたおっさんが、TikTokを眺めることもしているわけです。
そこにお金儲けのヒントがあると信じて

エンタメに限らず、何事にも研究は欠かさない

極論ではあるが、この考える(研究)ということをやめた瞬間、クリエーター業は廃業しなければならない。

クリエーターは常に新しい発想をするよう心がけ、楽しいことを考え流行にアンテナを張っておく必要がある。

5.勉強ができないと、芸術はできなかった

音楽だけでは飯を食っていけない。

実は、芸術というものは「勉強に対して真面目に取り組める人」しかできません。

◆国語・算数・理科・社会
仮に、これが大多数の一般的な学校のお勉強だとしましょう。

国語→文章や感情を読み取る力を養う
算数→答えに対してロジカルに考える力を養う
理科→基礎的な物理法則、自然法則の知識を得る
社会→国内外の情勢や歴史を紐解き、自分が生きていくための参考にする。

このお勉強たちを音楽に置き換えてみると…

国語→自身の伝えたいことを表現するために必要な知識
算数→楽譜など、答えのはっきりしている事柄を把握するのに必要な知識
現代では楽曲をプログラムをするのに数字がたくさん使われますし。
理科→楽器の特性や素材による音の変化など、科学的特徴を把握するのに必要な知識
社会→情勢・時代背景を知り、それが音楽のジャンルや楽曲のテーマになることも。

とても大雑把に例を挙げさせてもらいました。どうでしょうか。
どれも興味深く勉強しないと人に自分の芸術表現が伝わらないですよね。

テストで必ず100点取れたから芸術家になれるわけではありませんが、
何事にも興味深く熱心に勉強をしないと芸術家としてなりたたないのです。
そのくらいのハングリー精神が必要

他には、お金にまつわる話も理解しないとクリエーターとして生きていけません。
それについてはまた別の機会にnoteに書きたいと思います。

6.まとめ

常に勉強を。常に新しいことを。常に楽しいことを。芸術家は超大変だぜ。

現実的なことをたくさん書きましたが、
理不尽が多く、辛いことが本当に多い業界です。
辛いこと嫌なことは目立ちますし、一生涯鮮明に記憶に残ります。
しかし、その反動も超大きい
達成感楽しさ感動、これも一生涯鮮明に残ることでしょう。
物作りは楽しいし、色々な方の手元へ届いた時の嬉しさ。
認められた時の嬉しさ。拍手をもらえた時の嬉しさetc...

これは音楽を続けないとわからない幸せなのでしょう。

つらつらと記していきましたが、まだまだ書ききれないですね。 
好評いただければ、別の機会に違う切り口で書きたいと思います。


それでは、今回の記事はここまで。
ご覧いただいてありがとうございました。

2020年3月8日 メロニスタ

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