東京医科大学からお手紙が来ました part.2

はじめに

もし、読者の中にH25〜H30に東京医科大学を受験した人がいたら、補償相談窓口(https://www.tokyo-med.ac.jp/news/2019/0212_150200001991.html)に電話をしてみることをおすすめします。もしかしたら、可能性が広がるかもしれません。電話をすると何が起こるのか、は前回の記事(https://note.mu/water0119/n/n3cabd8fc2a1a)をお読みください。

おそらく私も不在通知の期限切れになっていなかったら、放置していたので人のことは言えませんが・・・一旦書類を受け取って、大学側に自分が存在していることを認識させてから補償請求などをするか悩んでもいいのだと思います。


というわけで、前回の文章を出した直後に、封書が到着しました。
個人情報しか載っていないので表書きを掲載することはできませんが、立派な筆書きで宛名が書かれていました。そんなに多くの方には送ってないということなのでしょうか。。。


1通目 補償相談窓口開設のお知らせ

入学試験に関する補償相談窓口の方がおっしゃっていたとおり、入学試験に関わる問題行動へのお詫びと、相談窓口開設の旨が記載されていました。

ただし、この書面を送られてきたところで、今後何が起こるのかは全くわからず、元受験生たちが実際に電話をかける気になったかは不明です。なるべく対応数を減らしたいのかもしれませんが、好感のもてない書面でした。


2通目① 補償の対応についてのお知らせ

こちらが本題です。

・入学試験に関わる問題行動へのお詫び
H31年4月1日以降に補償に関する協議を個別に開始する予定
・筆者の受験番号と受験区分が「当時の繰り上げ合格の順位より上位となる可能性のあった受験生」に該当していた
補償に関する要望を事前に確認したい旨と諸々の手続き(本人確認書類や補償要望の根拠書類があればそれを送付する、など)
・提出期限(3/30をめどに一度集計が行われる予定
・受領確認後に調査票の写しが送付される予定
・問い合わせ先

が記載されていました

2通目② 補償に関する調査票

こちらには、
・受験者と保護者の個人情報(受験年度、区分、氏名、生年月日、住所、電話番号等)
補償要望の有無とその内容
・補償要望ありの場合、記載内容の根拠となる書類
を記載し、根拠書類がある場合は添付を求められていました(旅費の領収書などでしょうか。。。さすがに残ってないい人も多そう)

この調査票を同封のレターパックにて返送することで、しばらくは「待ち」のターンになるようです。

感想

まさか自分が「当時の繰り上げ合格の順位より上位となる可能性のあった受験生」に該当するとは思いもよらず、件の報道を見るにつけ不快感を覚えるのみでした。医学部受験生は1点にしのぎを削っているわけだから、該当してもおかしくはなかったのですが、本当に「まさか自分が」でした。

この記事を本当に届けたい、補償の対象となる元受験生の人数はわかりません。報告書を全て読めばわかるのかもしれませんが、数百ページにおよび、正直なところそこまでの余力はありません。

そして、この過程は補償の対象となる元受験生だけのものではないとも感じます。日本の(特に医学)教育には長きにわたりジェンダーや年齢という見えない壁がありました。この事件はその一端でしかありません。

先日参加した勉強会で、「数値を計測しなければそれを管理することはできない」という言葉がありました。男女数がイコールになることが目的ではなく、男女や年齢といった属性だけで何かができなくなる、という状況から脱却することを目的とすべきなのでしょう。極端に言えば、男女や年齢がわからないように入試を行い、結果を出してみる。そのあと、男女や現浪といった数字を差別が行われていないことの確認に使う。そんな入試があってもいいのだと思います。

だいぶ話が逸れてしまいました。補償に関する書類は送られてきましたが、何を請求すべきかわからず、締め切りギリギリまで悩むこととなりそうです。アイディアがありましたら、コメント欄等で教えていただけると嬉しいです。
この件が今後どのように転がるのかわかりませんが、状況が動き次第、続きを書きたいと思います。

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