ポケモンユナイトというゲームについて思うこと。
私は『ポケモン』というコンテンツが大好きです。
SVやアルセウスといった話題になる作品はもちろんやっていますが、
2022年もっともプレイ時間が長かったのは2021年に配信された初のポケモン×MOBAである『ポケモンユナイト』でした。
このゲームはMOBAというカジュアル層にはやや敷居の高いジャンルを除けばSwitch・スマートフォンで無料で遊べるので比較的プレイしやすいです。
MOBAといっても『リーグ・オブ・レジェンド』などの他作品に比べると良くも悪くもシンプルな遊びになっており、
低年齢層もそこそこ遊んでいる印象。
簡単にいうと5vs5のチーム戦で
相手やフィールド上に湧く野生ポケモン(倒すと経験値や持ち点がもらえる)でレベルを上げたり、敵陣のゴールに得点していき最終的な点差で勝敗が決まるというゲームです。
そんなゲームあったっけ?という方もいるかもしれませんが、ポケモン好きの間で話題になることはこれまでもありました。
なんといってもこのゲームの魅力は、多くの人々を虜にする『ポケモン』のキャラクターたちを操作して遊べること。
移動モーションやスキルの演出も凝っていますし、特にポケモンたちが着用する衣装『ホロウェア』はIP目当てで関心を持ったユーザーには最大の魅力かもしれません。
グレイシアの新しいホロウェアを紹介!#ポケモンユナイト pic.twitter.com/FSYbfJirID
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) February 13, 2023
今日からバトルパス新シーズン「しんせいスタイル-マフォクシー」がスタート!
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) October 13, 2022
さらに今回からプレミアムバトルパスの報酬として、シルバー以上のポケモンサポートメダルが手に入る「シルバーメダルランダムBOX」などが登場!#ポケモンユナイト pic.twitter.com/Jnh8nOg2w7
ホロウェアは他ゲームでいう「スキン」のような概念で、バトルパスで解放される「高級スキン」から無料で配布されるものまでさまざま。
過去にポケモン公式イラストやグッズで登場したものもいくつか見られますが、
▼『百ポケ夜行』が元ネタと思われるゲッコウガ
ゲッコウガの新しいホロウェアを紹介✨#ポケモンユナイト pic.twitter.com/YcuFaAVH5n
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) April 28, 2022
▼劇場版『波動の勇者』を彷彿とさせるルカリオ
ルカリオの新しいホロウェアを紹介🦹♀️
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) October 20, 2021
おそろいのトレーナーファッションも🎃#ポケモンユナイト pic.twitter.com/qDJeKBsyyr
現状ユナイトでしか見られない衣装もたくさんあります。
サーナイトやルカリオのホロウェアは、ユナイトをプレイしていないポケモン好きの方でもけっこう見たことがあるのではないでしょうか?
サーナイトの新しいホロウェアを紹介✨#ポケモンユナイト pic.twitter.com/twvbTXZLkK
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) February 12, 2022
特にこちらの「いせきスタイル」はルカリオの持つ魅力を最大限に引き出すかっこよさ・神秘的なビジュアルが話題になり、多くの絵師さんがファンアートを描かれていた記憶があります。
ルカリオの新しいホロウェアを紹介✨#ポケモンユナイト pic.twitter.com/Q2ADqCqs5T
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) March 18, 2022
こんなに最高なポケモンたちを見られるのに、どうしてポケモン好きの人はユナイトをあまりやらないのだろう?
ここからは、昨年1000時間以上をこのゲームに費やした私が自分なりに思ったことを書いていこうと思います。
前置きとして私はプレイ時間こそ多いものの、ソロやデュオ(2人パーティ)で遊ぶことがほとんどなMOBA初心者です。
勝率も50%は超えているものの60には届かず……な暇人プレイヤーです。
「注目ピン」(現状このゲームでもっとも手軽かつ横行している、試合中の煽り行為)もときおり刺されます。
そのためフルパに慣れている方や勝率60%超えの猛者などからすると「お前が雑魚だからやんw」となるかもしれませんが、
私はサ終するその日まで終身名誉暇人課金プレイヤーを続ける覚悟なのでどうか許していただけますと幸いです。
本題です。
『ポケモン』という地上最強のIP(筆者はポケモン信者なので、最強だと確信しています)をもってしても敷居が高いポケモンユナイト。
MOBAというジャンルは確かにポケモン原作を楽しむ層の多くにあまり馴染みがありませんが、
無料なので「とりあえずダウンロード(事前登録)しとくか」勢はけっこう多かったはず。
なんとスマートフォン版『ポケモンユナイト』の事前登録数が750万を達成しました!
