宮内 航(わたるん)

陸前高田にあるデンマークと連携した学び舎の海外案件担当。寒さ苦手で胃腸弱めだがよく食べる。ライフワークで物語を嗜むクラス開講中&絵本執筆中。 https://changemaker.set-hirota.com (昔のブログ: https://wataru.online)

宮内 航(わたるん)

陸前高田にあるデンマークと連携した学び舎の海外案件担当。寒さ苦手で胃腸弱めだがよく食べる。ライフワークで物語を嗜むクラス開講中&絵本執筆中。 https://changemaker.set-hirota.com (昔のブログ: https://wataru.online)

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Vol.1 なぜここへ?&どんな学校?

クラウドファンディング【デンマークから物語教育を持ち帰り、地域✖️表現教育で「誰もが表現者」な社会を作る】をご支援くださった方々に向けて、リアルタイムな学びをお届けするラジオ(stand.fmにてURL限定公開)とその文字起こしです。

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    • ひとの居場所は、ひとの中に(ミュージカル『この世界の片隅に』感想文)

      前日譚 何としても行かねばならぬ、と思った劇だった。 アンジェラ・アキが作曲であるというニュースがまず第一に衝撃的であったこと。アンジェラ・アキといえば『手紙』で、中学時代の自分はなんとこの歌に救われたことか。 もうひとつ。 昨年、『千と千尋の神隠し』の舞台版を見たくて、先行販売に臨んだが開始時刻にアクセスするや否や急にロードされなくなり、PCとスマホとiPadの三機で応戦したにも関わらず惨敗を喫したことが心名残すぎて、『この世界の片隅に』がミュージカルになる、という特報を

      • 重なる影は濃くなる筈だ、と (映画『PERFECT DAYS』レビュー)

        社会の中でスポットライトを浴びるわけではない人たちが、木漏れ日に照らされているような、そんな映画だった。 変わらない "ような"ものがあって、そこに刻一刻と形を変える光が当たっては消え、当たっては消えてゆく。 社会の中でスポットライトを浴びないなんて普通のことで、でもそこには平均できるようなものなんてなくて、全部ありふれてはいない。街行く人、お昼ご飯を公園で食べる人、踊るホームレス、銭湯の常連のおじいちゃんたち。細部があってこそ、全体は成る。 光を見つめる役所広司、改め平山

        • 穏やかな風が吹いていた

          初めて過呼吸になった。 別にそれ自体は大したことでもないし、特段の心配をして欲しいわけでもない。 ただこの日気づいたことは鮮やかで、未来の自分に書き残しておきたいと思った。だから書く。 お盆前からだいぶ仕事ではち切れそうにはなっていた。3泊4日、2泊3日の合宿型研修のファシリ業が連週続いていたし、同時に目標数の集客を達成しなければならないというプレッシャーも抱えていた。それに加えてパートナーと将来を見据えた大事なお盆休みがあって、でも休みの間も仕事を置き去りにすることはどう

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        • べんり!
          6本
        • おもしろいなあ
          37本
        • ひびいたもの
          37本
        • はるばる~フェロー諸島の小さな学校留学談~
          1本
        • デザイン知識
          1本
        • わたるんの映画感想文たち
          3本

        記事

          映画感想文『tick, tick...BOOM!』

          名作ミュージカル『RENT』の裏側にあった人生。 時限爆弾がチクタクいっているような、僕らの人生。友達のことも、恋人のことも、自分が本当にしたいことも、生計を立てる時間に奪われていく。今にも爆発しそうな爆弾を抱えていると、余裕が持てない。だから、いろんな人を傷つけてしまう。 生きるということは、他者や現実やプレッシャーが僕らの首元にナイフを突き立てているかのようでもある。だから焦る。時間が、ない。 でもその中ででも、そんなナイフが突き立てられていることを "忘れる"瞬間が

          映画感想文『tick, tick...BOOM!』

          読書感想文『博士の愛した数式』

          博士が数字を語ると、運命めいたものを感じさせる。 真実を、意味を見出すということ。 運命を、物語を見出すということ。 これらは、「物語るヒト」たるホモ・ナランスが為せる業なのだろう。 一点何の変哲もない数字たちに、博士は膨大な知識をもってそれらに意味を与えていく。 それらは連なりだったり、唯一性だったり、何者かの努力であったり。 そしてそれらが存在する奇跡に対して、惜しみない賞賛と感謝をして博士は生きている。意味が宿る数字は美しく、それに敬意を払い、大切にする生き方そのも

          読書感想文『博士の愛した数式』

          メキシコ滞在記2日目 - メキシコ南部オアハカとは -

          (個人的な知見、視点などが入っており、100%正しい情報ではないということをお見知りおきください) 2日目はオアハカ市街地を回る日だった。 観光地化しているという市街地で教会や、公園や、ミュージアムを見て回ったり、いろんなものを食べたりした。 概要はこんな感じ メキシコの伝統色の穀物粥的な飲み物、Atoleを飲みに行く サント・ドミンゴ教会を見る オアハカ民族植物園(ボタニカルガーデン)ツアーに参加 昼食にタコスを食べる アートギャラリーを見て回る&お土産買う

