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ラオス「ルアンパバーン」の猫たち
ラオスのルアンパバーンを歩けば、犬と猫に当たる。
犬も猫もほとんどは放し飼いの野良だ。土地柄なのか猫はもちろん、犬も野犬のような怖さを感じるものは皆無で、犬も猫も争うことなく、のほほんと暮らしている。
ルアンパバーンはラオスの北部に位置する古都で、日本で言えば奈良によく似ている。歴史ある田舎町(奈良の方ごめんなさい)で、街自体が世界遺産に登録されていて、メコン川沿いに建ち並ぶフランス植民地時代のコロニアル風の建築物と仏教寺院が美しく共存している街だ。日本からの直行便はないので、私はベトナムのハノイから飛行機で向かった。わずか1時間弱で、国際空港としてはあまりに素朴なルアンパバーン空港に到着する。ただし、入管に恐ろしく時間がかかり、入国するのに飛行機に乗っている時間以上かかることになるが。。。
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食べ物、自然、文化、、旅の目的はたくさんあるが、猫を探すのも私の旅の大きな楽しみの一つだ。その土地で暮らす猫たちとの一期一会の出会いは、かけがえのない旅の思い出になる。
ルアンパバーンはこぢんまりした街で、歩いても数時間で旧市街は一周できてしまう。散歩するにはちょうど良い大きさだ。
ルアンパバーンに滞在した5日間、街中を歩き回ったが、おかげで20匹以上の猫に会うとことができた。
ルアンパバーンの猫は大きく三つのグループに分かれている。
まず、路地で暮らす「ストリートキャッツ」。
その多くは飼われているか半野良だ。日本でいう地域猫のような感じで特定の家や、場所で餌をもらって暮らしている。人慣れしていて人懐っこいタイプが多い。
次に、市場で暮らす「マーケットキャッツ」。
市場の残飯を漁ったり、屋台の人から食べ物をもらったり盗んだり。。我が道を行くという独立心の強いタイプで、人に対しても少し距離を置く慎重派が多い。
そして仏教寺院で暮らす「寺猫」。
お坊さんから餌をもらったり、お供え物を勝手に食べたりして暮らしている。「ストリートキャッツ」ほどの人懐っこさはないが、人を決して恐れている感じはしない。
ルアンパバーンの猫は、成猫でもそのほとんどが子猫のように小柄であった。食べるものが少なく、栄養状態が良くないのか、太っている大きな猫は見かけなかった。ただ、ラオスにおいて、ラオス人もその多くは日本の中学生くらいの身長で非常に小柄であることから、猫に限ったことではなく、ラオスという発展途上の国に生きる生物としての戦略なのかもしれない。あるいは、その国で生きるのものの宿命というか。。
前置きが長くなったが、ルアンパバーンで私が出会った猫たちを紹介したい。
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撫でたりポンポンしたりするといつまでも気持ちよさそうにしていた。
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ルアンパバーンの猫たち。決して食べ物に恵まれているわけではないが、みなのびのび自由気ままに暮らしていてとても幸せそうだ。仏教の信心の厚い街なので人からも大切にされているようだ。
幸せそうな猫に会えるとこっちも幸せになる。