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) September 22, 2021
たくさんの事前登録ありがとう!#ポケモンユナイト pic.twitter.com/gQSMUvKa5F
かくいう私もTwitter公式アカウントでアブソルのホロウェアに一目惚れし、MOBAとかよくわからないままに事前登録したひとりです。
アブソルの新しいホロウェアを紹介🎩#ポケモンユナイト pic.twitter.com/5R9eHZ8wWN
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) August 4, 2021
ということは、配信後に離脱するユーザーが多かったのでしょうか?
ポケモンを好きだから遊びたいのに、ポケモンを嫌いになってしまう
このゲームは配信されてからほとんどのシーズンで俗にいう「ぶっ壊れキャラ」が1体はおり、猛威を振るってきました。
まあそんなことは他ゲーでもわりとよくありそうなのですが、絶妙に不快な壊れ方をしていることが多いんですね。
たとえばディフェンスタイプ(いわゆるタンク)のヨクバリス。
このポケモンがゲップを異常に連打しながらドリフトのように走り回って他ポケモンを轢き●していく様子はかなりヘイトを買っていました。
タンクがアタッカー並の高火力を出すだけでも当然不満が出るのですが、
実装当時のヨクバリスはあまりにできることが多すぎたため粘着された相手プレイヤーの精神は崩壊寸前でした。
私はヨクバリスというポケモンが好きですが、それはそれとしてこの光景はいろいろと来るものがありました(悪い意味で)。
逆のパターンもあります。
原作での人気や強さとは対照的に、いわゆる「不遇」の時期が長かったポケモンたち。
以前は進化レベルの遅いガブリアス・ゲンガー・サーナイトが"3バカ"などと呼ばれ、ピックしようものなら味方から「ちょっと待ってね」チャットの嵐でした。
※ピック画面ではいくつかの簡単なチャットでコミュニケーションが可能。
「ちょっと待ってね」は8割がた威圧や煽りに使われるためか、現在削除されている
公式から発売されたLINEスタンプで、
ガブリアスに「ちょっと待ってね」のテキストがあてがわれる始末。

▼公式スタンプの購入はこちら
これは個人的に複雑な気持ちでした。
原作勢のフライゴンいじりでもガチ泣きするレベルのポケモン愛護団体オタクなので、いやいや不遇にしてた公式がネタにするのは違うでしょって思いましたね……。
後衛アタッカーのサーナイト、ジュナイパー。
まともに戦えるレベルになるまで味方への負担が大きく、育ってからも1人ではすぐ倒されてしまう使い方の難しいポケモンたちです。
これらのポケモンを使用するプレイヤーがいると味方の士気が下がったり(いや野良なので仕方ないだろとも思うのですが)
環境で活躍しづらい「逆張り」ポケモン使いは"地雷のヤバい人"という扱いを受けてしまうので、それに伴ってポケモン自体のイメージも下がっていくわけです。
全ポケモン大好き信者の私としては、本来なんら罪のないサーナイトやジュナイパーが「地雷」の象徴のように扱われるだけで涙が出てきます。
つよいポケモン
よわいポケモン
そんなの ひとのかって
この名言はポケモン原作やスマブラといった個人戦であれば自己責任でその通りなのですが、
チーム戦となるとそうもいかないんですね。
せっかく『ポケモン』というIPで、好きなポケモンを操作できるのに
好きなポケモンをピックすると10分間頭のおかしい人として扱われなくてはいけないわけです。
もちろん好きなポケモンを使って勝てるくらいプレイヤースキル上げろよ、というのもひとつの正論なのですが
ポケモン目当てで入ってきたMOBA初心者からすれば「好きなポケモンで遊ぶと怒られる悲しいゲーム」と感じてしまうかもしれません。
ちなみに私もリリース半年くらいはトロール(MOBA用語で味方の足を引っ張るプレイングをする"地雷の人"を指す。たぶん)の自覚を持たず、
サポートキャラでありながら味方を一切サポートしないプクリン使いでした。
いまでは暇さえあればYouTubeやTwitterでユナイトの情報収集をし、プレイしているときはポケモン好きというより「FPS暴言厨」に近いマインドで臨んでしまっています。
