【開催報告】第2回オンラインセミナー「海と社会科学〜ビーチクリーンの社会システム化〜」
『ウォーターフロントアクティビティプロジェクト(WFAP)』は、日本財団「海と日本PROJECT」の助成事業として開催される、海の環境保全や海を契機とした環境問題全体への意識付けと実際の行動を促すプロジェクトです。
<WFAP公式サイト>
2023年は、2つのテーマを元にそれぞれ4回のイベントを開催いたします!
テーマごとに、知る、興味を持って頂くきっかけ作りとしてのオンラインセミナー3回と、好奇心を育てることを目的とした体験を通して学ぶリアルイベントを1回を実施予定です。
■第1弾テーマ:海と科学~みんなで紡ぐ未来の海~
■第2弾テーマ:海の衣食住(仮)
オンラインセミナー第二弾が終了しましたので、開催報告です。
今回のテーマは「海と社会科学〜ビーチクリーンの社会システム化〜」
60名近くのお申し込みをいただき、今回も大盛況のイベントとなりました!申し込みいただいた皆様、ありがとうございました!
今回は、海岸に漂着したゴミをいつでも誰でも拾い捨てることのできる仕組み「拾い箱」を発案し環境教育に取り組む池田 龍介さんと、いつでも気軽にクリーンアップでき地域の人と繋がれる「プロジェクトマナティ」を行う金城由希乃さんをゲストにお招きし、善意で終わらせない社会システムに組み入れることの大切さについてお話ししていただきました。
ビーチクリーンの課題として、全ての自治体が海ゴミの回収に積極的な訳ではないというお話がありました。処理がしきれないという理由もあり、中々気軽に受け入れることが難しいという構造上の問題があるそうです。
ただ「海のゴミを拾う」だけではなく、回収、処理までの仕組みづくりや周囲を良い循環の中にどんどん巻き込んでいくことが重要なポイントになるんですね!
また、ビーチクリーン自体を目的とすると環境問題の本質から遠ざかってしまう可能性があるという注意点も挙げられました。ビーチクリーンをするためにわざわざ遠方から足を運ぶ、、、とても素敵なことですが、移動時に出た排気ガスだって地球の負荷になってます。もちろん"全て地球に負荷をかけずに"というのは難しいことですが、一歩立ち返って広い視野を持ちながら、活動を行っていきたいですね、
1回の活動のみで変えられることは少しかもしれません。でも、続けていくことで大きなうねりとなって、周囲に変化をもたらすきっかけとなるかもしれません。
今日のお話を聞いて、皆さんの日常に少しでも変化が生まれたら嬉しいです。
====今後のセミナー &イベント情報====
<リアルイベント>
◎2023/9/3 (日)10:00 - 13:00 「海で発見!」
申込はこちら:https://wfap2023-040903.peatix.com/
ビーチコーミングの楽しみ方や逗子での海遊びなどを通し、3回のオンラインセミナーで学んだ内容を踏まえ、実際に海を間近に感じながら体験するリアルイベントです。
実際に体験しながら、海と私たち人の関係性や海の環境問題についてより身近なこととして考えてみましょう!
【イベント概要】
■日時:2023年9月3日(日)10:00-13:00(受付9:45)
■場所:逗子SUPスクール Pono Outdoor Sport Labo 3F
https://goo.gl/maps/9JmGBitZAPWsxCaR9
住所:神奈川県逗子市新宿2丁目11−5
■参加費(チケット 税込価格)
・大人1名(高校生以上):1000円
・子ども1名(小学生、中学生):500円
・幼児(5歳以下):0円
※参加する人数分のチケットをまとめてご購入ください
みなさまのご参加をお待ちしております!!