【感想】花束みたいな恋をした
今風な映画という感想。 日常の恋愛のあるあるを見て自分の思い出に重ね、あの時あーだったなと思い出して懐かしんだ。 恋愛の最中に思っていた気持ちなど、裏側を見て楽しむところも今風なんだと思った。
評価7点
良かったところは3つあった。
一つは、主演2人の演技。付き合う前のぎこちなさから、付き合ってから最高潮の時、すれちがってく時のすきま風吹くさまなど、本当に自然で違和感なかった。有村架純はかわいいし、菅田はいいやつ。
二つ目は、恋愛あるある。大学時代に付き合っていた彼女と卒業後環境が変わって別れる。自分もそうだった。一年しか続かなかったけど。
彼女に連れてこられた白黒映画で寝ちゃったり、彼女の就活の時、あんまり気をつかってあげられるず、挙げ句の果てに、内定を決めた就職先を無意識にバカにしたことをきっかけに別れたこと。菅田は逆に気遣ってあげてたけど。
映画を見た人は何かしら思い出したのでは。
3つ目は、エンディングの清々しさ。
結局別れることになるんだけど、昔の楽しかったことを2人で思い出して、ありがとうと言って別れて、楽しく引越し作業をして、その後偶然出会っても無理に話したりせずそっと見守り手を振る。恋愛の終わり方として理想なんじゃないかと思った。
別れ際のファミレスで、恋愛中の自分達のようなカップルを見て、泣き出し、抱きしめるシーンはジーンときた。
恋愛の始まりから終わりまで、理想の恋愛を見せてもらったのだと、ふと今気付いた。
タイトルの花束みたいなというのは、楽しい思い出いっぱい束ねてあるけど、永遠にそのまま残しておくことは出来ない。そういうことなのかなと思った。
いつかの自分の恋愛を思い出しほっこりできる良い映画でした。
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