人は変わりますね。
生々しい人間の悪意を浴びながらのポケモンは、つらい
これまでのポケモンIPを用いたコンテンツと決定的に違うのが、リアルタイムに他プレイヤーの「声」が届いてしまうことです。
テキストの定形チャットはもちろん、ボイスチャットもオンにしていれば聞けるし喋れますので
突然味方のハピナスが「おいアマージョお前マジでいい加減にしろよ」などと怒り出す
可能性があります。
つらい。ママそんなこと言わないもん。
ちなみに私は最近知らないオーロットに「サポートが自我を持つな」とお説教されました。
森(自陣)を敵に荒らされて辛かったのかな。ごめん。だからって抱え落ちするな。●すぞ
定型チャットについてはまあ無難な文言が多めですが、どんなものでも煽りに変えてしまうのが人間の性。
以前はマップ上の味方プレイヤーに名指しで「○○を援護!」というチャットを出すことができ、これが煽りの主流でした。
現在は削除され、代わりに
「注目!」(特定プレイヤーへのピン刺し)
感謝ではない「ありがとう!」連呼
そしてまだ負けてないけど萎えちゃった人による"やる気チェック"「降参投票」
※降参投票は、スマホ版だとUI的に邪魔なのでかなり悪
別にこれだけならよくあるオンラインの人間模様で済むのですが、
これらがすべて「ポケモンの姿」から発せられているように見えるのがアレですね。
敵だけが人間なら全然いいんですよ。
味方も人間なのでこうなるんですよね。
これにすこし近い話で、YouTubeなどでポケモンユナイトをプレイしている方の配信に自分が映ってしまうことがあります。
敵ならせいぜいバカにされるだけで済むのですが、味方だと普通に名指しでキレられたりするので個人的にはスナイプとかする人のメンタルの強さに驚きます。
あとはリスナーがAPI(非公式のデータベース)で野良の勝率を調べてコメントに書いたりするので、知らないうちにデジタルタトゥ〜♪が増えていそうで本当に怖い。
Chu!生きててごめん……ごめんなさい。
勝率が50%を切っていたり「プリメ」(パーティを組んで遊んでいる"""弱い"""プレイヤー)であると発覚した場合、人間扱いされないこともあります。
初心者が見たらトラウマになっちゃいそう。
まあ他のゲームでもよくあることだとは思うのですが、ユナイトは何というか「世間が狭い」コンテンツなので
しくじり先生の立ち直れる機会が少なそうではあります。
というか普通に
通りすがりの一般人の顔にモザイクかける感覚で隠してほしいですよね。
※ちなみにプレイヤーの名前を非表示にする機能はあります。
使っているひとも勿論います。
ありがとう……ありがとう……
初心者には厳しく、猛者には物足りない
さきほどこのゲームのジャンルは「MOBA」であると書きましたが
このMOBAというのは、ちょっと一見さんお断り感のある(個人の感想です。すみません)難しいジャンルです。
ルールが難しい……というか「こうすれば勝てるようになる」ということが初心者にはわかりづらいです。
再現性のある成功体験を得ることが難しい、といえばいいんでしょうか。
スキルのエイムを鍛えれば強くなる!みたいなのがない(エイムはもちろん良いほうがいい)。
また
野生ポケモンをいかに多く倒して相手に経験値優位を取るかがかなり重要なのですが
ユナイトでは特定の野生ポケモンが試合に及ぼす影響がかなり大きく、MOBA経験者からすると「運ゲー」要素が強くなっています。
残り2分に出現する「サンダー」にとどめを刺したチームがほぼ勝ててしまう……という状態が、長いあいだ続いていました。
サンダーのバフ効果で相手のゴールに行けば確定で得点を決められるので、ラストヒットを取られた側には防衛手段がほぼないんですよね。
しかも、残り2分以降は得点が2倍になるので逆転しやすい。
※各ポケモンの持つスキルや装備アイテムに、得点に特化したものが複数あったことも関係している
戦闘で負けても、最後にひとり残った誰かが運よくサンダーのラストヒットを取れば勝てる……
というのが、高い戦略性が魅力であるMOBAというジャンルと少し噛み合っていないわけです。
一方で
ポケモンきっかけで参入したMOBA初心者には案外これがちょうどよかったりもします。
こうした他のMOBAとの違いが、
ユナイトの文化そのものにも大きな影響を与えています。
・「ゴールマクロ」
