ベルファスト&ツキムスビ園田デビュー戦展望
この項目は読み飛ばしても問題ありません。
念願の鞍上笹田知宏!
自分にとって一口馬主としての最大の目標は、地方重賞制覇。
それは先日、ありがたい事に笠松でブリスタイムが叶えてくれました。
しかし実は、真の、究極の目標的なものもありまして。それは【鞍上:笹田知宏騎手】で出資馬が出走する事、だったのですが……。
この度、叶いました! しかも一口を始めるきっかけとなった2頭のうちの1頭、ベルファストの鞍上として!
正直期待していました。ベルファストの地方移籍が濃厚になった時点から。
成績的にも厩舎的にも脚質的にも兵庫移籍は間違いない、DMMなら新子厩舎、そして鞍上は勿論笹田騎手!
当然、中央で勝ち上がってくれるのが1番です。自分自身もそう願っていました。地方移籍は一般的に考えればかなり回り道のルートですから。
……しかし、新子厩舎で、鞍上笹田騎手が確定すると話は別! 周囲からどんな目で見られようが全力で喜ばせていただきます! 全力で喜ばせていただきます!皆さん、当たり前のように感じているかもですが、新子厩舎に馬を預けられるDMMさんは神ですよ! いやこれ何度も言っててしつこいと思われていそうですけど! いつか新馬の募集もお願いします! エスポワールシチーがイグナイター産駒で!
笹田騎手といえば、この前、偶然園田へ行った際に(現在自分は北海道在住なので、月1ペースでしか園田へ通えないのです……)、笹田騎手の800勝のメモリアル達成に偶然(ちょっと達成できそうなタイミングで無理やり休みを取ったなんて事はありません)立ち会う事ができまして!
お祝いの言葉にガッツポーズを返してくれる笹田騎手。お祝いに大勢の騎手が集まっていました、流石です。そして時間が無い中でも最後までサインを求めるファンに応えて(自分も最後にもらえました)。一挙手一投足に人柄が溢れていてああもう最高の騎手、日本一の騎手、他の追随を許さない、まさに最高で無敵の……失礼しました。
ベルファストの展望(この項目から読んでください)
ベルファストについては正直あまり心配する必要はないというのが個人的な印象です。正直地方ダート適正が高いとは言えない血統ですが、能力が高く短距離〜マイルの適正距離で先行脚質。これだけ揃っていれば何かが起こって1つ2つは取りこぼしても、年内2勝、来年以降なら3勝の再転入要件を満たせない可能性は低いからです。
ちょうど11月がクラス再編のタイミングで、強い降級馬が居るかなと思いましたがそこは避けられて、時期をずらしたおかげか極端に強い転入馬も居ない様子。全兄サンライズクレイが園田ではあまり走れていなかったのもやや気になりますが、タイプが違う馬だったので参考外としても問題はないと思います。
そして園田初戦。
相手を見る限り、警戒が必要なのは兵庫リーディングジョッキーの吉村騎手が乗る7番エコロカイザーと、参考になる範囲で持ちタイムが良い8番ネバーエバーです。
エコロカイザーは同世代の転入馬で、園田は既に一度走って2着、上のクラスでも戦える基準の31秒台前半の好タイムを叩き出している強敵です。血統的に外国産馬は地方に向くケースも多く、馬体重を考えると尚更。実績はこちらが上ですが、適正はあちらが上と見るのが妥当かもしれません。
正直、今回負けるとすればその相手はこの馬だと思います。
ネバーエバーは個人的に趣味で楽しむ園田でよく見かける馬。このクラスの既存馬ではなかなかの強敵です。
鞍上の新庄騎手は元厩務員から転向した異色の経歴を持つ新人騎手で、有望な減量騎手です。この馬とも手が合うようで、ここ2走は同クラスで連続馬券内。逃げ、捲りで戦うタイプなので、恐らく逃げるベルファストからすると少々煩わしい存在かもしれません。
レース自体はエコロカイザーとベルファストが前へ行く形が想定されるので、まず出負けせずに前を取れるか(外からカットされると厳しい)が鍵になりそうです。吉村が人気馬に突っかかって勝ちを狙う積極的なタイプなのでそこも気になります。
ただ、笹田騎手は『減量機種のお手本』と称される事もある、先行が得意な騎手。稀に出遅れが頻発する日もありますが、恐らく問題ないはずです。
最後に、真面目なお話として。
新子先生に見ていただけるのは、今後ベルファストが大きな飛躍を遂げるのに必要な要素となる可能性はあります。これは彼女だけではなく、もう1頭のDMM馬、スマイルコレクターも同様です。
様々な要因で能力を発揮しきれない子を上手に導き、大舞台で躍進させる。向上心、技術、結果、全てを取っても間違いなく地方No. 1トレーナー。それはJBCで活躍したアラジンバローズ、キリンジ、イグナイターの3頭活躍や馬柱を見るだけでも理解できるはずです。
また、牝馬では笹田騎手とのコンビで活躍する馬が多く、しかもその多くは逃げ馬。先行力の高いベルファストとスマイルコレクターは噛み合う可能性が高いです。
2頭が無事に勝利を重ね、中央へ戻る事になっても躍進する。そんな未来を思い描きながら、まずは初戦を全力で応援したいと思います。
ツキムスビ、レース展望
もう一頭、出走予定の出資馬、ツキムスビにも触れておこうかなと。
鞍上は小牧太騎手、吉村騎手の予定との事でしたが、他に先約があったのかもしれません。
正直、小牧騎手は疲労もあってかここ最近のパフォーマンスが芳しくなく、この乗り替わりはネガティヴな印象。馬の人気に見合った結果を出せていない日々が続いています。随所で魅せる騎乗は素晴らしく、手が合い噛み合えば吉村騎手以上のパフォーマンスを引き出せる可能性も高いので、期待したいですね。
相手ですが、ザッと見た感じのライバルは2頭。
1頭目は1番のタンバブショウ、自主参加の能力検査のタイムが西脇の1200mで1分20秒切り。
これは強敵かと思いましたが、映像を見るとゲートで失敗しています。幸い試験では大外で横に馬も居ない状況で巻き返せましたが、今回は出遅れると巻き返しの難しい最内スタート。吉村騎手もこの枠番は決して得意ではない印象なので、その辺りに付け入る隙はありそうです。
2頭目は3番のアマノハバキリ。この馬はイグナイターの馬主である野田さんの所有馬で新子厩舎所属、シニスターミニスター産駒。なかなかに派手な字面が並ぶ相手。
最新の能力検査。タイムはそれなりですが、400mで古馬相手に喰らいついて3着を確保していた辺りかなり素質は高そう。野田オーナーの所有馬は先週も820mの新馬で勝利を挙げており、連勝を狙っているはず。
かなりの強敵かもしれません。
ピックアップはしませんでしたが、その他の出走馬も水準レベルの動きはしている印象、正直相手が揃ってしまった感は否めません。
ポジティブな要素を探すとすれば、最新の映像を見る限り、ゲートが上手なのは4番のエールデスポワールのみ。ツキムスビは問題なく出られているので、ここは特に前が有利になりがちな新馬戦では明確なアドバンテージになります。
またこの子の場合、体質を考慮してか能力検査を全力で走らせている感は薄かったので、本番での上積みが見込めます。血統的なポテンシャルを考えると、タイムはある程度期待してもいいはず、本番での変わり身に期待ですし、もしここで勝ちかそれに等しい結果を出す事ができれば、未来は非常に明るいはず。
個人的にも念願の園田デビューの出資馬、頑張ってもらいたいです。