Uberが食料品配達事業へ進出!!
Uberが食料品配達事業へ進出するとのこと。これはUber Eatsを食料品分野に拡張する取り組みで、amazonフレッシュやAmazon Prime Now(プライム ナウ)などと本格的に競合することになりそうです。
Uber Eatsが業績を牽引、その次を模索か
Uberの直近の業績は4~6月期決算は大幅な赤字だったものの、料理宅配サービス「Uber Eats」の売上高が72%増と全体の伸びをけん引しました。Uberの今回の動きはこのデマンド型の宅配サービスを食料品業界に拡張する取り組みです。実際Uber Eatsの責任者(UberEverything 部門統括)であるJason DroegeはFTへのインタビューで、「Uber Eatsは、ある意味では、レストランの配達サービスです。 別の言い方をするとお客様の食事のニーズを解決しています。 そのように抽象的に考えると、食料品店やレストランは同じニーズに応えるサービスだと考えられる。」と述べています。
食料品配達分野の競争激化も背景か
食料品配達領域への拡大は料理配達・フードデリバリー領域は自動車配車サービスと同じく極めて競争の厳しい領域だということも関係しています。ECの巨人amazonはいうまでもなく、シリーズDラウンドでソフトバンク・ビジョン・ファンド、セコイア・キャピタルより5億3500万ドル(約560億円)を調達し、企業価値は14億ドル(約1470億円)と推定される米国のフードデリバリー企業のDoorDash(ドアダッシュ)など新興スタートアップもグイグイ伸びているのです。FTによると直近のアメリカでのシェアはDoorDashがUber Eatsを追い抜いたといいます。