相手との戦闘を極力避けて野生ポケモンを管理し、得点差での優位を維持して勝つ戦法
・ラストヒット重視
重要なオブジェクトのラストヒットを取りやすい、もしくは相手が近づく前に「ラッシュ」=野生のHPを削り切れるポケモンを中心とした構成
こうした戦法はどうやら他のMOBAにあまりないものらしく
「面白くない」という意見こそあったものの、実際かなり使われていたように思います。
※ちなみに上記の2戦法において、先述したヨクバリスは大活躍したのでさらにヘイトを買った
公式大会でもゴールマクロのチームが参戦していましたし、ラストヒット最強格だった「カイリュー」が多く採用されていました。
ラスト数十秒で大逆転!みたいな展開はふつうに熱かったので個人的にはそんなに嫌いではないです。
むしろ点数ってルールをよく知らない人からすると一番わかりやすい逆転要素なので、大会でもそこそこ盛り上がっていた印象。
ただやはり、身体は闘争を求めるので嫌がる人がいるのもわかります。
ちなみに海外プレイヤーは日本以上に「目と目があったらポケモンバトル!」派の方が多く、ゴールマクロがおもに流行ったのは日本らしいです。
こうした流れで自然と
「運ゲー要素も楽しめる玄人」
「ちょっと難しくても楽しめる初心者」
のどちらかが残り、当てはまらなかった人たちは離脱していきます。
現在マップの変更に伴い運ゲー要素はある程度軽減されているので、
当時離脱した人はこれを見たら戻ってきてくれるとすごく嬉しいですね……!
※離脱した人はこの記事を見ない
課金要素の少なさが引き起こす摩擦
MOBAというジャンル自体がそうらしいのですが、ポケモンユナイトには課金要素が少ないです。
かなり長いあいだ、装備アイテムとホロウェア以外に課金要素がほぼありませんでした。
その装備アイテムもいまでは大半のプレイヤーに行き渡っていると思いますし、ホロウェアも無料でじゅうぶんかわいいのがたくさんあります
(ポケモンなので、そもそも全裸の時点で可愛いですしね)
これまで無料で入手できたホロウェアたちです。かわいい!
再登場のプクリンのホロウェアを紹介! #ポケモンユナイト pic.twitter.com/PZ9TU9Phdz
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) March 23, 2023
ヤドランの新しいホロウェアを紹介🏃#ポケモンユナイト pic.twitter.com/5laNI32efF
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) September 8, 2021
ヤドランの新しいホロウェアを紹介🔥#ポケモンユナイト pic.twitter.com/x4345rMAWf
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) September 30, 2021
なんかヤドランの配布ホロウェアって多いけど、ヤドラン好きな人が内部にいるんですかね。
イベント入手を除く新ポケモンも、無料アイテムのコインで購入できるので
本当に"無料"で支障なくプレイできちゃっていました。
あまりにも無課金に優しいゲーム性からか、公式ツイッターのリプライ欄にはつけ上がった内容も多く見受けられ
「無料ホロウェアもっと増やしてください」などとのたまうほんまもんの無銭着衣キッズが現れる始末。
全裸でも捕まらない世界観なんだから全裸を誇れや。
なのでシンプルに売上が心配でしたが
すこし前から新ポケモンに関して、登場した週は「ジェム」(いわゆる「石」)でしか購入できない方式に変更されました。
これ自体それほど大きな不満は生まなかったのですが、人気ポケモン「ゾロアーク」が実装された際にはちょっとした問題が起こりました。
リリース初週は「かそうパーティースタイル」のホロウェアとセットにして販売しました。この件に関して、多くのみなさまからは、ホロウェアとのセット販売のみによるポケモン新規参戦についてはあまりいい体験ではなかったとご意見を頂きました。検討の結果、今後同様なセット販売での先行販売を実施しない方針を決定いたしました。
▼引用元
どういうことかというと
新キャラは登場した週はジェムでしか買えない
