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令和7年1月4日(土)

 「早く今年も年末にならないかなぁ」
 などと、始まって4日目で弱音を吐いて奥様に非難された今日は、そろそろ日常に体を戻すため、朝4時に目覚ましで起床し、自分の部屋まで行って二度寝をした。4時起きの意味ないじゃーん。
 7時半には再び起きて、洗い物をして、仏壇(のようなもの)のお供物を取り替えお線香をあげて、亀に餌をあげて、コーヒ豆をハンドグラインダーでグリグリしてコーヒーを淹れ、昨日までの加齢臭を落とすためにシャワーを浴びるという一連の朝の儀式一式を済ませた。

 今日からいつも聴いている静岡県伊東市のコミュニティFM「なぎさステーション」の生放送番組が再開されるので、iPadを起動させ、レディモというアプリで聴取する。
 そもそもなんで伊東のコミュニティFMを聴いているのかというと、実は孫の誕生会をするためだけに毎年(といっても今2歳なのでまだ2回だが伊東市にあるリゾートマンションみたいなホテルで行っているのだが、去年ホテルに向かうその道中、この放送局の立て看板があって、これをホテルでラジオで聴き始めたのがキッカケとなり、いまも通勤中など暇があれば聴いている。魅力は・・・そうだな、一般のメジャなラジオではありえないちょっと緩い感じの放送がなんか良いのだ。こんな事言ったら怒られちゃうかもしれないが。
 でも、まあ、電波が届かなくても地方のラジオが特殊な設備もなく聴けちゃうなんて、良い時代になったものである。

 さて、ラジオを聴きながら、件のガンプラを作る。ザクである。ガンダムの方は息子が作ることになって託した。ニッパも昨日買ってもらったので満を持しての作成開始である。が、老眼が邪魔をしてパーツを探すのも、ランナから切り離すのも、組み上げるのも、ものすごい労力と時間と精神力を使い、足の部分のそのまた部分を作ったのみでギブアップとなった。覚えてろよ、ザク。

ランナから切り離した跡も痛々しい。今日はここまで。

 そんなこんなでお昼も近づいた頃、奥様が起きて来て、僕の目の前に横スライドしながら、「おい、米買いに行くぞ、米」と僕を近くのスーパーに連れ出した。スーパーではお米の他に、ベーコンや卵を買ってベーコンエッグで食事かな、などと思っていると、精肉コーナーで奥様がふと立ち止まり、「あんたにはステーキ焼いてやる、ステーキ」といってステーキ用の肉も1枚買って帰った。

ステーキも大好物。素敵だ。

 家に帰ると奥様はすぐに米を炊いてステーキを焼いてくれた。これをワインと一緒に頂く。なんという贅沢な昼食だろう。美味であった。

 夜も特にすることが無いので、ずっと読書。
 以前読んだ続きモノの小説をまた読み返している。正確にいうと、それはまだ続いていて新刊を待っている状態なのだが、自分の理解を補完するために気になる部分をつまみ読みしていたら、もう、また面白くなってしまって、だったら最初から読み直そうとなったものだ。・・・自分でもちょとその思考の意味がわからないが、事実のそうなのだから仕方がない。
 僕は本を読むと時間を忘れてしまう癖がある。今日も気がつけば日付が変わっていた。奥様もいつの間にか寝たのだろう、僕の部屋から見えるリビングは亀の日光浴用のライトだけが点灯している薄暗い状態。僕はあわてて亀ライトを消して布団に向かった。
 

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