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令和7年1月18日(土)
昨晩から娘と孫が我が家にやってきた。
孫と一緒に遊んでいるといつの間にか日付が変わっていた。
文字通り眠い目を擦りながら遊んでいた孫は「にゅうにゅう飲む」と呟いた次の瞬間、電池が切れたかのように僕に倒れ込み、そのまま夢の中へ。
なのに早朝から起こされる。
娘も起きてきて3人で公園に行くことにした。
この公園は娘も小さい頃遊んだ公園だ。コンクリート造の大きな滑り台があるのが特徴だ。小走りで孫と一緒に誰もいない公園のすべり台に向かっていた娘が突然振り返って僕に言った。
「あれ、このすべり台、もっと幅広くなかったっけ」
いや、あなたが大きくなったんだよ。
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夜、娘に見せるためにこの公園の昔の写真がないかと自宅のファイルサーバを確認してみる。子供たちとこの公園に来ていた頃は、まだフィルムカメラを使っていた頃なのだが、フィルム時代のデータが意外と少ない。そうだ、一度NASが飛んでデータが消滅したのだった。お陰でデジタル一眼レフで撮影した子供たちの記録は全て消滅した。フィルムはネガが残っているが、再スキャンが面倒でしていなかったのだ。
皆さん、データは二重三重のバックアップをしましょう。僕は孫が生まれて、この苦い失敗から自宅のファイルサーバはハードディスク二枚でRAIDを組んで尚且つ、写真だけは別に外付けのハードディスクにも残している。すでに孫の写真だけで2テラある。スチル写真で2テラってどんだけ写真撮ってんだって、自分で自分が怖くなる。タマちゃんのパパか。結局この公園の写真はなかった。
昔の写真を調べていたら、ふとフィルム一眼レフにフィルムを入れっぱなしで長期放置しているのを思い出したので、カメラバック(というか保管ケース)を久々に開けて中を確認してみた。カウンタを確認すると33枚撮影されている状態だった。このカメラ、電池は露出計だけに使用する機械式のカメラなのだ(つまり使用者に露出の知識があれば電池は不要)が、長期放置の割に露出計がちゃんと動いた。とりあえず残り3枚、孫の写真を撮った。
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フイルムを巻き上げてパトロネを出すとコダックのカラーネガフィルムだった。何を撮っていたのはは全く思い出せない。明日、中野のネイルサロンに行く奥様に同行するので、そこで現像に出して見ようと思う。どんな写真が出てくるか、今から楽しみである。ただ、僕は基本白黒フィルムを装填していたので、カラーフィルムって事はそんなに昔ではないと思う。わざわざカラーを装填するということは、趣味の写真ではないということだろう。家族の記録だと思われるので、おそらく孫が生まれた時、退院の時の写真ではないかと予測している。というか、書いていたら段々とうっすら思い出してきた。2年前の事だ。さて、予測は当たるか。