ゾロアークに関してはホロウェアと抱き合わせのセット(単体の相場より高い)をジェムで購入する以外、登場週での入手手段がなかった
他のジャンルならそこまで不満が出なかったかもしれませんが「課金の有無による強さの格差が基本ない」(らしい)MOBAだと話が変わってきますね。
そして現在、史上最大レベルでプレイヤーの不満を引き起こしている事象があります。
それが「ザシアン」です。
先ほどイベント入手のポケモンがいると書きましたが
具体的にはミニゲームやデイリーミッションを一定こなすと交換できる、的なよくあるやつですね。
過去にもグレイシアやエーフィ、ミュウなどがイベント入手のポケモンでした。
多くの場合、これらのポケモンはジェムを使用して短縮→無課金のプレイヤーより早く入手することができます。
とはいえイベントさえこなせばいつか手に入るので、そこまで大きな格差にはならない……
はずでした。
ザシアンは、わりと最近登場したサポート・キュワワーと組み合わせることで
「相手にいたら絶望」「味方にいたらつまらん」という感じの完全ぶっ壊れキャラになってしまいます。
どのくらいの壊れ具合かというと、
このゲームの装備アイテムには
「だっしゅつボタン」…指定方向に一定距離の移動ができる
「スピーダー」…一定時間、移動速度が上昇する
「なんでもなおし」…相手からの行動妨害や状態異常を一定時間、無効にできる
などがあり、上記3つの採用率はかなり高いと思います。
これらは数十秒〜1分に一度など、限られたタイミングでしか使用できません。
耐久が低かったり、自身で移動スキルを持たないポケモンにとっては本当に貴重なものなんですよね。
なお、ザシアンの持つ「こうそくいどう」は、上記3つを合体させたような効果を持つ移動スキルです。
ポケモン自身が持つスキルなので、数秒に一度のペースでこれを使ってくるわけです。
そしてそれを課金したプレイヤーだけが使える……
という状況が、しばらく続きました。
これには大きな2つの問題点があったんですね。
①ザシアンおよびキュワワーが試合に及ぼす影響が大きすぎることによる、試合の楽しさの低下
②明らかな壊れキャラ(バグらしきものも観測されている)なのに下方調整がすぐ入らない
一見ゲームの調整にありがちな内容。
それがなぜ今回、とくに②がこれほどまでに問題視されたのでしょうか?
過去にぶっ壊れキャラ「ニンフィア」が新登場からわずか2日で下方調整された事例があります。
もちろん当時この対応についても賛否あったのですが、めちゃくちゃ早い対応だったのでポジティブな反応も見受けられました。
ところがザシアンはこうなりませんでした。
おそらくザシアンは本当の意味で「売り物」だからではないかと思います。
ニンフィアが登場したころは、新ポケモンであってもコインで購入できました。
そのため買った直後にナーフされても「ゲーム内のアイテムを損した気分」で済みます。
ところがザシアンを2日でナーフすると、
課金プレイヤーに「高いお金を出した商品の品質が2日で劣化した」と感じさせてしまいます。
壊れキャラ使わないと勝てない→仕方ねえ買うか!となる人も一定数いるとは思うので
いずれにせよ売上のことを考慮すれば緊急ナーフするメリットは薄そうです。
ですが
ポケモンデーの公式生放送「ポケモンプレゼンツ」に合わせて実装したでんせつポケモンなので、
長い目で見たらちょっともったいない気もしますね……。
どうでもいいけど、SV発売後に剣盾のでんせつポケモン実装されるのなんか不思議ですね。
ちなみに同じく剣盾のDLCで登場したポケモンである「ウーラオス」は、ひと足先に実装されています。なんでやねん
12月1日(木)に「ウーラオス」が新たに登場予定! 今後の情報をお楽しみに!#ポケモンユナイト pic.twitter.com/yObIdhPgFp
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) November 29, 2022
(このあたりは大人の事情もありそうなのでこれ以上言及しませんが……)
ここでしか見られない、ポケモン公式の供給
ネガティブ要素を一気に書いてしまったため、布教も兼ねてユナイトのいいところを挙げていきたいと思います。
ここまで何度も紹介したホロウェアはもちろん
プレイアブルとしてさまざまなポケモンにスポットライトが当たるのもこのゲームの魅力です!
