タイムマシン経営のロケットインターネット、非公開化へ:時価総額は6000億円からわずか3000億円程度に
ドイツのスタートアップファクトリーのロケットインターネット(Rocket Internet)が株式を非公開化する。同社は2014年二条城したころは6000億円のValuationだったが、現在は3000億程度の時価総額に沈んでいる。
ロケットインターネットは北米で流行したビジネスモデルをいち早く世界中で垂直立ち上げさせるいわゆる「タイムマシン経営」に特化したインキュベーション企業。上場時はもてはやされ、ドイツの料理宅配大手デリバリーヒーローなど重要なスタートアップを立ち上げるなど一定の成果もある。しかし、最近はexitに苦戦しており、直近の大型exitはアフリカのアマゾンといわれるJUMAだけだ。
現在抱えているポートフォリオも、アーリーステージの企業が多く、一定程度短期的な成果を求められる上場企業でいることが経営上の制約となってきた。
Rocket Internet to delist from public market