ソフトバンクCOOのマルセロ・クラウレが辞任へ・スプリント合弁立役者ーCNBC報道

ソフトバンクのマルセロ・クラウレ最高執行責任者(COO)が、早ければ今日にも日辞任する準備をしていると、CNBCが報じた。
https://www.cnbc.com/2022/01/27/softbank-coo-marcelo-claure-is-leaving-the-company-sources-say.html

クラウレ氏は2013年、無線プロバイダーのブライトスターの株式の過半数を12億6000万ドルで売却した後、ソフトバンクに入社。その後、ソフトバンクが過半数を保有するスプリントのCEOに就任し、2020年4月にT-Mobileとの合併に導いた立役者だ。

クラウレ氏は2018年にスプリントのCEOを退任すると、ソフトバンクでソフトバンクグループのCOO、ソフトバンクグループインターナショナルのCEOなどを兼任した。ソフトバンクグループの孫正義会長兼CEOは、孫氏がWeWorkの創業者アダム・ノイマンを経営から追い出すのに協力した後、2019年10月にWeWorkの改革に彼を抜擢した。

ニューヨーク・タイムズ紙は、クラウレ氏が10月に特別目的買収車を通じて上場したWeWorkを立て直し、スプリントとT-モバイルをまとめることに成功したとして、ソフトバンクから20億ドルの報酬を望んでいたと報じている。しかしこの報酬額が孫氏との間で不一致となり退社になったようだ。

孫氏に近いアドバイザーが突然会社を去るのは、今回が初めてではない。最終的に孫氏の後継者となるべくソフトバンクにやってきたニケシュ・アローラは、2016年に孫氏が退任の準備が整っていないと判断し、退社している。もう一人の孫氏トップの側近であるアロック・サマ氏は、2019年に同社を去った。


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