あまり使いたくない表現ですが「マイナー」とされるポケモンも実装され活躍しているので、
それらのポケモンが好きな人にはたまらないと思います。
キュワワーとか原作やっていない人はほとんど知らないでしょう。
2月2日(木)に「キュワワー」が新たに登場予定! 今後の情報をお楽しみに!#ポケモンユナイト #ポケモンユナイト感謝祭 pic.twitter.com/aN5VxjNQQo
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) January 26, 2023
あとは個人的にオーロットが好きなのですが、
まさか実装されると思っていなかったので嬉しかったです。
※現環境でザシアンの陰に隠れている壊れキャラ
▼「えんげいスタイル」の笑顔かわいいですね
ポケモンユナイトのサブスクサービス「ユナイトメンバーシップ」実施中!
— ポケモンユナイト公式 (@poke_unite_jp) March 1, 2023
今月もらえるホロウェアは「オーロット-えんげいスタイル」!#ポケモンユナイト pic.twitter.com/a42epyDQep
他にも
ストライク/ハッサムだけは進化の有無を選べる
→ストライクとハッサムの種族値が変わらないことを彷彿とさせるウーラオスのいちげき/れんげきの進化を選べる
→2通りの進化を選べるのはウーラオスが初ザシアンは「くちたけん」をもっているので装備枠が他より1つ少ない
ルカリオは波動の勇者なのでなかなかナーフされない
といった
それぞれのポケモンらしさを活かす企業努力(?)が感じられてエモいです。
個人的にはゲームバランスとかも大事なんだけどこういう「運営の解釈・愛」みたいなものが伝わる供給がいちばん嬉しくて続けたくなるんですよ。
そしてポケモンの登場ペースもかなり早い!
リリース1年半弱ですでに50体ものポケモンがいます。
今後、あなたの推しポケモンが実装される可能性も大いにあります!ポケモンユナイトをやろう!
ポケモンユナイト、いつもありがとう
ここまで長々と書きましたが、最後まで読んでくださった方は果たしていらっしゃるのだろうか……?
もしいればありがとうございます。
飛ばし飛ばしでも、この記事を開いてくださりありがとうございます!
なんだかんだで私は『ポケモンユナイト』というゲームが好きです。
好きというよりもはや生活に組み込まれています。
1試合10分というテンポの良さから「泣きのもう一戦」でつい明け方まで遊んでしまいますし、
ポケモンユナイトプレイヤーはSNS交流もさかんなので
たくさん知り合いができました。
リリース初期から一緒に遊んでいる彼氏にはよくトロールで怒られます。
しかしながら、親しい・好きな人間とゲームをするのってすごく楽しいです。
ユナイト女子とかマンブーとかいろいろ言われてますが、好きな人のゲッコウガをハピナスで無双させるのは世界一楽しいです。
かっこいい恋人が操作するかっこいいゲッコウガ、かっこいいに決まっていると思いませんか?ふつうに考えてやめられませんよ。なのではやくゲコハピが活躍できる環境にもどしてください
そして
なにより大好きなポケモンたちの新たな魅力を引き出してくれて、本当にありがとうございます!
プリンに比べると進化後のプクリンの供給って体感少ないんです。
なのでプクリンがかわいいお洋服で歩いているだけで幸せなんですよ!
ありがとうポケモンユナイト
たくさん課金するから、たくさん生きてね
クレセリアとユクシーとトリトドンとフェローチェとマスカーニャと何らかのヒスイポケモンの実装まってます!!!!!
おしまい