失恋12日目~占いと一人飲みと先生の日
日曜日の午後、いかがお過ごしでしょうか? すいれんです。
今日、占いの先生に依頼をお願いしていた印鑑ができたとの連絡を受けました。
今日は朝から来月に迫っているケアマネ試験の勉強にひとり取り掛かりましたが、途中吐き気をもよおして中断。
吐き気の原因はほぼメンタルです。
先週金曜日、わたしは4人いる看護師のうち、自分以外の3人から敵意をむき出しに攻撃されました。
原因は先生とあまりに親密すぎるからです。
先生は、ご自分の診療はすいれん以外つけないでほしいということを暗に表明され、それはつまり、ほかの3人は『いらない』と言っているも同じことです。
実際、この3人さんはやばいです。
というのは、医師の生態をまったく理解しておらず、敬意を払えないこと、つまり自分の都合のいいように医師を使おうとする働き方、それは全方向省エネで医師の働きやすさにはまったく頓着せず、むしろ妨害する方向に全力を注ぐからです。
医療における『診断』と『治療』は、完全な医師の独占業務です。
医療において診断と治療は主軸をなすものです。
それにより患者さんは救われ癒されていくのです。
先週は月曜日から往診が立て込んで、クリニックへの戻りが18:00の終業時間を超える日が続きました。
それについて「先生が行かなければダメですか?施設の看護師とか訪問看護師に観察させて、おかしかったら連絡もらうのではだめなんですか?その辺、すいれんさんは看護師としてどうアセスメントしてるんですか?」と責められました。
はっきり言って責められるような事象ではないと思うのですが、仕方なく先生が往診する意味・理由・値打ちについて説明しましたが納得することはなく、その説明に対しても「それは先生じゃなきゃダメなことですか?」と食い下がる花咲蟹くらいしか頭部がない、わたしと同じく訪問看護経験のある看護師に言われました。
(難しい症例を)「たくさん経験しているからそう思うんでしょうけど…」と思ってもいない前置きをすると、「そうですね、経験はいっぱいしてきました」と返され思わず閉口。
経験豊富な看護師は「往診が不要だ」「看護師でもできること」などという発言はしないでしょう。
これらの不毛なフルボッコ1時間を、唯一の味方だと思っていた先生に話すこともできず金・土曜日と過ごし、ついに日曜日の朝には吐き気をもよおすまでになりました。
オンコール当番の週だったので、朝何件かの電話対応をし(この間も吐き気に耐えながら)、吐き気が治まるのを待って1時間くらいして『落ち着いてきた』と思い、試験勉強に向かいましたが、3ページ目で再び吐き気が襲ってきました。
『休もう』
そう思い横になると少し良くなったので、今のうちにと部屋の掃除をしているところに占いの先生からの連絡を受けました。
30分後に行くことを約束し、シャワーをして着替え出かけました。
今日は『函館バル街』が開かれる日。
外はきれいに晴れていました。
『先生は今頃誰かと高級料亭ランチのあとバル街を楽しんでいるのだろう』
と思いながら占いの先生のもとへ車を走らせました。
占いの先生に会い、先週の『彼女の誕生日』発言、金曜日に誰と約束しているのかも言わず、フルボッコで滅多打ちにされぼろぼろに傷ついたわたしに声をかけずに帰ったことを話しました。
すると「印鑑を作り始めているところだったから、そういう人だってわかるようにこうなったんじゃないかなぁ」と言われました。
『そうなのかもしれないな』
と再び諦めの境地に陥ったわたし。
もう考えるのはよそう。
自分の思いだけをしっかり見つめよう。
そう決めてクリニックにパソコンを置きに行きました。
コロナ禍でリモートが当たり前になった世の中、前職の訪問看護でも在宅勤務を推奨しており、実際誰もいない自宅での方が作業がはかどったりもします。
そのため、週末はパソコンを持ち帰り必要な情報入力などをしていました。
それについてマネージャーの女に「いつもパソコン持ち帰っているので気になっていたんですよ、休みの時は休んでください」と言われていたので、週末オンコール当番だとは言えパソコンをとりに来ていたこと自体知られたくなかったので置きに行ったのです。
クリニックにつくとどうしても排尿したくなり、いつも先生が使っているトイレをお借りしました。
ついでにトイレ掃除もし、掃除をすると気分がすっきりするので好きです。
先生は来た形跡はありましたがおられず、わたしはトイレ掃除だけしてクリニックを出ました。
家に帰ろうかな?
でも、今日は一人で一昨日のバーに行くと決めていたはず。
少し悩んでから、やはり一昨日のバーに行くことにしました。
気取らないバーなので、一人でも全然大丈夫でした。
しかし、タバコOKのお店らしく、においがつらく、2杯目を飲んでいる最中から喘息発作が始まってしまい、短時間でお店を後にしました。
バーを出てからスーパーに寄るとプルーンが売っていました。
『先生、生のプルーン食べたことあるかな?』
北海道の人は、生のプルーンを贅沢にそのまま食べます。
生のプルーンはものすごくおいしいです。
先生に教えてあげたかったけど、時間は21:30、まだ約束の方と飲んでいるかもしれない…
それでも酔った勢いもあり電話をしてしまいました。
「今大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、クリニックにいるけど」
先生はクリニックで仕事をされていました。
生のプルーンを食べたことがあるかと訊くと、「ない」と言っていたので、とてもおいしいことを教えてあげることができました。
そしてどうしても会いたくなり「ちょっと行ってもいいですか?」と訊くと、「いいよ」と仰ったので、わたしはなるべく急いでクリニックに向かいました。
先生はタバコがとても嫌いなので、洋服や髪の毛がタバコ臭いのが気になり、一応ファブリーズを買ってシュッシュしましたが、完全には取れないと思ったので先生にタバコOKのお店にいたのでにおいがついていると断りました。
先生はそんなことは気にせず、先週金曜日にわたしが花咲蟹頭部の看護師に言われたことについて話されました。
『ほかの3人には出て行ってもらう』
『このクリニックにはすいちゃんだけ残す』
そう先生は言いました。
そして帰り際「気になっていたから、今日すいちゃんと話せてよかったわ」と言っていました。
なにもないと思っていたわたしの人生が動き出しています。
先生は大事な約束がありながら、わたしのこともこれほど考えていてくれたのかと胸が熱くなりました。
信じること
それは難しいことかもしれないけど、思いを曲がった形ではなくそのまま伝え続けたいと思えた。
一日の終わりを先生と一緒に過ごせた日になりました。
恋は続きます…
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