          メキシコ滞在記2日目 - メキシコ南部オアハカとは -

          メキシコ滞在記1日目 - 一難去ってまた一難だけど、愛に生かされる -

          メキシコへの渡航日 兼 到着日。15時間の時差があるので、1月31日を39時間堪能している。非常に身の詰まった1日だった。 初日から事件が絶えない。 トラブル① 便座に眼鏡を落とす🚽 トラブル② ESTA(アメリカ入国時に必要な事務手続き)を詐欺的代行サービスを通してやってしまった(結果でず) トラブル③ 飛行機逃した トラブル④(アメリカ検疫にて) 使い始めて10年経つお気に入りのセカオワ水筒に水が入っていて没収されかける。(が、外で飲み干してもう一度手荷物検査やり

          メキシコ滞在記1日目 - 一難去ってまた一難だけど、愛に生かされる -

          人生3度目のメキシコへの旅🇲🇽

          目まぐるしい日々の中で忘れないように、日記を。 そしていったいなぜメキシコへ?と思われることも多々なので、自分自身の整理のためにも言葉に残します。 1/31-2/18で、メキシコに行きます。(今到着しました) 「仕事?」と聞かれるので、3割仕事、7割旅行、と言っています。ほぼ旅行です✈️ ことの始まりはコロナ前。学生時代、母に送り出してもらって何度か海外に滞在していた僕でしたが、そもそも母がアメリカに留学していたことが全てのルーツでした。そんな母が大学に入る前。アメリカの

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          立ち登る湯気はどうしてこんなにきれいなんだろう

          体調を崩した。 お腹を崩すことは多々ある方ではあるが、熱が出たのは久方ぶりだった。 喉が痛いなあ、と思った翌日に体温を測ると37.5℃。水分多くとって、体あっためてよく寝れば治るかあ(家の訓え)と思ったその翌日、体温を測ると38.5℃。 ああ、これはそんな簡単じゃないやつだと思い落ち込む。 さらにこのご時世である。病院に連絡しPCR検査の予約をして、所属コミュニティの事務局(といえど同じシェアハウスの隣室の友だち)に連絡し、いそいそと1人、今は誰も使っていない元シェアハウスの

          立ち登る湯気はどうしてこんなにきれいなんだろう

          朝5時の散歩、という名の冒険

          朝起きたら散歩に行こう、と思って寝付いた昨晩。 目を覚ましたのは5:10。寒いなあと思ってコートを着て眠ったのだけど、そのおかげか身震いせずに、するっと布団から出られた。 服は着のまま。マフラーを巻いて、帽子を被って外に出た。 朝の5:20はまだ夜のように暗くて、地面はサクッと凍っていて、空気はシャリっと冷たかった。行く先も決めていなかったけれど、なんとなく、海が見えるカフェ彩葉の方に行くことにした。どちら行っても、けっきょく海は見えるのだけど。 ごうごうごうと吹く風

          朝5時の散歩、という名の冒険

          読書感想文『400のプロジェクトを同時に進める佐藤オオキのスピード仕事術』

          週1のnoteとは別に。読んだ本をちゃんとアウトプットする習慣をつけよう〜という意味を込めて、まとめてみます。 (Macの画面が汚ないのがバレてしまった。。画面枠のゴムヨレすぎ笑) 本からもらったおもしろかった視点- 2つの選択肢から1つを選ぶのは難しいことじゃない。デザイナーの腕の見せ所は、たくさんあるアイディアを2つに絞り込むところ。そのあとは間違えてもいいから選ぶだけ。 - どうすれば手数(プロセス)を減らしてゴールに辿り着けるかを考える。=どうやったら仕事を速く

          読書感想文『400のプロジェクトを同時に進める佐藤オオキのスピード仕事術』

          就職せずに生きるということ

          note2本目。前回の週一と宣言した目標は1度は守れたということに。よかった。笑 大学を卒業と同時に陸前高田にやってきたので、僕は就職をちゃんとしたことがありません。大学を2年間休学をしていた時から含めれば、契約社員を1回だけしたことがありますが、あとはバイトとか、有給インターンだけ。 ついこの前話していて考えがまとまったことがひとつあって。 会社に入る、ということはちょっとネガティブなニュアンスを含めて、「歯車になる」と言うことがありますよね。アンチ就活派(笑)だった

          就職せずに生きるということ

          はじめまして、note

          はじめましての方々も、お久しぶりの方々も。 このページを開いてくださってありがとうございます。 宮内航といいます。みんなからは "わたるん"と呼ばれていて、よかったら気軽にそう呼んで頂けたら嬉しいです。 (右側です) 2016年に東北の漁師町でのスタディプログラムに参加した時から呼ばれ始めたのですが、始めは自分でもなんか媚びた感じの名前で似つかわしくないな、名乗るの恥ずかしいな、と思っていました。笑 が、いつからか高尚すぎず、身近な感じがしていいかも、と思い始めて使

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